シミックの空呑み/Simic Sky Swallower
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クリーチャー — リバイアサン(Leviathan)
飛行、トランプル、被覆(このパーマネントは呪文や能力の対象にならない。)
6/6シミックが誇る優良大型クリーチャー。ハイリスクで有名なリバイアサンでありながら(重いマナ・コスト以外の)ペナルティ能力を持たないという、過去の常識を覆す存在である。
飛行、トランプル、被覆、サイズと、フィニッシャーに必要な要素を兼ね備えている。おいそれと唱えることができない重さは欠点ではあるが、7マナ支払うのはそれ相応のマナ基盤があれば十分可能だし、またリアニメイトなどを用いれば踏み倒すこともできる。ひとたび戦場に出しさえすれば、対戦相手にしてみれば全体除去ぐらいでしか対処しようがない凶悪な存在である。
ディセンションでの登場当時のスタンダードでは、神河ブロックの代表的フィニッシャーである伝説のドラゴン・スピリットや曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror(のトークン)を踏み潰していけるため、非常に大きな存在感があった。また単体除去が充実している反面全体除去がいまひとつなラヴニカ・ブロック構築では「出せば勝ち」と言えるほどの制圧力を誇る(→ターボ空呑み)。より広い環境でも、リアニメイトやオースなどのデッキで用いるフィニッシャーとして、夜のスピリット/Spirit of the Nightや板金鎧の金屑ワーム/Plated Slagwurmや北の樹の木霊/Kodama of the North Treeに取って代わって使われている。
しかし時のらせんブロックが登場してからは、戦闘で一方的に負ける怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathや憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Furyなどの(再)登場により、かなり影が薄まってしまった。環境柄単体除去が多いエターナルでは被覆持ちのフィニッシャーとして長らく利用されてきたが、墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathanの登場以降は席を譲った印象がある。
- 根切りワーム/Rootbreaker Wurmが多色のレアになったらこうなった、と言える。クリーチャー性能の向上の目覚しさを示す一例である。
- リバイアサンでありながらデメリット能力を持たない理由は、フレイバー・テキストに書かれている。シミックの手にかかれば、空を飲み込むもの/Sky Swallowerもこうなってしまうのだ。
我々は自然における種族の欠点を排除し、我々自身が設計した能力と入れ替えたのだ。