サウリドの暴君、ティロックス/Tyrox, Saurid Tyrant

提供:MTG Wiki

2025年3月16日 (日) 02:26時点におけるAerugo aeruginosa (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Tyrox, Saurid Tyrant / サウリドの暴君、ティロックス (1)(赤)
伝説のクリーチャー — 恐竜(Dinosaur) 戦士(Warrior)

4/1

霊気走破バニラ伝説のクリーチャーサイクルバージョン。2マナ4/1の恐竜戦士

マナレシオ自体は優れているが、1/1トークン相手にすら立ち往生してしまうタフネスの脆さが弱点。特に構築で用いる場合、アタッカーとして運用するなら除去を重点的に積んだデッキでないとパワーを活かしづらく、ブロッカーに終始させると松明の壁/Wall of Torchesと大差ないため、単体では今ひとつ扱いづらい。伝説である点を活用する、比較的軽い恐竜であることを活かしてタイプ的デッキに採用する、高パワーを戦闘以外で活かすなど、何らかの工夫がほしい。

リミテッドでは、エンジン始動!を持たず序盤から速度を上げていく戦術に向かない点が前のめりな色の小粒クリーチャーとして物足りない。特定の色の組み合わせアーキタイプに合致する性能でもなく、パワー4を要求する機体/乗騎のためだけにこのカードを採用するよりアーキタイプに合ったクリーチャーを入れるほうが無難なので、ブースター・ドラフトでもなかなかピックされず回ってきがち。相手のタフネス4を牽制できる点はコモンのバニラである雑食のジビリック/Jibbirik Omnivoreより勝っているため、大地の暴君、テリアン/Terrian, World Tyrantを確保できなかった赤緑牙ドルイドの召喚士/Fang-Druid Summoner残骸からの再生/Rise from the Wreckを有効活用したい場合は採用できる。

関連カード

サイクル

霊気走破の暴君サイクル。いずれも能力を持たない、いわゆるバニラ伝説のクリーチャー稀少度アンコモン。背景設定上はいずれもムラガンダ/Muragandaの存在である。

ストーリー

ティロックス/Tyroxは、ムラガンダ/Muragandaに住むサウリド/Saurid。男性(イラスト)。

ティロックスはサウリド独裁政権/The Saurid Autocracyの悪名高き不滅者/Immortalで、その残忍な強さとずる賢い戦術の両方で知られている。ギラプール・グランプリ/The Ghirapur Grand Prixがムラガンダにやってきた際に、ティロックスは権力を手に入れる好機を見出した。アヴィシュカー/Avishkarの外交団がムラガンダとの和平を仲介したと信じてこの次元/Planeを去ると、ティロックスは配下の略奪者たちの軍団に命じて、コース沿いの隘路に待ち伏せを仕掛けさせた。ティロックスのならず者的な行動に対する独裁政権の反応は鈍くなるだろう。そしてこのレースの技術を鹵獲してジャックすることで、独裁政権首都の豪奢で怠惰な王朝から途轍もない権力を取り戻すことができる、そうこの不滅者は信じている。

アヴィシュカーの派遣団はサウリド独裁政権との協定は結ばれたものと考えていたが、それは大きな間違いであった。独裁政権にとって外交とは、ペンではなく剣の問題である。グランプリの防衛体制を試すことは、彼らの流儀では対案の提示にすぎないのだ。
  • 名前の由来は恐竜の代表格、ティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex)だろう。英語のtyrantとは同じ語源の言葉であるため、英語版のカード名は「Tyrox, Saurid Tyrant」と頭韻を踏む形になっている。

登場作品・登場記事

参考

MOBILE