大地の暴君、テリアン/Terrian, World Tyrant
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霊気走破のバニラの伝説のクリーチャーサイクル、緑バージョン。超大サイズの恐竜・ウーズ。
緑らしくそのマナレシオは圧巻の一言。素のP/Tでこれを倒せるのは、霊気走破の範囲でアンコモン以下だと飢えし暴君、カラクシオン/Kalakscion, Hunger Tyrantのみ。実際には除去耐性がタフネスしか無いので接死相手は相討ちを取られ、確定除去でも排除され、回避能力には無力だが純粋な戦闘能力の高さもあってこれ自身も回避能力を付与する手段との相性は良く、除去を自由に採用出来ないリミテッドでは圧倒的な制圧力を発揮する場合も。
構築では1マナ足すと大きくパワーが上がり、タフネスも1増える上に伝説性も無くなる揺らし歩きのケラトプス/Quakestrider Ceratopsが存在。伝説のクリーチャーであることを利用したり、1マナの差を活かせるマナカーブを描いているなら採用出来ないことは無いが、やはり相応の理由は必要。
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[編集] 関連カード
[編集] サイクル
霊気走破の暴君サイクル。いずれも能力を持たない、いわゆるバニラの伝説のクリーチャー。稀少度はアンコモン。背景設定上はいずれもムラガンダ/Muragandaの存在である。
- 暁の暴君、サンダイヤル/Sundial, Dawn Tyrant
- 珊瑚の暴君、ケローナ/Caelorna, Coral Tyrant
- 飢えし暴君、カラクシオン/Kalakscion, Hunger Tyrant
- サウリドの暴君、ティロックス/Tyrox, Saurid Tyrant
- 大地の暴君、テリアン/Terrian, World Tyrant
[編集] ストーリー
テリアン/Terrianは、ムラガンダ/Muragandaに住む恐竜の軟泥/Ooze(イラスト)。
ムラガンダの牙ドルイド/The Fang Druidsは、この強大なテラリウム軟泥を「大地の暴君/The World Tyrant」と呼んでいる。なぜならこれがタイムカプセルを、すなわち古の世界をその核となる体の内部に抱え、ムラガンダのタンパク質を構成する密林を彷徨いながら生態系全体を平らげてきたからだ。テリアンは外側よりも内側の方が広く、仮にそのゼラチン状の膜を突き破って内部へと旅したとしたら、二度と脱出することはできないかもしれない、そう信じる者もいる。その核を目指す旅は、この次元/Planeの歴史を逆さに体験するものになるだろうと。
- カード名ではWorldを定訳の「世界」ではなく「大地」と訳している。これが意訳なのか、terra(大地)に由来するであろうTerrianの部分に引きずられた誤訳なのかは不明だが、この訳のために背景設定やフレイバー・テキストが少々分かりにくいものになってしまっている。
牙ドルイドたちはそれを大地の暴君と呼んだ。それは生態系をまるごと喰らい尽くしたからだ。その生態系は今もそれの中心部に取り込まれたままだ。それの中を覗き込めば、太古の世界を見ることができる。