レベル
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レベル/Rebelはクリーチャー・タイプの1つ。「反乱者」の意。
- RPGなどで言う「レベル(Level)」とは意味も綴りも発音も違うので注意。
伝説のクリーチャー — 人間(Human) レベル(Rebel)
(Ｘ),(Ｔ)：あなたのライブラリーから、マナ総量がＸ点以下のレベル(Rebel)・パーマネント・カードを１枚探し、それを戦場に出し、その後、ライブラリーを切り直す。
(３)：あなたの墓地にあるレベル・カード１枚を対象とし、それをあなたのライブラリーの一番下に置く。
クリーチャー — 人間(Human) レベル(Rebel) ならず者(Rogue)
プロテクション（緑）
各終了ステップの開始時に、このターン砂丘乗りの無法者が対戦相手にダメージを与えていた場合、その上に+1/+1カウンターを１個置く。
伝説のクリーチャー — 人間(Human) レベル(Rebel)
トランプル
最初の黄金守護、ジョー・カディーンが攻撃するたび、ターン終了時まで、これは+X/+Xの修整を受ける。Ｘは、あなたがコントロールしていて装備品(Equipment)がついているクリーチャーの数に等しい。その後、最初の黄金守護、ジョー・カディーンのパワーが４以上であるなら、カード１枚を引く。
初出はマスクス・ブロック。リクルートメカニズムを有したタイプ的カードとして黒の傭兵と対を成す白のクリーチャー・タイプとして登場した。オンスロートでは鞭縄使い/Whipcorderが何故か単独で登場した。その後、回顧ブロックの時のらせんブロックで数を増やした。さらに時代が下ってファイレクシア：完全なる統一およびファイレクシア：完全なる統一統率者デッキで久々に再登場した。
マスクス・ブロックでは黒の反逆者の密告人/Rebel Informer、緑のスカイシュラウドの密猟者/Skyshroud Poacherを除き白のクリーチャーだったが、時のらせんブロックでは白と黒に存在する。ファイレクシア：完全なる統一と同統率者デッキでは黒以外にトークンを生成するカードが存在し、クリーチャー・カードとしては白と赤に存在する。
マスクス・ブロックにおける特徴は、反乱の輪が広がる様子を再現した「リクルート」と呼ばれる能力で、自分よりマナ総量の高いレベルをライブラリーから直接戦場に出すことができる。打ち消されることなく展開できるのでパーミッションに対し有利であり、またインスタント・タイミングで起動できることからパーミッション側が用いるのにも適している。
時のらせんブロックにおいてはマスクス・ブロックほどメカニズム的な統一感は無いが、主に黒にマスクス時代のクリーチャーをカラーシフトしたようなクリーチャーが多い。
ファイレクシア：完全なる統一においてはレベル・クリーチャー・トークンを生成するミラディンのために！を持つ装備品が多数登場したほか、カード化されているクリーチャーの多くも装備品に関連した能力を持つ。
タイプ的カードは、リクルーターを除けば墓地からライブラリーにレベル・カードを戻せる果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero、墓地から戦場に出すレイモス教の復興論者/Ramosian Revivalist、対抗カードである反逆者の密告人/Rebel Informerと粗暴な抑制/Brutal Suppression。未来予知ではマジック初の部族（現在の同族）・カードである静寂の捕縛/Bound in Silenceが登場した。
伝説のレベルはドクター・フー統率者デッキ現在7体存在する（「伝説の(Legendary)・レベル(Rebel)」でWHISPER検索）。
- マスクス・ブロックで対になっていた傭兵と比較すると、コストはかかるがリクルートできる範囲が広いレベルのほうが活躍し、スタンダードやマスクス・ブロック構築ではリベリオンやカウンターレベルなどのデッキが一世を風靡した。また、自身と同名のカードをリクルートできることを利用したコンボも存在した。
[編集] ストーリー
レベルとは「反乱者」の意。字面だけ読むとカラーパイ的には「秩序」の色である白に多いことに違和感があるが、「悪政に立ち向かう者たち」という背景ストーリーを踏まえたものである。
- 「反乱」や「革命」のイメージだけで言えばむしろ赤が近いのだが、ファイレクシア：完全なる統一以前にUnsanctionedで青いAlexander Clamiltonが登場しており、全色出揃うまで赤の登場が最も遅れた事になった。
メルカディアン・マスクスでは「メルカディア市/Mercadia Cityに立ち向かうレイモス教団の戦士たち」、ネメシスでは「ラース/Rathの要塞/Strongholdに蜂起した諸種族」、プロフェシーでは「ラトゥーラ/Latullaのケルド/Keld侵略軍と戦うキパム連盟/Kipamu League」が該当する。
時のらせんブロックではまとまった背景設定は無く、構築済みデッキ・レベル連合/Rebels Uniteの解説文でも「a ragtag group of scrappy fighters(寄せ集めの戦士の継ぎ接ぎの集団)」と称されている。
ファイレクシア：完全なる統一においては、新ファイレクシア/New Phyrexiaに抵抗を続けるミラディン/Mirrodin人のレジスタンスを表しており、ミラディンのために！を持つ装備品は呪い金/Hexgoldから造られた彼らの武具を表している（イラスト）。
- 反逆者の密告人/Rebel Informerを見ればわかるように、カード名での定訳は「反逆者」である。クリーチャー・タイプでは訳さずにカタカナ表記にしたのは、イメージ優先の苦肉の策であろう。さすがに主人公たちに協力してくれる善玉勢力が「反逆者」では聞こえが悪い。
- 初登場時に対となっていた傭兵は汎用的な職業であるためたびたび登場しているのに対して、「反逆者」の存在は背景世界に左右されやすい為からか中々再登場の機会に恵まれていなかった。開発部も再登場の機会は伺っており、戦乱のゼンディカーではエルドラージ/Eldraziへの反抗勢力として登場が検討されたものの、同盟者が既に存在していた事から見送られた。霊気紛争では改革派/Renegadeを表すために使えそうだが、直前のカラデシュで登場しないことが奇妙に思われる点や、設定上多くが工匠と重複するためタイプ欄を圧迫する点などが問題となり採用されなかった。[1]その後、ファイレクシア：完全なる統一にてミラディン勢力を表現するためのタイプとしてふさわしいと判断され、ついに収録に至った。[2]
[編集] 参考
- ↑ Blogatog（2017年1月7日 Mark Rosewater著）
- ↑ Phyrexia: All Will Be One Direction, Part 1/『ファイレクシア：完全なる統一』方的な話 その１（Making Magic 2023年1月17日 Mark Rosewater著）
