ダンジョンの入口/Dungeon Descent
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土地のスロットで繰り返し探索ができる点はダンジョンを重視したデッキなら悪くはないが、問題はコスト。実質5マナに加えて探索する伝説のクリーチャーまでを自分のターンにタップさせなければならず、負担が大きい。またマナ基盤としての性能もタップインで無色マナしか出ないためかなり劣悪。それでいてレアであり、カスレアの誹りは免れないだろう。
リミテッドではただでさえ伝説のクリーチャーの確保が厳しいうえに、レンジャーの鷹/Ranger's Hawk、隠し扉/Secret Door、ダンジョンの地図/Dungeon Map、50フィートのロープ/Fifty Feet of Ropeと、起動型能力でダンジョン探索を行うカードは他にも(アンコモン以下で)多いうえに軒並みこのカードより効率が良く、伝説問題に目をつぶってもなおこれらに見劣りしかねない。
- 日本語のカードでは起動に必要な伝説のクリーチャーの数に指定がなく(画像)、アンタップ状態の伝説のクリーチャーをすべてタップするようにも読めてしまうが、タップするのは任意の1体のみ。オラクルでは「Tap an untapped legendary creature you control」と明確にされている。
- Ben Bleiweissが2022年に発表した記事「The 100 Worst Magic: The Gathering Cards Of All Time」において、このカードが第19位に選ばれた[1]。Wood Elementalなどのマジック初期のカードが上位を占める中で2021年発売のセットに含まれるこのカードの存在は明らかに異彩を放っており、いかにこのカードのカードパワーが時代錯誤的に低かったかを物語っている。
MTGアリーナにおける再調整
MTGアリーナ専用カード
Dungeon Descent / ダンジョンの入口土地
(T):(◇)を加える。
(1),(T),あなたがコントロールしていてアンタップ状態である伝説のクリーチャーをタップする:ダンジョン探索をする。起動はソーサリーとしてのみ行う。
2022年1月27日、Magic: The Gathering Arenaにおいて、アルケミーとヒストリックで使用できるカードに再調整が行われた[2]。
ダンジョン探索を中心としたデッキからぎこちなさを減らし、よりゲームに勝てるようにするため、アンタップインになり探索の起動コストを(3)少なくする上方修正がなされた。
脚注
- ↑ The 100 Worst Magic: The Gathering Cards Of All Time, #25-1 (2022年3月4日)
- ↑ Alchemy Rebalancing for January 27, 2022/2022年1月27日 アルケミー再調整告知(Daily MTG 2022年1月25日)