支配魔法/Control Magic
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マジック最初の「奪う」エンチャントの1つ。4マナでクリーチャーのコントロールを奪える。アルファ時代に秘宝奪取/Steal Artifactと対になるように作られたもので、これらはマナ・コストも同じ。
解呪/Disenchant等で対策される可能性があるとはいえ、クリーチャーを奪うということは「対戦相手のクリーチャーを減らす」のと「自分のクリーチャーを増やす」のを同時に行っているわけで、擬似的に除去と戦力増強を一度にできる、ということ。つまり2対1交換のアドバンテージが約束されているようなカードであり、リソースを稼ぎやすいカードといえる。
エターナルでは不実/Treacheryよりも使われている頻度はずっと高い。こちらの方が1マナ軽く、打ち消されたときのリスクを考えるとフリースペルの恩恵がそこまで大きくないため。
- コントローラーとオーナーの違いが明文化されていなかった黎明期には、このカードはカードの所有権も奪えると認識されることもあった。(しかし、カードにはちゃんとゲームが終わるまでコントロールを得ると書かれていた。)
- 統率者2013に新規イラストで収録され、新たにフレイバー・テキストも与えられた。
「私がやるようにやるのではなく、私が思うようにやるのだ。」― ジェイス・ベレレン
関連カード
主な亜種
コントロール奪取の最も基本的なカードということで、多くの亜種が作られている。以下はその一例。特筆のない限りダブルシンボル。
- Old Man of the Sea - クリーチャー。起動型能力として内蔵。3マナ。(アラビアンナイト)
- 命令の光/Ray of Command - インスタント。1ターンの間限定。シングルシンボル4マナ。(アイスエイジ)
- この類のカードは後に赤の役割に移った(→脅しつけ/Threaten)。
- 奪取/Desertion - カウンター呪文版。5マナ。(ビジョンズ)
- 押収/Confiscate - エンチャント(パーマネント)。6マナ。(ウルザズ・サーガ)
- 不実/Treachery - フリースペル版。5マナ。(ウルザズ・デスティニー)
- ヤヴィマヤの抱擁/Yavimaya's Embrace - さらに+2/+2の修整を受けるとともにトランプルを持つ。(5)(緑)(青)(青)。(アポカリプス)
- 説得/Persuasion - 調整版の下位互換。5マナ。(オデッセイ)
- 精神の制御/Mind Control - 説得の同型再版。5マナ。(基本セット2010)
- 威圧/Dominate - インスタント。マナ・コストX以下のクリーチャーのコントロールを永続的に奪う。(X)(1)(青)(青)。(ネメシス)
- 横暴/Domineer - アーティファクト・クリーチャーのみ。3マナ。(ミラディン)
- 不忠の糸/Threads of Disloyalty - 2マナ以下のクリーチャーにのみエンチャントできる。3マナ。(神河謀叛)
- 隷属/Enslave - 黒くなり、オーナーに毎ターン1点のダメージを与える。6マナ。(次元の混乱)
- 誘惑蒔き/Sower of Temptation - クリーチャー。継続的効果として内蔵。4マナ。(ローウィン)
- 食いつくいましめ/Biting Tether - アップキープの開始時に、エンチャントされているクリーチャーの上に-1/-1カウンターが1個置かれる。シングルシンボル5マナ。(シャドウムーア)
- 蒸気の捕獲/Vapor Snare - アップキープの開始時に、コントロールする土地を1つオーナーの手札に戻さないかぎり、生け贄に捧げられる。シングルシンボル5マナ。(ワールドウェイク)
- 家畜化/Domestication - エンチャントされているクリーチャーのパワーが4以上である場合、終了ステップの開始時に生け贄に捧げられる。支配魔法の下位互換。4マナ。(エルドラージ覚醒)
- 魂を捕えるもの/Soul Seizer - クリーチャー。変身すると同じ能力のエンチャントになる。5マナ。(闇の隆盛)
- 魂運び/Spirit Away - さらに+2/+2の修整を受けるとともに飛行を持つ。7マナ。(アヴァシンの帰還 )
- どんでん返し/Switcheroo - ソーサリー。自分のクリーチャーとコントロールを交換する。シングルシンボル5マナ。(基本セット2013)
- 魂の代償/Soul Ransom - 「カードを2枚捨てる:魂の代償のコントローラーはこれを生け贄に捧げ、その後、カードを2枚引く。対戦相手1人のみがこの能力を起動できる。」を持つ。(2)(青)(黒)。(ギルド門侵犯)