イニストラードを覆う影
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イニストラードを覆う影/Shadows over Innistrad | |
シンボル | 逆さになったアヴァシン教会/The Church of Avacynの十字架 |
略号 | SOI |
コードネーム | Tears |
発売日 | 2016年4月8日 |
セット枚数 | 全297種類 |
イニストラードを覆う影/Shadows over Innistradは、イニストラードを覆う影ブロックの1番目のエキスパンション。2016年4月8日発売。キャッチコピーは「事変の謎を追え/Unravel the Madness」。
目次 |
概要
次元/Planeイニストラード/Innistradが再び舞台となる。帰還した大天使アヴァシン/Avacynが突如狂気に陥り、人間を殺戮し始めた。さらによじれた石柱の出現、マルコフ荘園/Markov Manorの崩壊など、奇怪な現象が次々と発生する。
テーマはイニストラードを覆う「狂気」と「謎」。イニストラード・ブロックから両面カード、部族、墓地利用を引き継ぎ、狂気を表すためにマッドネスと昂揚、プレインズウォーカー/Planeswalkerとイニストラードの住民が謎を解き明かしていく過程を示した調査といったメカニズムが新たに加わっている。新たな回避能力として潜伏も登場した。また、数は少ないが、数字の「13」に関連したカードや呪い、陰鬱および明滅に酷似した効果など、イニストラード・ブロックで見られたいくつかのメカニズムが再登場している。
新たなクリーチャー・タイプとしてモグラが、新たなアーティファクト・タイプとして手掛かりが登場した。
変則的な稀少度を採用しており、ブースターパックには通常のセットのコモンのカード1枚の代わりに必ずコモンかアンコモンの両面カードが1枚封入されている。そして8パックに1つはそれに加えてコモンのカード1枚の代わりにレアか神話レアの両面カードが1枚封入されている。プレミアム・カードは通常のカードか両面カード、そして稀少度の区別がないため、1枚のパックに通常カード、両面カード、プレミアム・カードの3枚のレア/神話レアが封入されている(加えてプレムアムカードが3枚目の両面カードとなる)事もある。
- 発売に先駆けデュエルデッキ:正しき者vs堕ちし者が発売され、精神壊しの悪魔/Mindwrack Demonなどいくつかのカードが先行収録された。
発売前情報
特設サイト「The Hanweir Chronicle/ハンウィアークロニクル」では、イニストラードの交易拠点であるハンウィアー/Hanweirの地方紙を通じてエキスパンションのストーリー背景が語られた。
カードプレビュー
「謎」のテーマに因み、イベントやWeb上で提示された謎をユーザーが解いていくことで新たなカードが明かされる仕掛けが施された。
- Innistrad Map
- 特設サイト「Innistrad Map」では、グランプリにおけるイベントと連動したカードプレビューが行われた。同時期に開催されたグランプリデトロイト16、グランプリボローニャ16、グランプリメルボルン16にそれぞれイニストラードの有名地所3箇所に対応したクイズハウスが設営され、参加者が謎を解くと地所に関連されたカードがプレビューとして公開された(参考)。
- 同時に、公式Twitterを中心とした各種ソーシャルメディア上で様々なパズルが公開された。謎を解いて得られる文字列をメールアドレスのローカルパートにしてウィザーズ社宛にメールを送信すると、プレビューカードの画像が返信され、さらに正解者が一定数に達すると特設サイトにも公開された。
- パッケージ画像
- Shadows Over Innistrad Packaging/『イニストラードを覆う影』のパッケージの記事中のパッケージ画像のファイル名に、そのカードのプレビューがされる日時と場所のヒントが隠されているという仕掛けが行われた。
- それぞれの詳細はパッケージ・イラストのリンク先を参照。
- プレリリース告知ポスター
- プレリリース告知ポスターに隠された謎を解き明かすことでカードがプレビューされるという企画が行われた。ポスターの左下に書かれた謎の石/Cryptolithの向きが時計の文字盤を示しており、各国の数字を全て合計すると先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbingerのコレクター番号になる。
ウェルカム・デッキ限定カード
ブースターパックには封入されず、店舗などで配布される入門者用のハーフデッキ(非売品)およびデッキビルダーセットにのみ封入される限定カードが16枚存在する([1])。
いずれも再録カードであり、これらのカードは独自のエキスパンション・シンボルを持っているが、スタンダードのローテーションにおいて、イニストラードを覆う影の一部と見なされる(スタンダードから落ちるのはイニストラードを覆う影ブロックと同時とされた)。
- 該当カード
- 神盾の天使/Aegis Angel
- 名誉の印/Marked by Honor
- セラの天使/Serra Angel
- 大気の召使い/Air Servant
- 分散/Disperse
- マゴーシのスフィンクス/Sphinx of Magosi
- 精神腐敗/Mind Rot
- 夢魔/Nightmare
- センギアの吸血鬼/Sengir Vampire
- 歩く死骸/Walking Corpse
- 国境地帯の匪賊/Borderland Marauder
- 火炎放射/Cone of Flame
- シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon
- 増え続ける成長/Incremental Growth
- 樫変化/Oakenform
- 収穫の魂/Soul of the Harvest
イベント
プレリリース
2016年4月2日、3日に行われた。
参加した各プレイヤーはタミヨウの日誌/Tamiyo's Journalを模したプレリリース・キットを受け取り、40枚以上のシールドデッキを構築しプレイする。プレリリース・キットには
- イニストラードを覆う影のブースターパック6つ
- 日付入りのプレリリース・カード1枚
- 謎が隠された仕切り板1枚
- デッキ構築のヒントが書かれた説明書
- スピンダウン・ライフカウンター1個
が含まれている。
仕切り板は欠けたランタンの図柄になっており、複数を重ね合わせることで完全な形のランタンが完成する。公式Twitterで解答を記念してイニストラードの霊/Geistのイラストが公開された(参考1/参考2)。
発売記念週末
2016年4月8~10日が期間であり、救出の天使/Angel of Deliveranceのプロモーションカードが配布される。
プロツアー
2016年4月22~24日に、スペイン・バルセロナで開催予定。
ゲームデー
2016年4月30~5月1日が期間であり、参加賞として手に負えない若輩/Incorrigible Youths、上位入賞賞として苦渋の破棄/Anguished Unmakingのテキストレスプロモカードが配布される。そして優勝者には通常版の苦渋の破棄のイラストのプレイマットが配布される。
構築済みデッキ
エントリーセット
- 霊魂の大波/Ghostly Tide (白青)
- 蘇生の秘儀/Unearthed Secrets (青緑)
- 吸血の渇望/Vampiric Thirst (黒赤)
- 天使の憤怒/Angelic Fury (赤白)
- 恐怖の幻視/Horrific Visions (緑黒)
パッケージ・イラスト
- ファルケンラスの過食者/Falkenrath Gorger
- 月の抱擁、アーリン/Arlinn, Embraced by the Moon
- 浄化の天使、アヴァシン/Avacyn, the Purifier
- 死の宿敵、ソリン/Sorin, Grim Nemesis
- 秘密の解明者、ジェイス/Jace, Unraveler of Secrets
主な開発スタッフ
- デザイン・チーム - Mark Gottlieb(リード)、Mark Rosewater、Ken Nagle、Gavin Havey、Sam Stoddard、Andrew Veen、Adam Lee
- デベロップ・チーム - Dave Humpherys(リード)、Tim Aten、Ethan Fleischer、Erik Lauer 、Ari Levitch、Sam Stoddard、Matt Tabak(協力)
関連ページ
- Announcing Shadows over Innistrad/『イニストラードを覆う影』 発表
- Shadows Over Innistrad Packaging/『イニストラードを覆う影』のパッケージ
- Shadows Over Innistrad Mechanics/『イニストラードを覆う影』のメカニズム
- Shadow over Innistrad Intro Packs and Promo Cards/『イニストラードを覆う影』のエントリーセットとプロモカード
- Shadow over Innistrad Release Notes/『イニストラードを覆う影』 リリースノート