マグマ・オパス/Magma Opus
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4点ダメージの割り振り、パーマネント2つのタップ、クリーチャー・トークン1体の生成、2枚ドローを行う豪快なインスタント呪文。
様々な効果が詰め込まれた分8マナと重いが、手札から捨てて宝物・アーティファクト・トークンを生成する起動型能力があるため、序盤も腐ることがない。タップ能力がパーマネント全般を対象に取れるため、ブロッカーを寝かせてとどめの一打を通す、対戦相手のアップキープ時に土地2枚を縛りマナ拘束をする等、様々なタイミングで使用することが出来る。
戦況によっては完全な効果を発揮できないこともあるが、アドバンテージの塊といえるカードであり、有利な状況を固定する能力は非常に高く、芸術を専攻分野とするプリズマリ大学/Prismari Collegeの、まさに最高傑作といえる一枚。
スタンダードではガラゼス・プリズマリ/Galazeth Prismari、黄金架のドラゴン/Goldspan Dragonでこのカードにアクセスするプリズマリ・ミッドレンジが登場している。
ヒストリック、パイオニア以下の環境では奔流の機械巨人/Torrential Gearhulkという最高の相棒がいる。起動型能力で宝物トークンに変えつつマナ加速、そして奔流の機械巨人でコストを支払わず唱えることができる。重いというお互いの弱点を補完しあう完璧なシナジーであり、ヒストリックでは登場して間もなく、ジェスカイ・オパスというコントロールデッキが登場した。
- 日本語版のルール文章は複雑で分かりにくいが、これは唱える際の行動(対象と割り振りの決定)を解決時の処理の前に書き出しているため。同じセットの身震いする発見/Thrilling Discoveryなどとは異なり、従来の定訳に沿ったものである。詳細な挙動は下記のルール節を参照。
- 8マナというマナ・コストは重く見えるが、各効果をコスト換算すると概ね10~13マナ相当であり、抱き合わせ故のコスト・パフォーマンスのよさが窺える。
- カード名は「(芸術家の)最高傑作、大作」「(錬金術の)大いなる業」を意味するmagnum opusと、magma(マグマ)を掛けたシャレだろう。
ルール
- 唱える際の行動
- マグマ・オパスを唱える際に、すべての対象を選ぶ。すなわち、クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤー最大4つと、パーマネント2つを選ぶ。
- 対象の決定と同時に、1つ目の対象群に4点のダメージをどう割り振るかを選ぶ。各対象には、最低1点のダメージを割り振らなければならない。
- 2つ目の対象群は、必ず異なる2つのパーマネントを対象に取らなければならない。すでにタップ状態のパーマネントを選んでもよい。
- 1つ目の対象群と2つ目の対象群で、同じパーマネントを対象としてもよい。
- 解決時の処理
- マグマ・オパスの解決時に、すべての対象が不正な対象になっていたなら、マグマ・オパスは立ち消えトークンの生成もドローも行われない。
- 1つでも適正な対象があるなら、以下の4つの効果を、適正な対象に対して順番に実行する。このタイミングで対象や割り振りを変更することはできない。
- 対象のクリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤー最大4つに、割り振られた4点のダメージを与える。不正な対象へダメージは与えられない。
- 対象のパーマネント2つをタップする。不正な対象はタップすることはない。
- あなたのコントロール下で、青赤の4/4のエレメンタル・クリーチャー・トークン1体を生成する。
- あなたはカード2枚を引く。
- ダメージとタップの両方で対象に選んだクリーチャーやプレインズウォーカーが、解決時にクリーチャーでもプレインズウォーカーでもないパーマネントとなっていた場合、ダメージ効果の対象としては不正だがタップ効果の対象としては適正である。そのパーマネントへダメージは与えられないがタップされる[1]。
- 起動型能力
関連カード
サイクル
ストリクスヘイヴン:魔法学院の、宝物を生成する呪文の垂直サイクル。青赤のインスタントかソーサリーで、非常に重いが、2マナを支払うとともに自身を手札から捨てることで宝物・アーティファクト・トークンを生成する起動型能力を持つ。レア以外の稀少度に1枚ずつ存在する。
- 精霊の傑作/Elemental Masterpiece(コモン)
- 創造の発露/Creative Outburst(アンコモン)
- マグマ・オパス/Magma Opus(神話レア)