夜帷の死霊/Nightveil Specter

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混成カードのスペクター。手札破壊能力は持たないが、ライブラリーの一番上から追放したカードをプレイできる。

カード・アドバンテージは他のスペクターのように「相手が損」ではなく「自分が得」であり、使用感は泥棒カササギ/Thieving Magpieに近い。しかしプレイできないカードを奪っても単なるライブラリー破壊でしかないので不安定。とりあえず土地がめくれれば儲けものである。

対戦相手が自分と異なるデッキカラーの場合、まず土地カードを奪ってからでないと（混成カード以外は）プレイしづらいので実用性が大きく落ちる。マナフィルターなどを利用して、どの色の呪文でも唱えられるなら安定するだろう。

登場してしばらくは目立った活躍がなかったが、テーロス参入後のスタンダードではトリプルシンボルであることと信心の相性に注目が集まり、青単信心のメインアタッカー、黒単信心の3マナ域候補となった。修復の天使/Restoration Angelなどの強力な飛行クリーチャーがローテーション落ちしたことや、黒の定番2マナ除去となった破滅の刃/Doom Bladeや究極の価格/Ultimate Priceが効かないのもこのカードにとっては追い風。

• 読み方は「よとばりのしりょう」。
• ギルド門侵犯のBOX特典カードとして絵違いのプレミアム・カードがブースターBOX購入者に配布された^[1]。

[編集] ルール

• 夜帷の死霊によって追放されるカードは表向きで追放される。
• 追放したカードをプレイする手順は通常の手順と同じである。呪文ならコストを支払う必要があり、インスタントおよび瞬速持ち以外はソーサリー・タイミングでしか唱えられない。土地ならば自分のターンのメイン・フェイズでまだ土地をプレイしていないときにしかプレイできない。
  • 後世の類似カード（豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury参照）とは異なり、色マナ・シンボルを無視できない。
• 夜帷の死霊が戦場を離れると、夜帷の死霊によって追放されたカードをプレイすることはできなくなる（関連している能力も参照）。

[編集] 脚注

1. ↑ Promo Cards（Feature 2013年1月2日 Monty Ashley）

[編集] 参考

• ライブラリー破壊カード
• トリプルシンボルカード
• 夜帷/Nightveil（背景世界/ストーリー用語）
• カード個別評価：ギルド門侵犯 - レア