現出 (デッキ)
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現出(Emerge)は、現出クリーチャーを中心としたデッキの総称。異界月参入後のスタンダード環境に存在する。
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概要
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
憑依された死体が戦場に出たとき、飛行を持つ白の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
(1)(黒),カード2枚を捨てる:あなたの墓地から憑依された死体をタップ状態で戦場に戻す。
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi) タコ(Octopus)
瞬速
現出(5)(青)(青)(あなたはこの呪文を、クリーチャー1体を生け贄に捧げるとともに(X)だけ減らした現出コストを支払って唱えてもよい。Xはそのクリーチャーのマナ総量に等しい。)
あなたがこの呪文を唱えたとき、パーマネント最大4つを対象とし、それらをタップする。
インスタント
欠色(このカードは無色である。)
コジレックの帰還は各クリーチャーにそれぞれ2点のダメージを与える。
あなたがマナ総量が7以上のエルドラージ(Eldrazi)・クリーチャー呪文を1つ唱えるたび、あなたはあなたの墓地からコジレックの帰還を追放してもよい。そうしたなら、コジレックの帰還は各クリーチャーにそれぞれ5点のダメージを与える。
死亡の損失を埋め合わせる能力を持つ中マナ域のクリーチャーを戦場に出し、それらを生け贄に捧げて老いたる深海鬼/Elder Deep-Fiendや不憫なグリフ/Wretched Gryffなどの現出持ちエルドラージを繰り出すのが基本戦略。このとき墓地にコジレックの帰還/Kozilek's Returnがあれば、それを誘発させて盤面を一掃することもできる。
戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期
青赤現出(UR Emerge)、青赤ゾンビ(UR Zombies)などと呼ばれる青赤2色のタイプが引き続き環境に存在している。
エンチャント
あなたがカードを1枚サイクリングするか捨てるたび、あなたは(1)を支払ってもよい。そうしたなら、飛行を持つ青の2/2のドレイク(Drake)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
安堵の再会/Cathartic Reunionや稲妻の斧/Lightning Axeで捨てた縫い翼のスカーブ/Stitchwing Skaabや秘蔵の縫合体/Prized Amalgamを戦場に戻して戦線を維持し、老いたる深海鬼/Elder Deep-Fiendで勝負を決める基本方針は前環境と同じ。アモンケットからはドレイクの安息地/Drake Havenなどを獲得した。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリモントリオール17 第22位 (参考)
- 使用者:Andrew Wolbers
- フォーマット
戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期
ローテーションにより群れの結集/Gather the Packやヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigyを失うも、カラデシュから安堵の再会/Cathartic Reunionなどを獲得したことで、引き続き環境に存在している。
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) ホラー(Horror)
飛行
(1)(青),カードを2枚捨てる:あなたの墓地から縫い翼のスカーブをタップ状態で戦場に戻す。
大きく分けて以下の2つのタイプが存在する。
- 青赤・青黒赤
- ゾンビを中心とする青赤ないし青黒赤のタイプ。前環境の4色型から緑を抜き、赤を濃くしたものと言える。部族カードが使われているわけではないが、青赤ゾンビ(UR Zombies)などと呼ばれることも多い。
- 安堵の再会や稲妻の斧/Lightning Axeなどで縫い翼のスカーブ/Stitchwing Skaabや秘蔵の縫合体/Prized Amalgamを墓地に送り、それらを戦場に戻して現出の生け贄にする。黒を用いる場合は屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scroungerや憑依された死体/Haunted Deadが採用される。
- 緑青赤
- 昂揚ギミックを取り入れた緑青赤のタイプ。前環境の緑青赤型の流れを汲む。
- 過去との取り組み/Grapple with the Pastや発生の器/Vessel of Nascencyで墓地を肥やし、墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidowや約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised Endに繋げる。現出の生け贄要員としては、昂揚達成にも貢献する金線の使い魔/Filigree Familiarや巡礼者の目/Pilgrim's Eyeが採用される。
青赤
- 備考
- グランプリデンバー16 ベスト4 (参考)
- 使用者:Andrew Wolbers
- フォーマット
UR Emerge [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 青赤2色のタイプ。熱病の幻視/Fevered Visionsの採用が特徴的。
青黒赤
- 備考
- グランプリクアラルンプール16 第41位 (参考/参考)
- 使用者:Ernest Lim
- フォーマット
Grixis Emerge [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 青黒赤のタイプ。墓地肥やし手段として傲慢な新生子/Insolent Neonateや査問長官/Minister of Inquiriesが採用されている。
緑青赤
- 備考
- グランプリプロビデンス16 第51位 (参考)
- 使用者:Andrew Holt
- フォーマット
Temur Emerge [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 緑青赤のタイプ。
タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期
ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上から5枚のカードを公開する。あなたは、その中からクリーチャー・カードを1枚あなたの手札に加えてもよい。残りをあなたの墓地に置く。
魔巧 ― あなたの墓地にインスタント・カードやソーサリー・カードが合わせて2枚以上あるなら、公開されたカードの中からクリーチャー・カードを、1枚の代わりに最大2枚まであなたの手札に加える。
アーティファクト クリーチャー — 飛行機械(Thopter)
飛行
巡礼者の目が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
現出持ちと生け贄要員を手札に集めつつ、コジレックの帰還/Kozilek's Returnを直接墓地に落とせるカードとして、群れの結集/Gather the Packや過去との取り組み/Grapple with the Pastが採用される。さらにこれらの墓地肥やし手段とのシナジーから、昂揚持ちおよび約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised Endが採用されることもある。
デッキカラーは様々だが、特に以下の2つが結果を残している。
- 緑青赤
- ティムール現出(Temur Emerge)、Temurgeなどと呼ばれる緑青赤のタイプ。生け贄要員としては原初のドルイド/Primal Druidや作り変えるもの/Matter Reshaperなどの死亡誘発持ち、巡礼者の目/Pilgrim's EyeなどのCIP能力持ちが採用される。
- 黒緑青タッチ赤
- 4色現出(4-Color Emerge)、スゥルタイ・ドレッジ(Sultai Dredge)などと呼ばれる黒緑青タッチ赤のタイプ。生け贄要員としては墓地から戦場に戻ることができる憑依された死体/Haunted Deadや秘蔵の縫合体/Prized Amalgamが採用される。
- 膨らんだ意識曲げ/Distended Mindbenderを使用するジャンド昂揚(Jund Delirium)については黒緑昂揚を参照。
緑青赤
- 備考
- プロツアー「異界月」 ベスト8 (参考/参考)
- 使用者:Andrew Brown
- フォーマット
Temur Emerge [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 現出の生け贄要員となるクリーチャーを多めに採用した緑青赤のタイプ。ウギンの聖域/Sanctum of Uginは老いたる深海鬼/Elder Deep-Fiendの連打に役立つほか、サイドボードの各種エルドラージをシルバーバレットすることもできる。
緑青赤(ランプ型)
- 備考
- プロツアー「異界月」 準優勝 (参考/参考)
- 使用者:Owen Turtenwald
- フォーマット
Temur Emerge [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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青黒赤緑
- 備考
- プロツアー「異界月」 第73位、スタンダード部門7-2-1 (参考/参考)
- 使用者:松本友樹
- フォーマット
4C Emerge [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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