同族
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部族は、
- カード・タイプの1つ。ルール用語を参照。
- 特定のクリーチャー・タイプや、それを重視したデッキやシステムのこと。俗称を参照。
ルール用語
部族/Tribalは、カード・タイプの1つ。未来予知が初出。
「部族」自体はそのカードがパーマネントであることを意味しない。部族であるカードは他のカード・タイプを併せ持っており、プレイや解決に関してそのタイプのルールに従う。例えば部族エンチャントはエンチャントと同様の手順でプレイし、解決するとパーマネントとして場に出る。
部族としてのサブタイプはクリーチャーのサブタイプと共通であり、クリーチャー・タイプと呼ばれる。
- クリーチャーではないカードにクリーチャー・タイプを持たせるために作られたタイプである。これにより未来予知でも登場したレベルやスリヴァーなどのクリーチャー・タイプを参照するカードは、若干テキストが変更されている。過去のカードのオラクルも同様の変更を受ける。
- 印刷されたものとしては、未来予知に1枚だけ収録された静寂の捕縛/Bound in Silenceが初。続くローウィン・ブロックでは、バリエーション豊かな部族カードが大量に追加された。
- 部族の炎/Tribal Flamesはカード名に部族とあるが、部族カードではない。所有地カードである。
俗語
部族(Tribe)とは、クリーチャー・タイプのこと。もしくはそれを重視したデッキやシステムのこと。後者の場合は「部族デッキ」「部族システム」と言う場合が多い。
部族システムを初めて各色に体系立てて採用したカードセットがフォールン・エンパイアで、その後特にホームランドとオンスロート・ブロック、ローウィン・ブロックで推奨された。
もっとも、アルファ時代からいくつかのロード(ゴブリンの王/Goblin Kingなど)を筆頭にした部族デッキはあったし、ことゴブリンについてはザ・ダークで関連カードが多く作られている。長い歴史を持つ、由緒正しいシステムだといえる。
オンスロート・ブロックには兵士、ウィザード、ゾンビ、ゴブリン、エルフなどに強力な部族カードが多数収録された。当時、開発部は多様な部族ウィニーやウィザードコントロールが大活躍すると思っていたらしいが、その予定はサイクリングバーンの誕生で大きく狂ってしまった。とはいえ完全に失敗したというわけでは無く、リミテッドではある程度狙い通りに部族間対立を作ることに成功した。また構築でも、ほぼ全ての環境で大活躍しているゴブリンを筆頭に、エルフ、ゾンビ、クレリックなどは戦果を残している。
神河ブロックでは、スピリット(神)とそれ以外の部族との二極対立がテーマになり、スピリットを利用する、または逆に対抗するというカードが多く作られ、これによって種族がスピリットか否かということが非常に大きな意味を持つことになった。また当時のスタンダードおよび神河ブロック構築ではウィザードデッキである呪師コントロールが高い安定性を見せ、活躍している。
ローウィン・ブロックでは、ローウィンではキスキン、フェアリー、マーフォーク、ゴブリン、エルフ、巨人、ツリーフォーク、エレメンタルといった種族に、モーニングタイドではならず者、シャーマン、兵士、戦士、ウィザードといった職業に、それぞれ焦点があてられた。
- 数こそ少ないが、スピリット以外でも特定の部族に強いカード(ドワーフ兵士/Dwarven Soldierなど)や、特定の部族に弱いカード(フラーグのゴブリン/Goblins of the Flargなど)は存在する。
- 同一の部族をコストとするカードは多々あるが、特定の部族をコストとすることで効果を強化するソーサリーやエンチャントもある。(スラルとTourach's GateおよびSoul Exchange)