霊気の薬瓶/Aether Vial

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これ自身が1マナと[[軽い]]ので1[[ターン]]目に[[打ち消す|打ち消し]]をすり抜けて[[戦場に出す]]ことが容易であり、その後は[[起動型能力]]なので一般的な[[呪文]]への打ち消しでは対処できないため、特に[[パーミッション]]に対してはまさしく天敵と言えるだろう。マナを温存しつつフィニッシャーを安全に戦場に出せる性質から、パーミッション側に採用されることもあった。
 
これ自身が1マナと[[軽い]]ので1[[ターン]]目に[[打ち消す|打ち消し]]をすり抜けて[[戦場に出す]]ことが容易であり、その後は[[起動型能力]]なので一般的な[[呪文]]への打ち消しでは対処できないため、特に[[パーミッション]]に対してはまさしく天敵と言えるだろう。マナを温存しつつフィニッシャーを安全に戦場に出せる性質から、パーミッション側に採用されることもあった。
  
多芸で強力なカードだが、[[カード・アドバンテージ]]面では得しないのは弱点。[[ウィニー]]型[[デッキ]]での加速力は強烈ではあるが、そのぶん[[手札]]の息切れも早くなりがちで、複数枚引いたり後半に引いたりすると[[腐る|腐り]やすいため、それらを意識した[[構築]]や[[プレイング]]が必要。
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多芸で強力なカードだが、[[カード・アドバンテージ]]面では得しないのは弱点。[[ウィニー]]型[[デッキ]]での加速力は強烈ではあるが、そのぶん[[手札]]の息切れも早くなりがちで、複数枚引いたり後半に引いたりすると[[腐る|腐り]]やすいため、それらを意識した[[構築]]や[[プレイング]]が必要。
  
 
[[スタンダード]]や[[エクステンデッド]]では、主に[[ゴブリン (デッキ)|ゴブリン]]や[[親和 (デッキ)|親和]]([[薬瓶親和]])に投入された。特に親和デッキでは、アーティファクトであるため親和のタネになり、[[アーティファクト・土地]]を多数採用するが故の[[色事故]]の緩和に役立ち、不要な薬瓶は[[電結の荒廃者/Arcbound Ravager]]のエサにでき、と相性抜群。また[[187クリーチャー]]との相性もよさから[[ヴィリジアン・ラッツ]]を成立させたほか、[[ファンデッキ]]レベルでは[[点数で見たマナ・コスト]]が揃った[[クリーチャー]]を大量に使う[[執拗なネズミ/Relentless Rats]]デッキや[[ずべら]]デッキを支えた。
 
[[スタンダード]]や[[エクステンデッド]]では、主に[[ゴブリン (デッキ)|ゴブリン]]や[[親和 (デッキ)|親和]]([[薬瓶親和]])に投入された。特に親和デッキでは、アーティファクトであるため親和のタネになり、[[アーティファクト・土地]]を多数採用するが故の[[色事故]]の緩和に役立ち、不要な薬瓶は[[電結の荒廃者/Arcbound Ravager]]のエサにでき、と相性抜群。また[[187クリーチャー]]との相性もよさから[[ヴィリジアン・ラッツ]]を成立させたほか、[[ファンデッキ]]レベルでは[[点数で見たマナ・コスト]]が揃った[[クリーチャー]]を大量に使う[[執拗なネズミ/Relentless Rats]]デッキや[[ずべら]]デッキを支えた。

2018年7月7日 (土) 13:23時点における版


AEther Vial / 霊気の薬瓶 (1)
アーティファクト

あなたのアップキープの開始時に、あなたは霊気の薬瓶の上に蓄積(charge)カウンターを1個置いてもよい。
(T):あなたの手札にある、マナ総量が霊気の薬瓶の上に置かれている蓄積カウンターの数に等しいクリーチャー・カード1枚を戦場に出してもよい。


強力な擬似マナ加速カード。実際に使えるマナが増えるわけではないが、1マナの元手で大量のクリーチャーコスト支払わずに出せるようになる。

インスタント・タイミングかつマナなしで直接戦場に出てくるため、応用の幅が非常に広い。戦闘中に奇襲的にブロッカーが登場したりCIP能力を発揮したり、あるいは終了ステップに安全にフィニッシャーが着地したりと、ビートダウンコントロールのどちらに対してもいやらしい動きができる。

これ自身が1マナと軽いので1ターン目に打ち消しをすり抜けて戦場に出すことが容易であり、その後は起動型能力なので一般的な呪文への打ち消しでは対処できないため、特にパーミッションに対してはまさしく天敵と言えるだろう。マナを温存しつつフィニッシャーを安全に戦場に出せる性質から、パーミッション側に採用されることもあった。

多芸で強力なカードだが、カード・アドバンテージ面では得しないのは弱点。ウィニーデッキでの加速力は強烈ではあるが、そのぶん手札の息切れも早くなりがちで、複数枚引いたり後半に引いたりすると腐りやすいため、それらを意識した構築プレイングが必要。

スタンダードエクステンデッドでは、主にゴブリン親和薬瓶親和)に投入された。特に親和デッキでは、アーティファクトであるため親和のタネになり、アーティファクト・土地を多数採用するが故の色事故の緩和に役立ち、不要な薬瓶は電結の荒廃者/Arcbound Ravagerのエサにでき、と相性抜群。また187クリーチャーとの相性もよさからヴィリジアン・ラッツを成立させたほか、ファンデッキレベルでは点数で見たマナ・コストが揃ったクリーチャーを大量に使う執拗なネズミ/Relentless Ratsデッキやずべらデッキを支えた。

現在の主戦場はレガシーであり、ゴブリンマーフォークカウンタースリヴァーなどの部族デッキ、フィッシュDeath & Taxesなどのウィニーで幅広く使用されている。

モダンではフォーマット設立当初はあまり注目されていなかったが、ヤソコンで有効活用された他、マーフォークヘイトベアーでも使用されている。

2005年9月20日よりエクステンデッド禁止カードに指定される。さらに2006年3月20日よりミラディン・ブロック構築でも禁止カードに指定される。

ルール

この能力はクリーチャー・カードを直接戦場に出すものであり、唱えるプレイする)わけではない。

どのクリーチャーを戦場に出すか(または何も出さないか)を決定するタイミングは能力の解決時のみである。起動時に何を出すかを公開する必要はない。

参考

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