ナルコブリッジ

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ナルコブリッジ(Narco-Bridge)は、未来予知以降に登場したリアニメイトコンボビートダウン・デッキ。日本では鳴子橋とも呼ばれる。

目次

概要

何らかの手段でナルコメーバ/Narcomoeba黄泉からの橋/Bridge from Below墓地落とし、最後は戦慄の復活/Dread Returnフラッシュバックフィニッシャーリアニメイトして勝利する。



フリゴリッドと非常に動きが似ているため、エクステンデッドエターナルでは、フリゴリッドにこれらのギミックが組み込まれている。

本来は発掘デッキとナルコメーバなどの相性のよさを活かして組まれたデッキだが、ラヴニカ・ブロック退場後も心の傷跡/Traumatizeを使用したバージョンが登場した。

時のらせんブロック+ローウィン・ブロック期

時のらせんブロックローウィン・ブロック期のスタンダードでは、ラヴニカ・ブロックが落ちたことでキーとなる発掘カードを失い消滅するかに見えたが、高橋純也の手により見事復活を果たす。The Finals07でベスト8進出者を輩出し、話題になった。



失った発掘カードの代用は、心の傷跡が務める。ライブラリーの半数を墓地に叩き込むことで、十二分な数のカードを墓地に送ることができる。これにより戦慄の復活のフラッシュバックを複数回使用することができ、1ターン中に数回フィニッシュとなるアクションを起こせるようになるという利点がある。

The Finals07の段階ではメタ外だったこともあり墓地対策がほとんどなされていなかったため、好成績を残すことができた。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (22)
4 ウーナのうろつく者/Oona's Prowler
4 ナルコメーバ/Narcomoeba
4 マーフォークの物あさり/Merfolk Looter
4 結ばれた奪い取り/Bonded Fetch
2 怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath
3 ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite
1 ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourge
呪文 (15)
1 名も無き転置/Nameless Inversion
4 戦慄の復活/Dread Return
4 心の傷跡/Traumatize
3 精神石/Mind Stone
3 黄泉からの橋/Bridge from Below
土地 (23)
3 島/Island
4 沼/Swamp
1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
1 ダクムーアの回収場/Dakmor Salvage
4 地底の大河/Underground River
4 涙の川/River of Tears
3 殻船着の島/Shelldock Isle
3 フェアリーの集会場/Faerie Conclave
サイドボード
1 雲打ち/Cloudthresher
4 思考囲い/Thoughtseize
1 ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourge
3 墓忍び/Tombstalker
2 リリアナ・ヴェス/Liliana Vess
3 名も無き転置/Nameless Inversion
1 石塚の放浪者/Cairn Wanderer

ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期

ラヴニカ・ブロック時のらせんブロック期のスタンダードで登場したもの。発掘デッキの発展版。デッキの構造や動き方はフリゴリッドに酷似している。



ナルコメーバ/Narcomoeba黄泉からの橋/Bridge from Below戦慄の復活/Dread Returnなどのパーツはフリゴリッドと同様。

ドロー墓地送り手段としてバザールの大魔術師/Magus of the Bazaarが搭載されており、積極的に発掘カード墓地落としていく。あとはナルコメーバ/Narcomoeba黄泉からの橋/Bridge from Belowクリーチャーを確保して戦慄の復活/Dread Returnからフィニッシャーリアニメイトする。十分にゾンビトークンが並んでいれば、炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealotで即座に勝利でいきる。

他の共鳴者には、緑探し/Greenseekerラノワールの助言者/Llanowar Mentorなどのスペルシェイパーが投入されている。スピードに特化したデッキでは、共鳴者を高速でセットするため宝石の洞窟/Gemstone Caverns猿人の指導霊/Simian Spirit Guideなどのマナ加速も併用される。後手ならば最速2ターンキルも可能。黄泉からの橋が墓地に落ちていれば、ある程度全体除去への耐性もある。

しかし、メタゲームの中心にあったためかトーナメントでの結果に乏しいのもまた事実である。環境虚空の力線/Leyline of the Voidトーモッドの墓所/Tormod's Crypt根絶/Extirpateなど強烈な墓地対策カードが多数存在したのも逆風となった。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (31)
2 結ばれた奪い取り/Bonded Fetch
4 溺れたルサルカ/Drowned Rusalka
2 炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot
4 ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll
3 ラノワールの助言者/Llanowar Mentor
4 臭い草のインプ/Stinkweed Imp
4 マーフォークの物あさり/Merfolk Looter
4 バザールの大魔術師/Magus of the Bazaar
4 ナルコメーバ/Narcomoeba
呪文 (9)
4 黄泉からの橋/Bridge from Below
3 戦慄の復活/Dread Return
2 壌土からの生命/Life from the Loam
土地 (20)
4 繁殖池/Breeding Pool
3 宝石の洞窟/Gemstone Caverns
3 宝石鉱山/Gemstone Mine
2 地平線の梢/Horizon Canopy
1 安息の無い墓、スヴォグトース/Svogthos, the Restless Tomb
3 ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
4 湿った墓/Watery Grave
サイドボード
3 暗黒破/Darkblast
2 ゴルガリの茶鱗/Golgari Brownscale
3 クローサの掌握/Krosan Grip
3 真髄の針/Pithing Needle
4 根の壁/Wall of Roots

エクステンデッド

エクステンデッドでは当初、動きの酷似したフリゴリッドに組み込まれる形で組まれていた。



墓地活用に長けたオデッセイ・ブロックの退場でしばらく鳴りを潜めていたが、ゼンディカー参入後のプロツアーオースティン09にて復活を果たす。



スタンダード時代からの相棒であったバザールの大魔術師/Magus of the Bazaarに加え、留まらぬ発想/Ideas Unboundなどでライブラリーを削り、発掘エンジンを回していく。

ゼンディカーで新たに得たパーツは面晶体のカニ/Hedron Crabで、対抗色フェッチランドとの組み合わせで一気に墓地肥やす

ラストは、戦慄の復活/Dread Returnからの炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealotエメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeriaで決める。

サンプルレシピ

Dreadge [1]
土地 (19)
2 繁殖池/Breeding Pool
1 ドライアドの東屋/Dryad Arbor
1 森/Forest
1 島/Island
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
1 草むした墓/Overgrown Tomb
2 沸騰する小湖/Scalding Tarn
1 沼/Swamp
4 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
2 湿った墓/Watery Grave
クリーチャー (26)
1 恐血鬼/Bloodghast
1 炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot
4 ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll
2 緑探し/Greenseeker
4 面晶体のカニ/Hedron Crab
1 エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria
4 バザールの大魔術師/Magus of the Bazaar
4 ナルコメーバ/Narcomoeba
1 失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths
4 臭い草のインプ/Stinkweed Imp
呪文 (15)
4 黄泉からの橋/Bridge from Below
1 暗黒破/Darkblast
4 戦慄の復活/Dread Return
4 留まらぬ発想/Ideas Unbound
2 壌土からの生命/Life from the Loam
サイドボード (15)
1 暗黒破/Darkblast
3 残響する真実/Echoing Truth
4 虚空の力線/Leyline of the Void
4 思考囲い/Thoughtseize
3 墓忍び/Tombstalker


  • 構成は違うが、渡辺雄也もナルコブリッジでベスト8に入っている。

参考

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