狩りの報奨/Bounty of the Hunt

提供:MTG Wiki

2013年5月10日 (金) 12:31時点における221.191.49.80 (トーク) - whois による版
移動: 案内, 検索

Bounty of the Hunt / 狩りの報奨 (3)(緑)(緑)
インスタント

あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札にある緑のカード1枚を追放することを選んでもよい。
1体か2体か3体のクリーチャーを対象とし、それらの上に3個の+1/+1カウンターを割り振って置く。これによりあなたがクリーチャーの上に置いた各+1/+1カウンターについて、次のクリンナップ・ステップの開始時にそのクリーチャーから+1/+1カウンターを1個取り除く。


アライアンスを代表するメカニズム、ピッチスペルの1つ。のこれは割り振り可能な巨大化/Giant Growth。直接の修整ではなく一時的に+1/+1カウンターを用いて強化する変わった強化呪文である。

状況によって、1体のクリーチャーを大きく強化したり、複数のクリーチャーを少しずつ強化したりできる柔軟性が魅力。ダメージの増加、コンバット・トリック火力などからの保護と用途の幅は広い。正規のマナ・コスト支払うにしろ代替コスト唱えるにしろ若干重い感はあるが、上手に扱えば十分な見返りを得られる。

また現在では+1/+1カウンターをさまざまな形で利用するカードが増えたため、それらとのコンボシナジーでさらに多彩な利用方法がある。茨森の模範/Bramblewood Paragonと組み合わせてミニ踏み荒らし/Overrun風にしたり、トリスケリオン/Triskelionのロケットパンチとして使ったり。対戦相手のクリーチャーも対象にできる点を活かし、不死解鎖を持つクリーチャーを妨害するために使うのも面白い。他にも、-1/-1カウンターと相殺できることから鋸刃の矢/Serrated Arrowsなどへの対策にも使える。

オラクルの変遷

印刷時の強化能力は「望む数のクリーチャーを対象とし、それらに+1/+1カウンター3個を割り振って置く。ターン終了時にこれらのカウンターを取り除く。」といったテキストであった。第4版ルールの「ターン終了時に」は、ダメージを取り除くHeal Creatureフェイズより前の終了フェイズ(現在の終了ステップにあたる)に誘発していたため、ダメージによる破壊を阻止する目的で使うことはできなかった。

この問題を解決するため、1998年3月頃にエラッタが出され、「クリーチャー3体を対象とし、それらはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。あなたは対象として同じクリーチャーを2回以上選んでもよい。」と+1/+1カウンターを用いない形式に変更された(参考)。

2001年5月頃に出されたエラッタでは、「クリーチャー1体に+3/+3修整」「クリーチャー1体に+2/+2修整、別のクリーチャー1体に+1/+1修整」「クリーチャー3体に+1/+1修整」といった3つのモードから1つを選ぶように変更された(参考)、2006年7月のオラクル更新では、力の種/Seeds of Strengthと同様の形式(「クリーチャー1体に+1/+1修整」が3つ)に変更された。

その後、2009年10月のオラクル更新で、印刷時と同じ+1/+1カウンターを用いる形式へと戻された。+1/+1カウンターはクリンナップ・ステップに取り除くようにしたことで、印刷時のような現象は起きなくなり、直覚的に処理できるようになった。また、現在のルールでは同じ名前のカウンターを区別することはできず、「これらのカウンター」で取り除けるカウンターが不明瞭になる問題もあったため、よろめく大群/Shambling Swarmに倣い、「この効果で置かれた数の+1/+1カウンターを取り除く」旨のテキストに改められた。

関連カード

サイクル

アライアンスピッチスペル手札から同じカード追放することで、マナ・コストを支払わずに唱えることができる(意志の力/Force of WillContagionは1点のライフも要求する)。

参考

MOBILE