次元の枷/Spatial Binding

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2008年8月23日 (土) 03:13時点におけるヴぁ (トーク | 投稿記録)による版
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Spatial Binding / 次元の枷 (青)(黒)
エンチャント

1点のライフを支払う:パーマネント1つを対象とする。あなたの次のアップキープまで、それはフェイズ・アウトできない。


パーマネントフェイズ・アウトを、狙い撃ちで禁止できるエンチャント。フェイズ・アウトにはメリットとデメリットが存在するので、それをうまく阻害することでさまざまな使い道が生まれる。

  1. まず、自分の「フェイジング持ちパーマネントの常用化」という使い方がある。
    フェイジング持ちのパーマネントは、1ターン置きにしかにいられないデメリット持ちとして扱われるが、これを用いればそれを「場に出たまま」の状態にできる。
    例えば微風の守り手/Breezekeeperが「アップキープに1ライフを払う、1マナ軽い大気の精霊/Air Elemental」になり、テフェリーの島/Teferi's Isleも非常に強力になる。
  2. 別の使い方として、対戦相手のフェイズ・アウトクリーチャーの妨害がある。
    虹のイフリート/Rainbow Efreetなどの「起動型能力でフェイズ・アウトできる」カードは、除去などに対応してフェイズ・アウトで逃げてしまうので普通は非常に除去しづらいが、相手がフェイズ・アウトしようと能力を起動したところでこのカードの能力をあわせれば、その「逃亡」を阻止できる。
  3. オーラ除去できるチャンスもある。
    オーラは、それがつけられているパーマネントがフェイズ・アウトすると一緒にフェイズ・アウトする。そこで、そのオーラをこれの能力で「フェイズ・アウト禁止」してしまうと、つけられているパーマネントだけがフェイズ・アウトしてオーラの方はエンチャント先がなくなり、状況起因効果によって墓地に置かれる。

もっとも、使い道としてはどちらかというと狭い要素。自分のデッキなら、これ+フェイジング持ちの組み合わせを選ぶよりは、フェイジングのないカードを選んだほうが安定する。また、相手がフェイジング持ちパーマネントを使ってくるかどうかも判らないので、後者の使い方のためだけに採用するのはリスクが高い。あまり使われなかったカードである。

参考

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