物質の学部長、キアン/Kianne, Dean of Substance
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クアンドリクス大学/Quandrix Collegeの学部長2人のモードを持つ両面カード。第1面は土地の引き込みとフラクタル・トークン生成の起動型能力を持つ伝説のエルフ・ドルイド。第2面は追放したカードの中から手札に1枚加える疑似的なドローを持つ伝説の鳥・ウィザード。
- 第一面
- タップ能力で土地を集め、起動型能力のためのマナと学習カウンターを確保していくデザイン。土地の確保もマナフラッド受けもできる、ランプにうってつけのカード。
- その性質上、序盤に戦場に出し、長い間維持し続けられれば理想となる。特に10マナ以上生み出せる段階まで到達できれば、大量のトークンを生成して戦場を制圧してくれるだろう。トークンのサイズは単純な枚数ではなくマナ総量の種類数に依存するので、運が悪いと期待ほど大きいサイズにならないことがあるのがネックか。
- 第二面
- 4マナ3/3とそれなりのサイズに加え手札補充能力を持ったフライヤー。序盤はアタッカーとして使い、攻撃が通らなくなったら解答を探しにいくことができる。キアンと比べタイミングを選びにくいカードといえるだろう。
- 一度追放したカードはあとから参照できるため、欲しいカードが2枚以上めくれても無駄になりにくい点も嬉しい。
1枚目が除去されても稼いだカウンターを2枚目以降で活かせる設計となっている。複数投入の困難なリミテッドでも霊気のらせん/Aether Helix等のバウンスおよび墓地回収で再利用すればこの特性を有効に活用できる。もちろん統率者戦で統率者に指定してみるのもよいだろう。
構築ではあまりにも悠長すぎて扱いづらいところがあるが、長期戦になりがちなリミテッドならば継続的なアドバンテージ源になるボムレア。ランプをアーキタイプに含み、どちらの面でも唱えられるクアンドリクスで使用するのが最も強いが、片面だけ色の合ったデッキで採用しても十分に活躍してくれるだろう。
- 学習(study)カウンターは過去に死者の呪文書/Grimoire of the Deadでも用いられていた。
- 実用性は皆無であるが、カウンターの置かれた死者の呪文書を歩く墓場、髑髏茨/Skullbriar, the Walking Graveのコピーにしたうえで追放した場合、こちらの能力で参照可能となる。
関連カード
サイクル
ストリクスヘイヴン:魔法学院の学部長/Deanサイクル。モードを持つ両面カードで、第1面・第2面ともに伝説のクリーチャーであり、2つの面は対抗色の組み合わせとなっている。稀少度はレア。
- 光輝の学部長、シャイル/Shaile, Dean of Radiance(白) - 暗影の学部長、エムブローズ/Embrose, Dean of Shadow(黒)
- 完全の学部長、ユヴィルダ/Uvilda, Dean of Perfection(青) - 表現の学部長、ナサーリ/Nassari, Dean of Expression(赤)
- 血流の学部長、ヴァレンティン/Valentin, Dean of the Vein(黒) - 樹根の学部長、リセッテ/Lisette, Dean of the Root(緑)
- 混沌の学部長、プラーグ/Plargg, Dean of Chaos(赤) - 秩序の学部長、オーガスタ/Augusta, Dean of Order(白)
- 物質の学部長、キアン/Kianne, Dean of Substance(緑) - 理論の学部長、イムブラハム/Imbraham, Dean of Theory(青)
背景ストーリー上はストリクスヘイヴン/Strixhavenの五つの大学に二人ずつ置かれた大学の長であり、各大学における理念上の内部対立の象徴である。
ストーリー
キアン/Kianneとイムブラハム/Imbrahamは、アルケヴィオス/Arcaviosの魔法学院ストリクスヘイヴン/Strixhavenの大学の一つ、クアンドリクス大学/Quandrix Collegeを率いる二人の学部長/Dean。エルフ/Elfの女性、キアンは計算を通して日常生活を向上させる実用的な魔法を重視する。オーリン/Owlinの男性、イムブラハムは理論を通してアルケヴィオスの謎を解き明かすことを望んでいる。
詳細はキアン/Kianneおよびイムブラハム/Imbrahamを参照。