トリスケリオン/Triskelion
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Triskelion / トリスケリオン (6)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
トリスケリオンはその上に+1/+1カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。
トリスケリオンから+1/+1カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。トリスケリオンは、それに1点のダメージを与える。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
アンティキティー初出時から、第4版やミラディンでの再録時まで、時代を超えて活躍する強力なアーティファクト・クリーチャー。+1/+1カウンターを取り除き1点のダメージを与える起動型能力を持っている。
戦場に出てしまえば、最低でも3点のダメージが確定しているのが便利。様々な使い方ができ、リミテッドではもちろん、構築でも、リアニメイトされたり、ライブラリーから直接出てきたり、またパーミッションなどで素出しされることもあった。動く死体/Animate Deadの活躍していた往年では釣るために、わざわざ自身に3発目を撃つこともあった。→Animate Mix
黎明期のペブルスでは、永劫の輪廻/Enduring Renewal+アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar+羽ばたき飛行機械/Ornithopterによる無限マナからのフィニッシャーにもなった。
- 初出時はクリーチャー・タイプがなかったが、2007年9月サブタイプ変更で構築物が追加された。
- 第5版では「アーティファクト・クリーチャーとしては低コスト」という理由で収録されなかった(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。
- ミラディンに再録された際にイラストが新しくなり、名前と能力を体現した部位が三本の腕から三本の脚に変更された。
- 名前の由来は恐らくtriskelion(三脚巴紋)。Triskeleとも呼ばれる。ギリシア語のtriskeles(三本の脚を持った)が原義である。
- ダメージを飛ばすことを俗に「ロケットパンチ」とも呼ばれたが、昔のイラストを見てもらえればなんとなく連想することができる。このイラストからかつては素材を無視して「木人」と呼ばれたことも。「コロ助」に対して区別する場合は「トリ助」と呼ばれる。
[編集] 利用
- ミラディン・ブロックではメフィドロスの吸血鬼/Mephidross Vampireとのカウンターコンボが有名。起動型能力でダメージを与えるたびに+1/+1カウンターを補充できるため、大半の(=対象に取れてダメージで破壊できる)クリーチャーを殲滅できる。この2体を同時に繰り出せる歯と爪/Tooth and Nailがあったことも大きい。基本セット2011近辺のカードでは血の長の刃/Blade of the Bloodchiefとで似たようなコンボができる。しかしダメージを与えるたびにカウンター補充とはいかないので、接死を持たせるなどのフォローが必要。
- 通過の儀式/Rite of Passageかメフィドロスの吸血鬼/Mephidross Vampireを2つ以上コントロールしている場合、トリスケリオン自身を対象にして無限にカウンターを置くことができる。
- コンボの最中は残りカウンター数、およびトリスケリオン自身のダメージを数え忘れないようにしよう。タフネスが足りなくなればその時点で死んでしまい(状況起因処理参照)、それ以降能力を起動することができないからだ。もちろん相手からのダメージや弱体化系の除去によって妨害を受ける可能性も考えておくこと。能力をこまめに解決させたり、ターンをまたぐことや再生でダメージをリセットしたりするとよい。
- 死体のダンス/Corpse Danceとは好相性(繰り返し使うならば、これも3発目を自身に撃つことになる)。
- 心なき召喚/Heartless Summoningも相性がよい。4マナで唱えられる上に、+1/+1カウンターを使い切ると自動で墓地に行ってくれる。
- 不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowedと戦場に出すことで、無限ダメージ。
- Phyrexian Devourerと墓地に送り、壊死のウーズ/Necrotic Oozeで無限ダメージ。詳細はPhyrexian Devourerの項を参照。
[編集] 主な亜種
[編集] アーティファクト・クリーチャー
- ギザギザ・バイスケリオン/Serrated Biskelion - 名前の数詞が1小さい2。ダメージではなく-1/-1カウンターを置く能力を持つ。マナ・コスト(3)。(ウェザーライト)
- トリスケラバス/Triskelavus - 名前の数詞が同じ3。テトラバス/Tetravus系列とのハイブリッド。能力はトリスケリオンとペンタバス/Pentavusをミックスに近い。分離のみで合体はできない。(時のらせん)
- 機械仕掛けのハイドラ/Clockwork Hydra - 攻撃かブロック参加時にしか発射できない誘発型能力。カウンターを1つ増やすタップ能力も併せ持つ。マナ・コスト(5)。(時のらせん)
- 不気味な戯れ児/Grim Poppet - トリスケリオンとは逆に、能力を使用すると大きくなる。ダメージではなく-1/-1カウンターを置く能力を持つ。マナ・コスト(7)。(シャドウムーア)
- 歩行バリスタ/Walking Ballista - X個のカウンターを乗せて戦場に出るサイズ可変式。マナ・コスト(X)(X)。(4)でカウンターを1つ増やす起動型能力も併せ持つ。(霊気紛争)
- 庁舎の歩哨/Chamber Sentry - 唱える際に払ったマナの色数個カウンターを乗せて戦場に出るサイズ可変式。マナ・コスト(X)。(X),(T)でX個消費しX点ダメージ。(ラヴニカのギルド)
- モノスケリオン/Monoskelion - 名前の数詞が三分の一である1。マナ・コストとカウンター数も三分の一になった下位種。ただし起動に(1)が必要になった。(モダンホライゾン2)
- 名射手、アーシー/Arcee, Sharpshooter - マナ・コスト(1)(白)(赤)見た目以上のもの(白)(赤)の第1面。カウンターは第2面時に乗せる必要がある。起動に(1)必要だが、1度に望む数発射できる。(トランスフォーマー・カード)
[編集] その他の亜種
赤のハイドラなどにも似た風な能力が多く存在するが、大抵は起動コストにマナを要求する。
- 毒吐きハイドラ/Spitting Hydra - 対象はクリーチャー限定。マナ・コスト(3)(赤)(赤)。起動コスト(1)(赤)。(ストロングホールド)
- 高熱のハイドラ/Molten Hydra - タップ能力で乗せているカウンターを一度に全て発射する。マナ・コスト(1)(赤)。(1)(赤)(赤)でカウンターを1つ増やす起動型能力も併せ持つ。(ウルザズ・レガシー)
- 古代のハイドラ/Ancient Hydra - 消散5で、+1/+1カウンターでなく消散カウンターを発射する。マナ・コスト(4)(赤)。起動コスト(1)。(ネメシス)
- 電離の嵐/Ion Storm - あなたのパーマネント全般から+1/+1カウンターを発射可能にするエンチャント。2点ダメージ。マナ・コスト(2)(赤)。起動コスト(1)(赤)。(フィフス・ドーン)
- 古き者どもの報復/Retribution of the Ancients - 電離の嵐のマイナス修整版。一度の起動で望む数の+1/+1カウンターを各クリーチャーから発射可。マナ・コスト(黒)。起動コスト(黒)。(タルキール覇王譚)
- 金線の酒杯/The Filigree Sylex - 電離の嵐の油カウンター版伝説のアーティファクト。一度の発射に10個必要で10点ダメージ。マナ・コスト(2)。起動コスト(T)。(ファイレクシア:完全なる統一)
- 憎悪の種、ウラシュト/Ulasht, the Hate Seed - カウンターの数は自分の赤か緑のクリーチャーの数。(2)(赤)(緑)の伝説のクリーチャー。起動コスト(1)。(ギルドパクト)
- 黙示録のハイドラ/Apocalypse Hydra - カウンターの数がX個のサイズ可変式。マナ・コスト(X)(赤)(緑)(X=5以上ならカウンター数が倍)。起動コスト(1)(赤)。(コンフラックス)
- 死を運ぶソクター/Deathbringer Thoctar - 他のクリーチャーが死亡するたび+1/+1カウンターを得る。マナ・コスト(4)(赤)(黒)。起動コストは不要。(アラーラ再誕)
- 野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wild - カウンター数は唱えた時のマナ・コスト。スパイク能力やトリスケラバス能力も併せ持つ。マナ・コスト(赤)(緑)(白)。起動コスト(X)でX個発射する。(統率者2013)
- 喧騒の指揮者/Conductor of Cacophony - カウンター数は2個。各クリーチャーと各プレイヤーへの1点全体火力を発射する。マナ・コスト(3)(黒)。起動コスト(黒)。(ジャンプスタート2022)