ドライアドの東屋/Dryad Arbor

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
8行: 8行:
 
殴れる土地という点では、同じ[[未来予知]]内によりビートダウン向きの[[生けるものの洞窟/Zoetic Cavern]]があり、立場を奪われた。
 
殴れる土地という点では、同じ[[未来予知]]内によりビートダウン向きの[[生けるものの洞窟/Zoetic Cavern]]があり、立場を奪われた。
  
このカードの強みは、なんと言っても「森」でも「[[緑]]のクリーチャー」でもある、ということ。森を[[サーチ]]するカード(特に[[フェッチランド]])でお手軽に[[戦場]]や[[手札]]にクリーチャーを供給できるので、緑クリーチャー・[[カード]]が必要な[[コンボデッキ]]でサーチしやすいパーツとして採用されたり、また逆に[[霊気の薬瓶/AEther Vial]]や[[緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith]]などのクリーチャーを[[戦場に出す]]カードで土地を出せるので、それらを採用したデッキの[[マナ加速]]要員として採用されたりする。
+
このカードの強みは、なんと言っても「[[森]]」でも「[[緑]]のクリーチャー」でもある、ということ。森を[[サーチ]]するカード(特に[[フェッチランド]])でお手軽に[[戦場]]や[[手札]]にクリーチャーを供給できるので、緑クリーチャー・[[カード]]が必要な[[コンボデッキ]]でサーチしやすいパーツとして採用されたり、また逆に[[霊気の薬瓶/AEther Vial]]や[[緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith]]などのクリーチャーを[[戦場に出す]]カードで土地を出せるので、それらを採用したデッキの[[マナ加速]]要員として採用されたりする。
  
 
[[スタンダード]]では[[セレズニア対立]]で[[ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryad]]などでサーチすることを前提に採用されることが稀にあったが、マナ基盤の安定を第一とする[[デッキ]]とは少々噛み合わず、大きな結果を残せないまま[[ローテーション]]で退場した。
 
[[スタンダード]]では[[セレズニア対立]]で[[ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryad]]などでサーチすることを前提に採用されることが稀にあったが、マナ基盤の安定を第一とする[[デッキ]]とは少々噛み合わず、大きな結果を残せないまま[[ローテーション]]で退場した。
17行: 17行:
  
 
[[モダン]]においても[[緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith]]が[[禁止カード]]に指定される以前ではよくセットで採用されていた。
 
[[モダン]]においても[[緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith]]が[[禁止カード]]に指定される以前ではよくセットで採用されていた。
 +
 +
[[From the Vault:Realms]]に[[新枠]]、新規[[イラスト]]で収録。「ドライアドの東屋は緑である。」は[[色指標]]に、[[注釈文]]や[[フレイバー・テキスト]]は省かれ、非常にシンプルなデザインとなった。[[基本土地]]と間違えないように注意。
  
 
*[[マナ・コスト]]不要、打ち消されない、デッキ構築時に土地の枠をクリーチャーとして扱える、という点から、とにかくクリーチャーの頭数を並べることに意義のあるデッキならば有用かもしれない。
 
*[[マナ・コスト]]不要、打ち消されない、デッキ構築時に土地の枠をクリーチャーとして扱える、という点から、とにかくクリーチャーの頭数を並べることに意義のあるデッキならば有用かもしれない。
29行: 31行:
 
*[[ドライアド]]([[クリーチャー・タイプ解説]])
 
*[[ドライアド]]([[クリーチャー・タイプ解説]])
 
*[[カード個別評価:未来予知]] / [[カード個別評価:未来予知タイムシフト|タイムシフト]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:未来予知]] / [[カード個別評価:未来予知タイムシフト|タイムシフト]] - [[アンコモン]]
 +
*[[From the Vault:Realms]]

2012年8月17日 (金) 17:46時点における版


Dryad Arbor / ドライアドの東屋
〔緑〕 土地 クリーチャー — 森(Forest) ドライアド(Dryad)

(ドライアドの東屋は呪文ではなく、召喚酔いの影響を受け、「(T):(緑)を加える。」を持つ。)

1/1

クリーチャーでありながら土地でもある少し変わったカード。初の「最初からが付いている土地」であり、また初の「パワーがある0マナのクリーチャー」でもある。(なお、パワーがある0マナのクリーチャーは、後にメムナイト/Memniteも登場している。)

土地であるため打ち消される事はないが、クリーチャーでもあるため戦場に出したターンは召喚酔いが適用されてしまいマナが出せない。マナ基盤としてはタップインの土地と同等と考えてよい。0マナ1/1と聞くとビートダウンデッキに向くように思えるが、実際は序盤の展開が遅れてしまうカードである。この点、緑マナが出せる1/1クリーチャーとしてラノワールのエルフ/Llanowar Elvesと比較される事もあるが、性質が全く違うことがわかるだろう。

土地兼クリーチャーというとミシュラランドも連想されるが、常時クリーチャーである点が大きく異なる。相手のソーサリー除去を回避できないだけでなく、自分が紅蓮地獄/Pyroclasmのような全体除去を使うと巻き添えになるのがネックである。 殴れる土地という点では、同じ未来予知内によりビートダウン向きの生けるものの洞窟/Zoetic Cavernがあり、立場を奪われた。

このカードの強みは、なんと言っても「」でも「のクリーチャー」でもある、ということ。森をサーチするカード(特にフェッチランド)でお手軽に戦場手札にクリーチャーを供給できるので、緑クリーチャー・カードが必要なコンボデッキでサーチしやすいパーツとして採用されたり、また逆に霊気の薬瓶/AEther Vial緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithなどのクリーチャーを戦場に出すカードで土地を出せるので、それらを採用したデッキのマナ加速要員として採用されたりする。

スタンダードではセレズニア対立ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryadなどでサーチすることを前提に採用されることが稀にあったが、マナ基盤の安定を第一とするデッキとは少々噛み合わず、大きな結果を残せないままローテーションで退場した。

ヴィンテージではフリゴリッドによく投入されている。マナを必要とせず虚空の杯/Chalice of the Voidなどにも妨害されずに戦場に出せるので、戦慄の復活/Dread Returnフラッシュバックコストにしたり、発掘と組み合わせた灰燼のグール/Ashen Ghoul冥界の影/Nether Shadowとの相性が非常に良い。

レガシーでは、自然の秩序/Natural Orderの餌として使用されている。フェッチランドで直接戦場に出て、いきなり大祖始/Progenitusなどが飛び出してくる。緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithを使用するデッキでもX=0の枠を埋める存在として1枚挿しされており、最序盤のマナ加速として重宝されている。

モダンにおいても緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith禁止カードに指定される以前ではよくセットで採用されていた。

From the Vault:Realms新枠、新規イラストで収録。「ドライアドの東屋は緑である。」は色指標に、注釈文フレイバー・テキストは省かれ、非常にシンプルなデザインとなった。基本土地と間違えないように注意。

参考

MOBILE