アーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborg
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非常に頭でっかちなP/Tを持つ伝説のカエル・スピリット。いわゆるバニラである。
5マナのクリーチャーとしては歴代最高クラスのパワーを持ち、伝説である点以外に目立ったデメリットを持たないという使いやすさが画期的。タフネスが低いのが玉に瑕なので、コンバット・トリックや装備品などで補ってやろう。特に馬上槍/Jousting Lanceなどを装備させれば凶悪極まりないアタッカーとなる。構築であれば投げ飛ばし/Flingや心臓貫きのマンティコア/Heart-Piercer Manticoreで投げてしまうという手もある。
- 伝説のバニラクリーチャーが通常のエキスパンションで収録されるのは神河物語の今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda(タイムシフトまで含めればジャスミン・ボリアル/Jasmine Boreal)以来となる。
- 史上初の9/3のクリーチャー[1]であり、史上2枚目の伝説のカエル。
- 英語圏では妙な人気があるようで、Secret Lair Drop Series: Happy Yargle Day!に抜擢されている。嵐雲のカラス/Storm Crowや日本での甲鱗のワーム/Scaled Wurmに通じるものがある。
- 3ヶ月後の基本セット2019にデメリットなしで5マナ10/10のギガントサウルス/Gigantosaurusが登場し、あっさりと記録を塗り替えられた。
ストーリー
ヤーグル/Yargleは、アーボーグ/Urborgに棲まう巨大なカエルの精霊(イラスト)。
かつてのヤーグルはヤー=クール/Yar-Kulという名の人間であり、ベルゼンロック/Belzenlokの副官を務める陰謀団/The Cabalの指導者だった。しかし大き過ぎる野心を抱いた罰としてベルゼンロックによって蛆虫に変えられ、さらにカエルに食べられてしまう。そのカエルは爆発的な成長を続けた末、遂に肉体は破裂し、貪欲な魂のみが外に解き放たれた。
ベルゼンロックの副官ヤー=クールが大き過ぎる野心を抱くようになったので、悪魔王は彼を蛆に変えた。その蛆を食べた蛙はどんどん大きくなり続け、ついに体が爆発して貪欲な魂が抜け出すまで止まらなかった。
ドミナリアのストーリーでは、陰謀団/The Cabalの要塞/Strongholdに向かう準備を整えている最中のウェザーライト/Weatherlightを突如襲撃、ウェザーライトごと喰らおうとする。乗組員が応戦するも歯が立たず、一行は窮地に陥るが、そこへ巨大なエレメンタルが姿を現す。スライムフット/Slimefootが助けを求めた霊達が、ムルドローサ/Muldrothaを呼び寄せたのだ。ムルドローサがヤーグルを抑え込んでいる隙にウェザーライト号は脱出することができた。その後の両者の顛末は語られておらず、生死(?)も不明である。
登場作品
- Return to Dominaria: Episode 11/ドミナリアへの帰還 第11話(Magic Story 2018年5月23日 Martha Wells著)
- Return to Dominaria: Episode 12/ドミナリアへの帰還 第12話(Magic Story 2018年5月30日 Martha Wells著)