伝説の

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伝説の/Legendaryは、特殊タイプの1つ。


Urza, Lord High Artificer / 最高工匠卿、ウルザ (2)(青)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 工匠(Artificer)

最高工匠卿、ウルザが戦場に出たとき、「このクリーチャーは、あなたがコントロールしているアーティファクト1つにつき+1/+1の修整を受ける。」を持つ無色の0/0の構築物(Construct)アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
あなたがコントロールしているアンタップ状態のアーティファクト1つをタップする:(青)を加える。
(5):あなたのライブラリーを切り直し、その後一番上のカードを追放する。ターン終了時まで、あなたはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。

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Tolarian Academy / トレイリアのアカデミー
伝説の土地

(T):あなたがコントロールするアーティファクト1つにつき(青)を加える。



Legacy Weapon / レガシーの兵器 (7)
伝説のアーティファクト

(白)(青)(黒)(赤)(緑):パーマネント1つを対象とし、それを追放する。
レガシーの兵器がいずれかの墓地に置かれる場合、代わりにレガシーの兵器を公開し、それをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。



Urza's Ruinous Blast / ウルザの殲滅破 (4)(白)
伝説のソーサリー

(伝説のソーサリーは、あなたが伝説のクリーチャーか伝説のプレインズウォーカーをコントロールしているときにのみ唱えられる。)
伝説でなく土地でもないパーマネントをすべて追放する。


[編集] ルール

「伝説の」を持つパーマネントレジェンド・ルールの制約を受け、1人のプレイヤーは同じカード名のものを1つしかコントロールし続けることができない。このルールの詳細はレジェンド・ルールを参照。

「伝説の」を持つインスタントとソーサリーは、唱える上で制限がある。プレイヤーは伝説のクリーチャーか伝説のプレインズウォーカーコントロールしていない限り、伝説のインスタント伝説のソーサリーを唱えられない。このルールの詳細は伝説のソーサリーを参照。

[編集] 解説

ストーリー上重要な人物場所、歴史に残る大呪文などがカード化された場合、この特殊タイプを持つことが多い。単に「雰囲気」で伝説をつけただけで背景ストーリーには登場しない人物や、登場はするが本筋とは特に関係ない脇役程度の人物もいる(伝説のピット・ファイター/Pit Fighter Legends等)。またストーリーとは関係なく、ルールやゲーム・バランスとの兼ね合いでこの特殊タイプを与えられることもある(クラークの親指/Krark's Thumbオパールのモックス/Mox Opal等)。特に伝説の土地はその傾向が強く、むしろストーリー的な理由で伝説となるケースの方が少ない。伝説の土地の項も参照。

伝説のカードはそうでないカードと比べ、少し強めの傾向がある。わかりやすい例で言えば、今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda(1マナ2/2バニラ)は、サバンナ・ライオン/Savannah Lions(1マナ2/1バニラ)と比べても明らかにコスト・パフォーマンスが高い。レジェンド・ルール自体がペナルティ能力として扱われている証左と言える。

とはいえ完全なデメリットではなく、実際には「ややデメリットの側面が強い」という程度。複数枚戦場に出す必要がないカードなら問題になりにくいからである。また、神河ブロックを中心にこの特殊タイプを参照、補助するカードも多い。(→「伝説の」でテキスト検索

  • プレインズウォーカー・カードは、それぞれが伝説のごとき存在であり、すべて「伝説の」の特殊タイプを持っている。
  • ドミナリア以降のカード枠において、プレインズウォーカーを除くすべての伝説のカードは通常のカードと視覚的に区別できるよう、カード名のボックスが装飾で囲まれている(カード画像)。
  • かつてのレジェンド・ルールは「コントローラーを問わず戦場に1体しか存在し続けられない」というもので、「重要なものは2つ以上存在するわけがない」というフレイバーを重視していた。しかし、伝説性を利用した除去テクニック(対消滅)を好ましく思わなかったことや、デザイン空間を拡張することを理由に、現在のルールに変更されることになった[1]
  • 伝説のカードが強めといえるようになったのは、ホームランド以降。初めて伝説のカードが作られたレジェンドでは、コストの割にはお世辞にも強いとはいえないものばかり。どちらかというと一種の雰囲気付けに過ぎなかった。
  • 長い間、基本セットにはこの特殊タイプを持つカードはほとんど収録されない傾向にあった。第10版で初めて伝説のパーマネントが再録され、話題となった。また、基本セット2013では再録でない新規の伝説のクリーチャーや、その名前を冠する呪文などが登場した。時代が下った現代ではこの慣例も取り払われており、基本セットであっても伝説のカードは全く珍しいものではなくなっている。
    • かつての基本セットは「背景ストーリーを重視しない」「複雑なルールのものをあえて収録せず、シンプルにまとめる」という方針があったためと考えられる。また、基本セット2010以降は(当時は伝説でなかった)プレインズウォーカーが収録されており、そちらに「ストーリーおよび複雑なルール」の枠を取られたという側面もある。現在は基本セットでもストーリーが描かれているほか、レジェンド・ルールが初心者プレイヤーでも容易に把握できる内容に改定されたこともあり、続々と基本セット出身の伝説のカードが作られている。
  • 伝説のカードはそれが表すもののストーリー上の重要性・希少性を反映して、長らくレア以上の稀少度でのみ作られてきた(レアが存在しない古いエキスパンションにおいても、最も高い稀少度で実質レアに相当するアンコモン1に割り当てられている)。伝説のカードをテーマとした神河ブロックやドミナリア、プレインズウォーカーをテーマとした灯争大戦において多数のアンコモンの伝説のカードが収録されたのを経て、現在ではアンコモンの伝説のカードを落葉樹システムとして使用していく動きがある。[2]
  • Mark Rosewaterは、プレイヤーはストーリーでの魅力的なキャラクターや統率者戦のために伝説のカードを欲する一方、この特殊タイプにおけるルールがカードのデザインにおいてキャラクター性とゲームプレイの二者択一を強制し、またセットに多く加えることを制限しているとして、マジックの根本的部分をどれか1つ変えられるなら伝説からレジェンド・ルールを取り除きたいとたびたび主張している[3][4]
  • 特殊タイプとしての訳語は「伝説の」であるが、日本語版カードにおいて能力などがこの特殊タイプを参照する場合には「伝説のである」ではなく「伝説である」と表記される。

[編集] 「伝説の」に関連するカード

[編集] 脚注

  1. Legendary Rule Change/「レジェンド・ルール」の変更(Making Magic 2013年5月23日 Sam Stoddard著)
  2. Hi Mark. I hope you are having a great start to...(Blogatog 2020年1月6日)
  3. Starting Over/やり直し(Making Magic 2015年1月26日 Mark Rosewater著)
  4. Essay What You Will/その意図をエッセイに(Making Magic 2018年2月5日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

引用:総合ルール 20231117.0

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