プロパガンダ/Propaganda
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Propaganda / プロパガンダ (2)(青)
エンチャント
エンチャント
クリーチャーは、それらのコントローラーが自分がコントロールする、あなたを攻撃するクリーチャー1体につき(2)を支払わないかぎり、あなたを攻撃できない。
1枚出るだけでビートダウンの速度を大きく削ぎ、重ね張りされると解呪/Disenchantなどのエンチャント対策でもない限り完全に攻撃を封じられてしまう。当時の青の隆盛を支援したカードの1つである。
これを出してハルマゲドン/Armageddonを使うと、こちらからは攻撃できるのに対戦相手からは攻撃されない状況となる。このようにして対戦相手をロックするプロパゲドンというデッキが存在した。また、ハルマゲドンではなく冬の宝珠/Winter Orbでマナを縛るプロパオーブというデッキもある。
現在はこの手の効果は青ではなく白の役割になっており、風生まれの詩神/Windborn Muse、亡霊の牢獄/Ghostly Prisonといった同一の能力を持つ白のカードが登場している。特に後者は色の変更以外そのままである。
- 狩り立てられた幻/Hunted Phantasmとは、色と攻撃を制限する能力が噛み合っており、相性がよい。
- 以前は白兵戦/Hand to Handとのコンボで完全に攻撃を封じることができた(「攻撃コストの支払いは攻撃クリーチャー指定ステップ開始時の過程でインスタントとしてプレイされる」の裁定による)が、1998年4月1日に「攻撃コストの支払いはインスタントや能力ではなく攻撃クリーチャー指定時の処理の一部」と逆転裁定が出され不可能となった。(参考)
ルール
- これは攻撃クリーチャー指定ステップのターン起因処理において、攻撃クリーチャー指定の際のコストを追加する効果である。
- 攻撃クリーチャー指定に際し、コストとしてマナの支払いが必要な場合、アクティブ・プレイヤーはマナ能力を起動する機会を得たのち、コストを支払う。これら一連の流れはターン起因処理の一部であり、スタックは用いない。手順については攻撃クリーチャー指定ステップの項も参照。
- そのため、このコスト支払いのためにライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamondや死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanなどの起動型能力を起動する機会はない。それらのマナを支払いに用いたいなら、攻撃クリーチャー指定ステップより前にマナを出しておき、なおかつ湧出/Upwellingなどでマナ・プールから失われないようにしなければならない。
- 攻撃クリーチャー指定に際し、コストとしてマナの支払いが必要な場合、アクティブ・プレイヤーはマナ能力を起動する機会を得たのち、コストを支払う。これら一連の流れはターン起因処理の一部であり、スタックは用いない。手順については攻撃クリーチャー指定ステップの項も参照。
- マナを支払う必要があるのはこれのコントローラーを攻撃する場合のみである。
- なんらかの攻撃強制を持つクリーチャーがいる場合、プロパガンダのコストを支払ってまで攻撃する事は求められない。
- 複数の戦闘フェイズを得た場合などでも、攻撃するたびにマナを支払う必要がある。
- 複数コントロールしているならば、対戦相手は各攻撃クリーチャーごとにプロパガンダ1つにつき2マナ支払う必要がある。例えば2つコントロールしているならば、攻撃クリーチャー1体につき4マナ支払う。
関連カード
- Koskun Fallsやエレファント・グラス/Elephant Grassなどの流れを汲む。それらと比べるとアップキープ・コストなどがなくなり、すっきりとしたテキストになっている。
主な亜種
攻撃時にマナを支払わせる青のカード。白のカードについては亡霊の牢獄/Ghostly Prisonを参照。
- 戦争税/War Tax - 起動型能力(X)(青)で、(X)支払わせる。3マナのエンチャント。(メルカディアン・マスクス)
- 集団監禁/Collective Restraint - 版図版。4マナのエンチャント。(インベイジョン)