サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter
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この有名人も遂にカード化。
マルチカラーながら熊であり、「死ぬ役」の割にパフォーマンスはいい。
自分を犠牲にして他のクリーチャーを護るという、まさにストーリーを彷彿とさせる能力を持つ。 既存のカードで言えば蘇生の天使/Angelic Renewalやアダーカーの戦乙女/Adarkar Valkyrieが近いと言える。 ビートダウン気味のデッキに入れておき、パンチ力を保ちつつ全体除去への耐性を上げるのがいいか。 その際、187クリーチャーを再利用するなどのシナジーを用意すると、いい仕事をする。 特にロクソドンの教主/Loxodon Hierarchとは、色的にも能力的にも非常に上手く噛み合う。
全体除去への対策のみならず、複数ブロックでのクリーチャー戦においても活躍する。 例えば4/4をコレを含めた2/2二体でブロックし、ダメージをスタックに乗せてから能力を使うと盤上では4/4とサッフィーが相打ちとなりテンポを取れる。 さらに上記のcip能力の再利用と組み合わせることでアドバンテージまで稼げるため、2マナとは思えない渋い仕事をする。
- 墓所の勇者/Crypt Championと組み合わせると無限に循環させられる。
- このループに魂の管理人/Soul Wardenを加えた無限ライフコンボがある。→プロジェクトX
- コストの支払いより対象の決定の方が先であるため、これ自身を対象に能力をプレイできる。コントロールを奪われそうになったときなどに使うと良い。
ただしこの能力がスタックに乗っているときにはすでに墓地に置かれているため、能力そのものは対象不適正で打ち消される。
- 対象が場に戻ってくる事は遅延誘発型能力なため、救助対象が一度墓地に置かれた時に誘発し、戻ってくる。
- このため、霊体の地滑り/Astral Slide同様変異コストを踏み倒して裏向きのクリーチャーを表にすることもできる。
クローサの雲掻き獣/Krosan Cloudscraper辺りが序盤でひっくり返ると物凄いことになるかもしれない。 アップキープ・コストにはご用心。
- ハンス/Hansがカード化していないため、ルアゴイフ/Lhurgoyfのフレイバー・テキストの完全な再現ができないのが残念だ。
- ローウィンで登場した想起を持つクリーチャーとの相性が非常に良い。
関連カード
- 高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanist
- 死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord
- 無慈悲なる者ケアヴェク/Kaervek the Merciless
- クローサの英雄、ストーンブラウ/Stonebrow, Krosan Hero
参考
ストーリー
サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotterはマジック史上、最も有名なフレイバー・テキストに登場したキャラクター。
氷河期末期のバルデュヴィア/Balduviaの女性、ハンス/Hansの女兄弟(おそらくは姉)。 ルアゴイフ/Lhurgoyfが集落に襲撃しに来た際、ハンスに警告の叫びを上げて逃がそうとするが、自身はルアゴイフに殺されてしまう。 この時の叫びが、あのフレイバー・テキストの言葉である。
登場カード
- サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter
- ルアゴイフ/Lhurgoyf(フレイバー・テキスト)
- 関連カード
訳語
「Saffi Eriksdotter」は、第5版と第8版のルアゴイフ/Lhurgoyfのフレイバー・テキストで「サッフィー・エリクスドッター」と訳されている。 その後にカード化した際も上記の訳から変わることなく訳された。
参考
- アイスエイジ
- 時のらせん
- ハンス/Hans
- Ach! Hans, Run!(The Monsters of Magicの短編小説)
- 背景世界/ストーリー用語