暴君の嘲笑/Tyrant's Scorn
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2つのモードを持つ青黒のインスタント。再生を許す燻し/Smotherか送還/Unsummonを選べる。
軽いクリーチャーは破壊し、重いクリーチャーはバウンスしてテンポ・アドバンテージを稼げる便利な除去呪文。
登場時のスタンダードではエスパー・ヒーローやエスパー・コントロールなどで採用されることがある。単純な除去性能では概ね喪心/Cast Downに劣るが、自軍クリーチャーをバウンスできる点や、第1管区の勇士/Hero of Precinct Oneとのシナジーを持つ点では勝る。
レガシーでは軽いクリーチャーはもちろん、グルマグのアンコウ/Gurmag Anglerやマリット・レイジ/Marit Lageにも対応でき、意志の力/Force of Willの種になる点も相まって採用される場合もある。
- 点数で見たマナ・コストが3以下のクリーチャーを対象として手札に戻すモードを選ぶこともできる。トークンを対象とするなら破壊より除去の確実性が上であるし、死亡誘発能力を誘発させたくないが戦場からどかしたい場合や、自軍クリーチャーを除去から守る場合に有用。
- 色は異なるが、過去のカードでは死亡+退場/Dead+Goneに類似している。
開発秘話
このカードは構築向けの除去呪文として作られたものである。黒のモードは当初弱者成敗/Vanquish the Weakのようにパワーを参照していたが、点数で見たマナ・コストを参照するものに変更された[1]。
ストーリー
灯争大戦の注目の第3章の1枚。ニコル・ボーラス/Nicol Bolasがギデオン/Gideonを一蹴し、黒き剣/Blackbladeを粉々に破壊する場面を描いている(イラスト)。
「魔法の剣を持った英雄がドラゴンを倒すというわけか?そんなことは起きぬ。」― ニコル・ボーラス
脚注
- ↑ M-Files: War of the Spark – Multicolor/Mファイル『灯争大戦』編・多色(Play Design 2019年5月10日 Dan Musser著)