撹乱する群れ/Disrupting Shoal
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Disrupting Shoal / 撹乱する群れ (X)(青)(青)
インスタント — 秘儀(Arcane)
インスタント — 秘儀(Arcane)
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札にある、マナ総量がXである青のカード1枚を追放してもよい。
呪文1つを対象とする。そのマナ総量がXであるなら、それを打ち消す。
ピッチスペル版呪文破/Spell Blast。常に対戦相手よりも多くのマナが必要であるため使いにくかった呪文破に、マナを必要としない代替コストが付いた。
Xと等しいマナ総量の呪文を打ち消すため、他の「群れ」と違い、追放するカードが重ければよいものではなく、使う場合はデッキ構築の段階でも気を配る必要がある。そういう意味ではピッチスペルとしてはやや使いにくいと言えるため、マナ・コストを支払って唱えることも常に考慮するべきだろう。
呪師コントロール等のパーミッションにはメインデッキからよく採用される。カードパワーは決して低くないため、忍者デッキのサイドボードなどに使われた実績もあったようだ。
モダンでは精神壊しの罠/Mindbreak Trapおよび否定の契約/Pact of Negation、この世界にあらず/Not of This Worldと並ぶ数少ないタップアウトで使用できるカウンターであり、その中でも無条件に最序盤から使えるのはこのカードのみ。今後モダンの低マナ化が進行すれば、エターナルにおける意志の力/Force of Willのように存在感が高まる日が来るかもしれない。
- 勘違いされやすいが、対象の呪文のコストとこの呪文のXが等しくなければ唱えられないわけではない。その呪文のコストとこの呪文のXが一致した場合に打ち消すという効果であり、これらが一致しなければ対象の呪文を打ち消さないというだけである。
- もちろん通常は意味の無いプレイングだが、呪文を唱えた数が関係する能力や効果(上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendantやストームなど)のメリットを受けられる場合には価値が生じる。
- マナ総量が最大の青のカードはちらつき蛾の注入/Blinkmoth Infusionである。とはいっても他に14マナのカードはないので、ちらつき蛾の注入かX呪文を打ち消す際にしか使えない。
- かつては分割カードとの相性が良かった。分割カードのどちらかの半分の色に青が含まれていれば代替コストとして利用でき、しかもXを2つのどちら(青が含まれない側でもよい)のマナ総量にも設定できたため。アモンケットでのルール変更により、追放するカードの色についてはルール変更前と挙動は変わらないが、マナ総量を自由には選択できなくなったため、若干弱体化したと言える。
関連カード
サイクル
神河謀叛の群れサイクル。マナ・コストにXを含むピッチスペルであり、代替コストとして、同じ色のマナ総量がX点のカードを追放する。
- 輝く群れ/Shining Shoal
- 撹乱する群れ/Disrupting Shoal
- 不快な群れ/Sickening Shoal
- 猛火の群れ/Blazing Shoal
- 滋養の群れ/Nourishing Shoal