漆月魁渡/Kaito Shizuki
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神河:輝ける世界の重要人物である新たなプレインズウォーカー。フェイズ・アウトする誘発型能力を有する。忠誠度能力はルーターまたはドロー、トークンの生成、青か黒のクリーチャーをサーチする紋章の獲得。
- 誘発型能力
- そのターンに戦場に出た場合はあなたの終了ステップにフェイズ・アウトする。
- プレインズウォーカーにありがちな、出た返しに火力や除去で落とされて終わり、という状況を防ぐことができる自衛能力。ウィニーなどに戦場を制圧されていても出せるので次のターンに危難の道/Path of Perilや激しい恐怖/Crippling Fearなどを狙ってもよい。これに伴いリスクが大きい-2能力も初っ端から強気に選べるので選択肢の多さも強みとなる。
- +1能力
- ドロー能力。攻撃を行っていない場合はルーターになる。
- ローテーション時期が同じイニストラード:真夜中の狩り、真紅の契りは墓地利用がテーマなので、ルーターでも悪くはない。墓地利用を前提としていないのであれば、回避能力を持つクリーチャーと組み合わせて使うと毎ターンドローを狙える。-2能力で自前でアンブロッカブルを生成できるので、条件を達成するのも容易。
- -2能力
- アンブロッカブルの忍者・クリーチャー・トークンを生成。
- 他の能力と相性がよく、単独でドローに繋ぐことが可能。また状況起因処理で消滅してしまうものの忍術とも相性がよく、トークン自体が忍者なのでサポートカードも共用できる。一方で打点として貧弱なため、戦力として期待するなら装備品などでの強化も考えたい。
- -7能力
- サボタージュ能力でライブラリーからの踏み倒しを誘発させる紋章を得る。
- 基本的に通った攻撃クリーチャーの数だけ踏み倒し、出てきたクリーチャーが更に続く踏み倒しの種として活躍できるようになる。起動できれば勝利同然のアドバンテージを得られるが、初期忠誠度が3、+能力が1刻みと実現への道が遠い点がネック。
基本的には+1能力と-2能力を使って細かくアドバンテージを稼ぐ役割を担う。神河:輝ける世界では忍者やならず者の部族シナジーが定められており、忍者を生成できることからもそれらのデッキに入れるのが素直な活用法となるだろう。単独でカード・アドバンテージを稼げることを考えるとコントロールデッキでの運用にも向く。また、ファイレクシア:完全なる統一で増殖が青に多数収録されたのは追い風で、上述した-7能力起動までの遅さを補いやすくなった。
登場時のスタンダードにおいては、主にフレンズ型の青白黒コントロールで採用される姿が見られる。同系デッキやオルゾフ・ミッドレンジの使う消失の詩句/Vanishing Verseを受けないアドバンテージ源であり、またそれらの使用する蜘蛛の女王、ロルス/Lolth, Spider Queenにも強く出られるため。また、チャンプアタックをアドバンテージにできるゾンビデッキに採用される場合もある。
- 神河:輝ける世界でフェイズ・アウトを扱っているのは、これと渦巻く霧の行進/March of Swirling Mistのみ。
- ボーダーレス版のイラストを漫画『北斗の拳』で有名な原哲夫氏が手掛けたことで話題を呼んだ[1]。氏の作品にしては珍しく、アシスタント無しで独力で描きあげたとのこと[2]。
関連カード
- 漆月魁渡/Kaito Shizuki
- 踊る影、魁渡/Kaito, Dancing Shadow
- 悪夢滅ぼし、魁渡/Kaito, Bane of Nightmares
- 狡猾な侵入者、魁渡/Kaito, Cunning Infiltrator
ストーリー
漆月魁渡(しづき かいと)/Kaito Shizukiは神河/Kamigawa出身の人間/Humanのプレインズウォーカー/Planeswalker。男性。姿を消した親友の皇/The emperorの行方を十年間探し続けていた。
詳細は漆月魁渡/Kaito Shizuki (ストーリー)を参照。
脚注
- ↑ @mtgjp(Twitter MTG日本公式アカウント 2021年12月17日)
- ↑ 原哲夫氏インタビュー。「マジック:ザ・ギャザリング」のコラボアートを手がけた漫画界の巨匠は,“厨二”の心を忘れずに“かっこいい人 ”への憧れを込めて絵を描く(4Gamer.net 2022年2月7日 箭本進一著)