Empty the Slogger
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赤ストンピィ (Empty the Slogger)
レガシーで登場した赤い大型のビートダウンデッキ。 由来は、初期型のフィニッシャーである巣穴からの総出/Empty the Warrensと弧炎撒き/Arc-Sloggerから。
アーティファクト
虚空の杯はその上にX個の蓄積(charge)カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
プレイヤーが、この上に置かれている蓄積カウンターに等しいマナ総量を持つ呪文を1つ唱えるたび、その呪文を打ち消す。
クリーチャー — ビースト(Beast)
(赤),あなたのライブラリーのカードを上から10枚、追放する:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。弧炎撒きはそれに2点のダメージを与える。
4/5
動きとしては、同じくレガシーに存在する、エンジェル・ストンピィやフェアリー・ストンピィの赤バージョンといった認識に近い。
まず、2種類の2マナランドを利用し、虚空の杯/Chalice of the Void等のカードを最序盤からプレイして相手の動きを妨害する。 さらに、金属モックス/Chrome Moxや煮えたぎる歌/Seething Songといったマナ・ブーストから、弧炎撒き/Arc-Sloggerなどの強力なクリーチャーと優秀な装備品を用いてビートダウンし、相手に何もさせないまま殴り倒す。
当初のタイプでは、弧炎撒き/Arc-Sloggerに加え、各種マナ・ブーストからの巣穴からの総出/Empty the Warrensがフィニッシャーとして採用されていた。
また、硫黄の精霊/Sulfur Elementalやワイルドファイアの密使/Wildfire Emissary等、対白を意識した作りになっており、硫黄の精霊/Sulfur Elementalを用いる事から「エレメンタル・ストンピィ」と呼ばれていた。
未来予知参入後は、月の大魔術師/Magus of the Moonという対デュアルランドの秘密兵器を手に入れ、またアタッカーにラクドスの地獄ドラゴン/Rakdos Pit Dragonなどの暴勇タイプのクリーチャーが採用されるなど、全体の構成が一新された。 殆どの場合、巣穴からの総出/Empty the Warrensは採用されなくなり、この頃のタイプは「Dragon Stompy」と呼ばれる事が多い。
- もともとは日本の草の根大会で実績を上げたデッキである。インターネットを通じて海外で話題になったことでこの名がつけられた。
- エターナルで組まれるデッキとしては比較的安価であり、またエターナルでよく見られる、パワーカードをガチガチに詰め込んだようなデッキとは一線を画す構成にある為、密かに人気のあるデッキである。
Dragon Stompy型 [#Dragon]
「Dragon Stompy」と呼ばれるタイプ。 スタンダード構築ではあまり活躍出来なかったギャサンの略奪者/Gathan Raidersやラクドスの地獄ドラゴン/Rakdos Pit Dragonといった、暴勇系のクリーチャーがフィニッシャーとして採用されているのが最大の特徴。 また、メインから、月の大魔術師/Magus of the Moonと血染めの月/Blood Moonが大量に投入されている。 血染めの月と2マナランドの相性は悪いように思えるが、弧炎撒き/Arc-Sloggerやラクドスの地獄ドラゴン/Rakdos Pit Dragonの能力で大量に赤マナを食うため、 中盤以降はデメリットなしに赤マナを生み出せることが重要になる。そのため相性は決して悪くはない。
Elemental Stompy型
最初期のタイプ。 火力に虚空の杯/Chalice of the Voidと相性の良い、裂け目の稲妻/Rift Boltが採用されている。
参考