綿密な分析/Deep Analysis

提供:MTG Wiki

2023年12月26日 (火) 11:33時点におけるYukikaze (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Deep Analysis / 綿密な分析 (3)(青)
ソーサリー

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、カードを2枚引く。
フラッシュバック ― (1)(青),3点のライフを支払う。(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)


フラッシュバック付きドロー呪文

後に登場した類似効果空民の助言/Counsel of the Soratamiと比べると、フラッシュバックが付いた代わりに1マナ重いサイクルの他のカードが元の呪文から約2マナ重くなっているのに比べると明らかにコスト・パフォーマンスに優れており、また唯一戦場の状況に関係なく使える効果となっている。さらにフラッシュバック呪文全般の特長として、墓地から再利用できるため打ち消し手札破壊に対してアドバンテージ面で得しやすい。

このためパーミッションデッキに対して有効性が高く、対戦相手が打ち消しを構えていそうでも気にせず使っていけるドローとして大活躍した。メイン・フェイズにマナを使うことになるとはいえ、打ち消されても打ち消されなくてもカード・アドバンテージが発生するからである(中略/Syncopateは除く)。

両方とも打ち消されなかった場合
相手±0、自分+3で3枚分のアドバンテージ。
片方だけ打ち消された場合
相手−1、自分+1で2枚分のアドバンテージ。
両方打ち消された場合
相手−2、自分−1で1枚分のアドバンテージ。

サイカトグでは、嘘か真か/Fact or Fictionが健在であった時期にもかかわらず採用されていたが、これはミラーマッチを想定しての調整の結果。フラッシュバックのため嘘か真か/Fact or Fiction自体との相性も悪くなかった。スタンダード期はマッドネスクワイエット・ロアーパニッシャー・ホワイト、サイカトグで使用された。またエクステンデッドでも様々なデッキの、特にサイドボードに採用されていた。さらにはエターナルでも採用例があったが、未来予知タルモゴイフ/Tarmogoyf墓忍び/Tombstalkerが参入してゲームが高速化すると徐々に数を減らした。

フラッシュバックで使えるドローという点だけ見ても便利であり、直観/Intuition物静かな思索/Quiet Speculation発掘などで直接墓地に落としてから唱えられることもしばしば。フラッシュバックの方が2マナ軽いため、フラッシュバック専門で採用されることまである。

パウパーでは現役のドローソースであり、絡みのデッキでしばしば採用される。

  • トーメント版のイラストで、セファリッドたちに綿密に分析されているのはマスティコア/Masticoreである。
  • トーメント版のフレイバー・テキストはダブルミーニング。文字通りに読めば「この標本は壊れて動かないようだ」という意味だが、「壊れている」「broken」はどちらも異常に強いカードのことを表すスラングであり、「マスティコアは異常に強いね」という意味にも読めるようになっている。
    • また、綿密な分析の結果わかったことが「壊れてる」ということだけ、という皮肉も同時に含まれている。
これって、壊れてる。
The specimen seems to be broken.
  • この秀逸なフレイバー・テキストを書いたのは、当時はまだクリエイティブ・チームの新人であったDoug Beyerである。
「我より逃れる途はない。なぜ貴様にできると思ったのだ?」

関連カード

サイクル

トーメントの、(1)()と3点のライフ支払うフラッシュバック・コストを持つ呪文サイクル

参考

MOBILE