ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will

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*このカードが登場した当時、[[タイプ1]]で[[制限カード]]に指定されていた[[新たな芽吹き/Regrowth]]と比較しても、たった1[[マナ]]増えただけで[[墓地]]のカード全てに手を出せる。このカードがいかに強力かがわかるだろう。
 
*このカードが登場した当時、[[タイプ1]]で[[制限カード]]に指定されていた[[新たな芽吹き/Regrowth]]と比較しても、たった1[[マナ]]増えただけで[[墓地]]のカード全てに手を出せる。このカードがいかに強力かがわかるだろう。
 
**本項冒頭の、「Mark Rosewaterが「最大の過ち」と言った」理由もここにあり、オーバーパワーである事が予想できたにも関わらず作ってしまった事を反省している。
 
**本項冒頭の、「Mark Rosewaterが「最大の過ち」と言った」理由もここにあり、オーバーパワーである事が予想できたにも関わらず作ってしまった事を反省している。
*墓地から唱えたのでないカードでも墓地に置かれるなら追放されるし、逆に墓地から唱えた呪文が[[パーマネント]]となり次のターン以降に墓地に置かれる分には追放されない。
 
  
1999/10/01、[[タイプ1]](現[[ヴィンテージ]])で[[制限カード]]、[[エクステンデッド]]と[[タイプ1.5]]で[[禁止カード]]に指定される。2004/09/20より[[タイプ1.5]]から移行した[[レガシー]]でも続けて禁止となっている。
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[[1999年]]10月1日、[[タイプ1]](現[[ヴィンテージ]])で[[制限カード]]、[[エクステンデッド]]と[[タイプ1.5]]で[[禁止カード]]に指定される。[[2004年]]09月20日より[[タイプ1.5]]から移行した[[レガシー]]でも続けて禁止となっている。
  
 
==ルール==
 
==ルール==
*カードに印刷された[[ルール文章]]は現在の[[オラクル]]と同様に[[置換効果]]によって墓地に置かれたカードを[[追放]]するようになっている(日本語版だと分かり難い)が、一時期これが[[誘発型能力]]であるというエラッタが出ていた事がある。
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*墓地から唱えたのでないカードでも墓地に置かれるなら追放されるし、逆に墓地から唱えた呪文が[[パーマネント]]となり次のターン以降に墓地に置かれる分には追放されない。
**[[第6版]]になり[[スタック]]ルールが導入された事により、[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]を唱える→追放される能力が誘発したらそれに[[対応して]]また(墓地から)唱える→以下繰り返しという、[[土地]]を含めてたった手札3枚で[[無限マナ]]が発生してしまい容易に[[1ターンキル]]が成立してしまう事が発覚した。そのため、元の文章に修正し直された。
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*これで再利用した呪文は「墓地から唱えられた」ことになるので、[[ラクァタスの侮蔑/Laquatus's Disdain]]で[[打ち消す]]ことができる。同様に[[灰の盲信者/Ash Zealot]]で[[ダメージ]]を与えるし、[[墓掘りの檻/Grafdigger's Cage]]で唱えることを禁止することもできる。
 
*これで再利用した呪文は「墓地から唱えられた」ことになるので、[[ラクァタスの侮蔑/Laquatus's Disdain]]で[[打ち消す]]ことができる。同様に[[灰の盲信者/Ash Zealot]]で[[ダメージ]]を与えるし、[[墓掘りの檻/Grafdigger's Cage]]で唱えることを禁止することもできる。
 
*この効果により、[[解決]]されたヨーグモスの意志自身も墓地に置かれずに追放される。
 
*この効果により、[[解決]]されたヨーグモスの意志自身も墓地に置かれずに追放される。
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===旧ルール===
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*カードに印刷された[[ルール文章]]は現在の[[オラクル]]と同様に[[置換効果]]によって墓地に置かれたカードを[[追放]]するようになっている(日本語版だと分かり難い)が、一時期これが[[誘発型能力]]であるというエラッタが出ていた事がある。
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**[[第6版]]になり[[スタック]]ルールが導入された事により、[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]を唱える→追放される能力が誘発したらそれに[[対応して]]また(墓地から)唱える→以下繰り返しという、[[土地]]を含めてたった手札3枚で[[無限マナ]]が発生してしまい容易に[[1ターンキル]]が成立してしまう事が発覚した。そのため、元の文章に修正し直された。
  
 
==主な亜種==
 
==主な亜種==

2020年2月15日 (土) 23:13時点における版


Yawgmoth's Will / ヨーグモスの意志 (2)(黒)
ソーサリー

ターン終了時まで、あなたは、あなたの墓地から、土地をプレイしても呪文を唱えてもよい。
このターン、あなたの墓地にいずれの領域からでもカードが置かれるなら、代わりにそれを追放する。


Mark Rosewaterをして「最大の過ち」と言わしめた[1][2]マジック史上最強と謳われるカード墓地のカードをここまで自在に操れる呪文は他に類を見ない。

1ターン限定とはいえ、実質的に墓地のカードをすべて手札に加えるような効果によるアドバンテージは、ゲームバランスを崩壊させるに十分なものである。ゲームの後半に撃てば、わずか3マナで10数枚以上のアドバンテージを得るわけで、そのままゲーム終了となることも珍しくない。

このカードの強さはその性質上カード・プールの広さに依存する。軽くて強力な呪文、特に強力なマナ加速手段が多ければそれだけこのカードも強力に変貌を遂げる。当時のスタンダードでは、水蓮の花びら/Lotus Petal暗黒の儀式/Dark Ritualで0マナから唱えることができ、このカードの効果でそれらを使い回すことでフリースペルのような芸当が可能となっていた。ヴィンテージに至ってはBlack LotusMox等の凶悪なマナ・アーティファクトを筆頭に軽くて強烈な呪文が蔓延しているので、単純なカードパワーパワー9をも上回る。ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamondとのシナジーも抜群である。

スタンダードでは黒ウィニー黒コントロールの後半の息切れ防止手段といったごく一般的な使い方から、ピットサイクルにおいて5枚目の魂の饗宴/Soul Feastを撃つために使用するなど絡みのデッキでは大抵投入されていたが、カード・プールの狭さのおかげで禁止カード入りは免れた。また、後半ほど強力になる、二度目の使用は効果が薄いなどといった性質から1、2枚挿しが一般的だったので、強力さの割にはシングルカード価格もそこまで高くはなかった。

  • このカードが登場した当時、タイプ1制限カードに指定されていた新たな芽吹き/Regrowthと比較しても、たった1マナ増えただけで墓地のカード全てに手を出せる。このカードがいかに強力かがわかるだろう。
    • 本項冒頭の、「Mark Rosewaterが「最大の過ち」と言った」理由もここにあり、オーバーパワーである事が予想できたにも関わらず作ってしまった事を反省している。

1999年10月1日、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードエクステンデッドタイプ1.5禁止カードに指定される。2004年09月20日よりタイプ1.5から移行したレガシーでも続けて禁止となっている。

ルール

旧ルール

主な亜種

あなたの墓地のカードを唱えられる様にするカード。太字は使ったカードが追放されない。対象の1枚だけを唱えられる様にするタイプは瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageの項を参照。

脚注

  1. Make No Mistake(Making Magic 2003年11月10日) - その6
  2. M:tGやっちまった小咄集(個人サイト「Braingeyser」、上の記事の和訳)

参考

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