土地
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土地/Landは、カード・タイプの1つ。マナを発生させるために必要であり、マジックの根底を支える重要なカードである。
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解説
ほとんどの土地がマナ能力を持ち、マナ基盤の基本となる。過去には浮氷塊/Ice Floeのような、マナ能力とは全く関係のない能力のみを持つ土地も存在したが、現在ではマナ能力や、それにつながる能力(フェッチランドなど)を持たない土地は作られないことになっている(参考)。
土地は、そのマナ能力とは関係なく、無色のパーマネントであり、マナ・コストを持たない(マナ・コストの無いカード)。点数で見たマナ・コストは0として扱う。ただし、何らかの効果により、色を持つことはありえる(例:野の源獣/Genju of the Fields)。
「基本土地」は、基本という特殊タイプを持つ土地のことである。この特殊タイプを持たない土地は、まとめて「基本でない土地」(特殊地形)と呼ぶ。土地もサブタイプを持ち、平地、島、沼、山、森の5つは基本土地タイプと呼ばれるが、これらを持つからといって基本土地であるとは限らない。
土地を破壊する呪文は数が少なく、総じてコストが高めに設定されているため、他のパーマネントに比べて土地は壊されにくい。
ルール
プレイヤーは、自分のターンのメイン・フェイズで優先権を持っていて、かつスタックが空のとき(ソーサリー・タイミング)、1ターンに1度だけ土地をプレイすることができる。土地をプレイすることは呪文ではなく特別な行動であり、スタックに積まれない。それらは単に手札から場に置かれる。
- あるオブジェクトが土地でもあり、なおかつ他のタイプでもある場合、それは土地としてプレイされ、呪文としてプレイはされない(CR:212.6g)(→アーティファクト・土地)。
- 土地が何らかの理由で瞬速を持つ(もしくは瞬速を持つかのようにプレイできる)場合、タイミングの条件である「自分のメイン・フェイズで優先権を持ちスタックが空のとき」(CR:212.6a)を無視でき、インスタント・タイミングでプレイできる。しかし他のルールである「自分のターンに1枚だけ」(CR:212.6b)は無視できない。そのため、自分のターン以外にはプレイできないし、1ターンに1枚しかプレイできない。
主なサイクルやバリエーション
- アーティファクト・土地
- ヴィヴィッドランド
- ウルザランド
- お休みランド
- 枯渇ランド
- サイクリングランド
- サクリファイスランド
- ショックランド
- スレッショルドランド
- タップインデュアルランド
- 貯蔵ランド
- デュアルランド
- 棲み家
- ハイブリッドランド
- バウンスランド
- 氷雪土地
- フィルターランド
- フェッチランド
- ペインランド
- 本拠地ランド
- ミシュラランド
- レイスランド
その他
- プレイヤーに追加で土地をプレイさせる効果が存在する(「1ターンに1度だけ」という制限を破る)。
- 使うときには、どの効果により(あるいは、本来のルールにより)土地をプレイするのかを明確にしなければならない。
- 例:踏査/Explorationの効果により土地を1枚プレイし、その踏査を手札に戻してまた場に出すことにより、さらにもう1枚土地をプレイできる。
- これは、土地をプレイできないタイミングでのプレイを許可するわけではない。
- 例:ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orreryがでている状態で発見の旅路/Journey of Discoveryを相手のターンに双呪でプレイしたとしても、相手のターンには土地はプレイできないので、追加の土地のプレイの効果は意味がない。
- 使うときには、どの効果により(あるいは、本来のルールにより)土地をプレイするのかを明確にしなければならない。
- プレイヤーに土地カードを直接場に出させる効果もある。これは土地のプレイではないので、土地のプレイ制限には考慮されない。
「1ターンに1度しか土地をプレイできない」の制限を破るカード
- 迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking
- 踏査/Exploration
- Fastbond
- Gaea's Touch
- 発見の旅路/Journey of Discovery
- 栄華の儀式/Rites of Flourishing
- 嵐の大釜/Storm Cauldron
- 花盛りの夏/Summer Bloom