マルチカラー
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マルチカラー(Multicolored)は、レジェンドで初めて登場した、複数の色を持つオブジェクトのことである。マルチカラーであるカードはマナ・コストに2つ以上の色を含み、多くの場合、それらの色の特徴を併せ持っている。また、ピンラインや内枠の色は基本的に金色であり、それがそのまま通称にもなっている(⇒金)。
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概要
マルチカラーのカードは単色のものに比べてプレイするのが難しいため、点数で見たマナ・コストが同じである他のカードに比べて能力が強く設定される傾向にある(⇒終止/Terminate、番狼/Watchwolf)。これはアポカリプスに登場した対抗色の組み合わせのマルチカラーカードに顕著である(⇒名誉回復/Vindicate、魂売り/Spiritmonger)。しかし、マルチカラーが初めて登場したレジェンドには、単色のカードと比べても明らかに弱いものが多かった。
インベイジョン・ブロックとラヴニカ・ブロックは、ともにマルチカラーをテーマとしたブロックであるが、前者は2色以上の多色全般をテーマとし、対抗色同士の組み合わせを特に強力なものとしているが、後者は2つの色の組み合わせをテーマとし、友好色と対抗色の組み合わせを平等に扱っているという違いがある。
4つの色の組み合わせであるカードは、ギルドパクトでネフィリムが登場するまで存在しなかった。また、5つすべての色をマナ・コストに含むパーマネントはすべて伝説のパーマネントである。ギルド渡りの急使/Transguild Courierはアーティファクトであり、マナ・コストに色マナを含んでいるわけでもないが、その能力によりすべての色を持つ。
ラヴニカ:ギルドの都から、2色のマルチカラーカードのピンライン(カード内側の枠線)やテキスト欄には、2色のマナが出る土地と同じようなグラデーションが施されるようになった。(⇒参考)
複数の色を持つ分割カードや混成カードも、基本的にマルチカラーである。詳細は各々のページを参照のこと。
各色の組み合わせの俗称
各色の組み合わせは、有名なマルチカラーのサイクルにちなんで呼ばれることが多い。また、著名な事物やデッキの色の組み合わせは、それにちなんで呼ばれることもある。
2つの色の組み合わせ
2つの色の組み合わせは、ラヴニカ:ギルドの都発売以降、ラヴニカのギルドの名前にちなんで呼ばれることが多くなった。
友好色の組み合わせ
対抗色の組み合わせ
3つの色の組み合わせ
1つの色を中心とする友好色の組み合わせ
この組み合わせは、インベイジョンで登場した伝説のドラゴンのサイクルにちなんで呼ばれることが多い。アラーラの断片には次元にちなんで呼ばれる。
- 緑白青 - トリーヴァカラー、バントカラー
- 白青黒 - ドロマーカラー、エスパーカラー
- 青黒赤 - クローシスカラー、グリクシスカラー
- 黒赤緑 - デアリガズカラー、ジャンドカラー
- 赤緑白 - リースカラー、ナヤカラー
1つの色を中心とする対抗色の組み合わせ
この組み合わせは、アポカリプスで登場したボルバーサイクルにちなんで呼ばれることが多い。次元の混乱で、同じ色の組み合わせである伝説のドラゴンのサイクルが登場したため、今後はそちらが用いられる可能性もある。
- 白黒赤 - デイガカラー、(オロスカラー)
- 青赤緑 - シータカラー、(インテットカラー)
- 黒緑白 - ネクラカラー、(テネブカラー)、(ドランカラー)
- 赤白青 - ラッカカラー、(ヌーマットカラー)、トリコロール
- 緑青黒 - アナカラー、(ヴォラシュカラー)
4つの色の組み合わせ
4つの色の組み合わせをテーマにしたサイクルにはネフィリムがあるが、4色で組まれるデッキ自体が少ないためか、一般に定着している俗称は無い。