緑白呪禁
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緑白呪禁 (GW Hexproof) は、呪禁クリーチャーとオーラを中心とする緑白のビートダウンデッキ。緑白オーラ (GW Auras)、呪禁オーラ (Hexproof Auras)、ボーグルズ (Bogles) などとも呼ばれる。
目次 |
概要
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントしているクリーチャーは、あなたがコントロールしているエンチャント1つにつき+1/+1の修整を受け先制攻撃を持つ。
ぬめるボーグル/Slippery Bogleや林間隠れの斥候/Gladecover Scoutなどの呪禁クリーチャーに、天上の鎧/Ethereal Armorをはじめとするオーラを大量につけ、単体除去の効かない強力なクロックを作り出すのが基本戦略。
デッキとの相性が極端なデッキで、活躍にはメタゲームの読み解きがかなり重要になる。
- 呪禁と絆魂の存在により単体除去やライフの削りあいには非常に強く、一般的なビートダウンデッキや低速のコンボデッキに対しては大きく有利。
- デッキ構成と動きの都合、ほとんどソーサリー・タイミングでしか動けず、早期の妨害が必要な高速のコンボに対しては大きく不利。
デッキのコンセプトはスタンダードなどに存在する呪禁バントのものとほぼ同じだが、こちらはクリーチャー、オーラともに1~2マナのものが中心であり、より軽く、尖った構成になっている。
ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期
同環境では赤緑白のナヤオーラの方が優勢だが、一部で緑白2色のものも見られた。
クリーチャー — 狼(Wolf)
呪禁(このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)
対戦相手1人があなたのターンに青か黒の呪文を1つ唱えるたび、魔女跡追いの上に+1/+1カウンターを1個置く。
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともにトランプルと絆魂を持つ。(絆魂を持つクリーチャーがダメージを与えると、さらにそれのコントローラーは同じ点数のライフを得る。)
サンプルリスト
- 備考
- ワールド・マジック・カップ14大阪予選 ベスト4 (参考)
- 使用者:Takeda Hiroki
- フォーマット
GW Hexproof [1] | |
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パイオニア
パイオニアでは呪禁をもつ軽いクリーチャーが少ないため、上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificerや皇の声、軽脚/Light-Paws, Emperor's Voiceなどを活かした、爆発力を重視した構成が存在する。
伝説のクリーチャー — 狐(Fox) アドバイザー(Advisor)
オーラ(Aura)1つがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたがそれを唱えていた場合、あなたは「あなたのライブラリーから、あなたがコントロールしているすべてのオーラと異なる名前を持ち、マナ総量がそのオーラのマナ総量以下であるオーラ・カード1枚を探し、皇の声、軽脚につけた状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
2/2エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントしているクリーチャーは+2/+0の修整を受けトランプルを持つ。
無鉄砲が戦場から墓地に置かれたとき、カード1枚を引く。
無鉄砲/Audacityや離反ダニ、スクレルヴ/Skrelv, Defector Mite、剃刀境の茂み/Razorverge Thicketなどで強化され、プロツアー・ファイレクシアではBenton Madsenを準優勝に導く活躍を見せた。
サンプルリスト
- 備考
- プロツアー・ファイレクシア 準優勝(参考/参考)
- 使用者:Benton Madsen
- フォーマット
モダン
ラヴニカへの回帰で天上の鎧/Ethereal Armorが登場したことで成立した。
クリーチャー — コー(Kor) ウィザード(Wizard)
コーの精霊の踊り手は、それにつけられているオーラ(Aura)1つにつき+2/+2の修整を受ける。
あなたがオーラ呪文を唱えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(他のオーラ(Aura)がつけられているクリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+3/+3の修整を受けるとともに先制攻撃、警戒、絆魂を持つ。(このクリーチャーがダメージを与える場合、さらにあなたは同じ点数のライフを得る。)
クリーチャーはぬめるボーグル/Slippery Bogle・林間隠れの斥候/Gladecover Scoutの1マナ1/1呪禁コンビと、除去耐性こそ持たないものの、打撃力とカード・アドバンテージの両面で優秀なコーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancerの採用が定番。また緊急時のアタッカー兼ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veilなどの布告除去への対策として、フェッチランドから呼べるドライアドの東屋/Dryad Arborも1~2枚挿されることが多い。
オーラとしては天上の鎧の他、強力な怨恨/Rancor、デメリットをある程度無視できる夜明けの宝冠/Daybreak Coronet、全体除去対策となる陰影鎧などが用いられる。
サンプルリスト
GW Hexproof [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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パウパー
祖先の仮面/Ancestral Maskやオーラのナーリッド/Aura Gnarlidに着目したオーラ中心のデッキは以前から少数存在していたが、このタイプのデッキが本格的な活躍を見せるようになったのは、モダン同様、ラヴニカへの回帰の参入により天上の鎧/Ethereal Armorを獲得してからである。
クリーチャー — ビースト(Beast)
オーラのナーリッドよりもパワーの小さいクリーチャーは、オーラのナーリッドをブロックできない。
オーラのナーリッドは、戦場に出ているオーラ(Aura)1つにつき+1/+1の修整を受ける。
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+2の修整を受けるとともにトランプルを持つ。
エンチャントされているクリーチャーがダメージを与えるたび、あなたはその点数に等しい点数のライフを得る。
コモンとしては破格のスペックを持つ怨恨/Rancorとアルマジロの外套/Armadillo Cloakを筆頭に、大量のオーラを並べることで天上の鎧・祖先の仮面・オーラのナーリッドを最大限に活用する。また環境柄多色土地が少ないため、オーラとしてカウントされる色マナ源である豊かな成長/Abundant Growthや楽園の拡散/Utopia Sprawlもよく用いられる。
布告除去を多く採用する黒単コントロールは天敵であるため、それへの対策として若き狼/Young Wolfがサイドボードに採用される他、カルニの庭/Khalni Gardenもしばしば採用される。
基本的には緑のクリーチャーやオーラを中心に白をタッチして組まれるが、緑青タッチ白で組んだタイプも少数存在する。そちらは呪禁バントのページを参照。
サンプルリスト
サンプルリスト1
GW Hexproof(Pauper) [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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サンプルリスト2
Bogles [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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参考
- Modern Wombat(Daily MTG、Daily Deck List、文:Sam Black)
- Bogles in All Formats!(同上、Daily Deck List、文:Sam Black)
- 白緑ビートダウン
- 呪禁オーラ
- デッキ集