ピットストップの自動機械/Pit Automaton
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アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
防衛
(T):(◇)(◇)を加える。このマナは、能力を起動するためにしか支払えない。
(2),(T):このターン、あなたが次にマナ能力でない消尽能力を起動したとき、その能力をコピーする。そのコピーの新しい対象を選んでもよい。
起動型能力専用のマナ能力を持ち、消尽能力のコピーもできる構築物。
リミテッドではエンジン始動!を巡る攻防が重要な環境柄レオニンの偵察員/Leonin Surveyorに間に合う壁というだけでも悪くないが、攻撃に回ったり乗騎・機体をサポートしたりと積極的な動きに関与しづらいところが評価を下げうる。消尽をアーキタイプとして割り当てられた青緑ではマナ加速の恩恵も大きく、砂丘の危険/Hazard of the Dunesが5ターン目に消尽し殴りだすだけでも強烈だが、青にも緑にも優秀なカードが多いためやはり相対的な優先度は低くなる。消尽能力の複数利用が強力なことはエルフの補給者/Elvish Refuelerが示す通りだが、適切なタイミングと少なくないマナを要求するこのカードはエルフの補給者より取り回しが悪い。
消尽を持った優秀なカードが青と緑に集中していること・緑はクリーチャーのカードパワーが高くこのカードの割り込む余地がないことを踏まえれば青が含まれるデッキへの適性が高いが、青のアーティファクト・クリーチャーで消尽持ちのものはおらず、アーティファクトの横並べを重視する白青・青黒ではガイドライトの最適化技師/Guidelight Optimizerより強力な運用が難しい。青赤では青の優秀な消尽持ちや赤のわずかな消尽持ちを採用しうるが、これのみを以て青赤への適性が高いとも評しかねる。とはいえアーティファクトカウントを稼げるブロッカーとして最低限以上の単体性能はあり、うまく噛み合えば機敏な海賊/Keen Buccaneer・飛空跡の技師/Skystreak Engineerを補助するおまけがつくと割り切って採用できる範疇。起動型能力一般に対応できるおかげで霊気吸引機/Aether Syphonやエンジンのネズミ/Engine Ratをサポートできるのも地味ながら嬉しい。
- 霊気走破発売と同時にオラクルが更新され、コピー能力に「マナ能力でない」が追加されてマナ能力では誘発しなくなった[1]。ちなみに霊気走破時点ではマナ能力である消尽能力を持つカードは開拓者、おたから/Loot, the Pathfinderのみ。
- ピットストップの自動機械からのマナは、複数の起動型能力に分けて使用してもよい。
- 能力をコピーする事に関する基本的なルールはスタック上の能力をコピーする効果、コピー可能な値#スタック上のオブジェクトのコピーを参照。
[編集] 参考
- ↑ 『霊気走破』一部カードにおけるテキスト訂正のお知らせとお詫び(マジック日本公式サイト 2025年2月5日)