ヘリオッドの槍/Spear of Heliod
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伝説のエンチャント アーティファクト
あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
(1)(白)(白),(T):このターンにあなたにダメージを与えたクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
白の伝説のアーティファクト・エンチャントは栄光の頌歌/Glorious Anthem。全体強化に加え、クリーチャーを除去する返礼/Reciprocate系の起動型能力も持つ。
数を並べる白ウィニー待望の全体強化エンチャント。持ち主である太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sunなどのクリーチャー・トークン生成手段との相性も良い。攻勢時に強いだけでなく、起動型能力によって守勢に回ったときにも役立つ。
サイクルに共通していることではあるが、伝説性を持つため重ね張りできず、2枚目以降が腐りやすいのは弱点。ただし白は色の役割上、エンチャントやアーティファクトのサーチを得意とする色であるため、そのようなサポートが存在する環境では枚数を減らすとよいだろう。
スタンダードでは環境に使いやすい全体強化が乏しいこともあり、白ウィニーで使われた他、エスパーミッドレンジなどでも採用されることがあった。
[編集] 開発秘話
ヘリオッド/Heliodはゼウスの要素を多分に含んでいるが、マジックにおいて「稲妻」はあくまでも赤であり、白であるヘリオッドに持たせることはできなかった。そこでDoug Beyerは、天上から地上の民を罰する道具として、彼に「太陽の槍」を持たせることにした。デザイン・チームはこの設定を気に入り、「太陽の槍」をカード化することにしたが、ナイレア/Nyleaにも弓を持っているという設定があったため、残りの大神にも持ち物を与え、5枚のサイクルとして作ることにした。
当初は装備品であったが、「伝説のアーティファクト・エンチャント ― 装備品」はタイプ行としては長すぎるため、唯一削ることのできる装備品を削ることになった。フレイバー上の説明としては、これらの武器はあまりにも強力であり、プレインズウォーカー/Planeswalkerであるプレイヤーしか扱うことはできない、とされている[1][2]。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
テーロスの伝説のアーティファクト・エンチャントのサイクル。いずれも有色アーティファクトで、常在型能力または誘発型能力と、起動型能力(タップ能力)を持つ。それぞれがテーロス/Therosの5柱の神々の持ち物。
- ヘリオッドの槍/Spear of Heliod (太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun)
- タッサの二叉槍/Bident of Thassa (海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea)
- エレボスの鞭/Whip of Erebos (死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead)
- パーフォロスの槌/Hammer of Purphoros (鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge)
- ナイレアの弓/Bow of Nylea (狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt)
[編集] ストーリー
太陽の神、ヘリオッド/Heliodの持ち物。名はクルソー/Khrusor。天上よりいかなる所へも放つことができるとされる[3]。
[編集] 脚注
- ↑ Theroses Are Red (and White, Blue, Black, and Green), Part 2/テーロス、それは赤き者(とか白とか青とか黒とか緑とか)その2(Daily MTG、Making Magic、文:Mark Rosewater、訳:米村薫)
- ↑ Unanswered Questions: Theros/未回答問題:『テーロス』編(同上)
- ↑ Planeswalker's Guide to Theros, Part 1/プレインズウォーカーのための「テーロス」案内 その1(Daily MTG、Feature Article、文:The Magic Creative Team、訳:若月繭子)