ビッグ・マナ
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ビッグ・マナ(Big Mana)は、ステロイドの一種。別名「マナ・ランプ(Mana Ramp)」。元は時のらせんブロック構築発祥のデッキだが、第10版とローウィンで強力なパーツを入手し、スタンダードでも頭角を現している。
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概要
各種マナブーストから火力によるコントロールや大型クリーチャー召喚へと繋ぎ、マナブーストによって失ったハンド・アドバンテージを調和/Harmonizeで補充する。
時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期
時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期のスタンダードにおいても大きな影響を持つアーキタイプ。
時のらせんブロック構築と基本的な動きは変らず、マナ加速を繰り返し、ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkiteや包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commanderに繋ぐのが基本。序盤をタルモゴイフ/Tarmogoyfや火葬/Incinerateが支える。
初期は野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerとのシナジーを考慮し肥沃な大地/Fertile Groundを投入したタイプがほとんどだった。しかし、バウンスや同系対策として用いられるムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Mossには非常に脆いので、北方行/Into the Northと占術の岩床/Scrying Sheetsの組み合わせを利用した「スノウ・ランプ/Snow Rump」とも呼ばれる氷雪タイプが主流になった。定番の火葬/Incinerateに加え雪崩し/Skredが使えるのが強み。それに加えてファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfootを有効利用できる。
3色目に青を加え、永劫の年代史家/Aeon Chroniclerが投入される場合も多い。
- カウンターデッキ対策として、猛牛の目/Eyes of the Wisentやクァーグノス/Quagnoth、憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Furyがサイドボードに投入される。
- ドラゴンストームに対抗するため白をタッチし法の定め/Rule of Lawや発光/Luminesceを利用するものもある。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリクラクフ07 第3位(参考)
- 使用者:Armin Birner
- フォーマット
時のらせんブロック構築
時のらせんブロック構築では、スクリブ・アンド・フォース、獣群の呼び声/Call of the Herdなどの優良クリーチャー軍団を火力でサポートする。
動きはかつてのファイアーズや、フレッシュメーカーに近い。根の壁/Wall of Rootsや明日への探索/Search for Tomorrowなどからマナ加速し大型クリーチャーにつなぐ構成になっており、デッキ名もここから来ている。
当時は環境に確定カウンターの枚数も少なく、確定除去に使い易いものがあまりなかったため、マナ加速からの大型クリーチャー召喚が有効だった。
調和/Harmonize、嵐の束縛/Stormbindが息切れを防いでくれる。
未来予知参入後は、タルモゴイフ/Tarmogoyfなど優秀な小型クリーチャーが増え、軽量化したビートダウンの赤緑プレデターがメインとなったが、根強い人気が有り、色を足す方向で生きながらえることとなった。
- 土地破壊色を高めたコントロール寄りのものも存在した。 →参考
- 緑の土地サーチを用いるため3色目をタッチしたりと色々と工夫が利く。カウンターに非常に弱い構成のため、カウンターされないドローソースとして永劫の年代史家/Aeon Chroniclerをタッチしたものや、黒を加えて虚空/Voidや滅び/Damnationを投入したものなど。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー横浜07 ベスト8(参考)
- 使用者:Paulo Carvalho
- フォーマット