荒廃稲妻/Blightning
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プレイヤーかプレインズウォーカーへの火力付きの手札破壊呪文。精神腐敗/Mind Rotの不特定マナ1つが赤マナになり3点ダメージが付いてきた。
単純に1対2交換のカード・アドバンテージが稼げ、3点の本体火力が付いてくる。これだけでも十分なコスト・パフォーマンスだが、プレインズウォーカーを対象として除去までできれば3マナで戦場に干渉しつつ1対3交換という破格のカードに化ける。
リミテッドでは、クリーチャーにはダメージを与えられないものの十分な性能。構築でも黒赤絡みのビートダウンデッキなら文句なく採用でき、スタンダードでは「赤黒ブライトニング」のデッキ名になった。また血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elfの続唱から唱えられることからジャンド系デッキにも幅広く採用されている。環境に強力なドロー呪文がないのも追い風。
- このカードがスタンダードから退場する直前の基本セット2011では、手札破壊対策カードとして強情なベイロス/Obstinate Balothが登場した。荒廃稲妻による手札破壊効果を利用して戦場に出て、ETB能力でダメージ以上のライフを回復しつつ、そのまま血編み髪のエルフをブロックできる性能と、一連の挙動に対するあからさまな対策カードであった。
- 英語版のカード名は「荒廃」を意味するBlightと、「稲妻」を意味するLightningの合成語。ちょっとした言葉遊びになっている。
- 既に荒廃/Blightも稲妻/Lightning Boltもカードとして存在し、「荒廃稲妻」という訳名はこのテンプレートに沿ったものと考えられる。
- 後に、マナ・コストの赤マナを不特定マナ2点に変えた精神的苦悶/Mental Agonyという亜種が作られた。ダメージがライフロスとなりプレインズウォーカーには効かない、失わせるライフ量が3点から2点に減少という調整が施されている。
- ソリンvsティボルトに新規イラストで収録された。奥に描かれている人物はプレインズウォーカーのティボルト/Tibalt。
- 2018年4月のドミナリア発売に伴う総合ルール変更により「プレイヤー1人を対象とする。」から「プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする」へと変更された。