霊魂放逐/Remove Soul
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クリーチャー呪文であれば確実に打ち消せるので、特にビートダウンに対しては有効に働く。
第5版で参入したものの、当時は対抗呪文/Counterspellが現役であったうえ、他にも雲散霧消/Dissipate、マナ漏出/Mana Leak、マスクス・ブロックのピッチスペル、インベイジョン・ブロックの吸収/Absorbなど多色確定カウンターサイクルやキャントリップ付きの除外/Excludeなど、カウンター呪文が充実していた時代であり、それらを押しのけてまで使われることは少なかった。しかし神河ブロックごろからカウンター呪文が弱体化し始めたことと、コントロールデッキにおいてもクリーチャー・カードの採用率が高くなったことで評価が上がり始め、マナ漏出もルーンのほつれ/Rune Snagもスタンダードから退場してからは、幅広く使われるようになった。
リミテッドにおいては最大の脅威はクリーチャーであることが多く、マナ漏出より優先される。
- 元々は「召喚呪文を打ち消す」という表記であり、第6版より前のルールでは、アーティファクト・クリーチャー呪文を打ち消すことができなかった。「召喚呪文」にはアーティファクト・クリーチャー呪文は含まれなかったため。
- カード名は「魂を放逐する」というイメージなので、魂を持たないアーティファクト・クリーチャーは打ち消せないという設定もあった(恐怖/Terrorと同じ理屈)。現在は召喚呪文という用語は撤廃され、判りやすくなるとともに強化されたが、カードのイメージは若干崩れている。
- 後にそのイメージ問題を克服したカード名の同型再版カード、本質の散乱/Essence Scatterが登場。「Removal(Remove)」の響きは黒のフレイバーで、すでに存在する(おそらく魂を持っている)クリーチャーに働きかけるのではなく召喚行為を無効にするのであって、魂を引き裂くのは青らしくないことから、基本セット2010では本質の散乱と入れ替わりで基本セット落ちした(→A Fresh Coat of Magic Paint参照)。
- カード名は「魂を放逐する」というイメージなので、魂を持たないアーティファクト・クリーチャーは打ち消せないという設定もあった(恐怖/Terrorと同じ理屈)。現在は召喚呪文という用語は撤廃され、判りやすくなるとともに強化されたが、カードのイメージは若干崩れている。
- 否認/Negateとはマナ・コストが同じだが対象にする呪文の種類が正反対になっている。
関連カード
同型再版
- まやかしの召喚/False Summoning(ポータル・セカンドエイジ)
- 急襲/Preemptive Strike(ポータル三国志)
- 本質の散乱/Essence Scatter(基本セット2010)
主な亜種
- 除外/Exclude - キャントリップ付きの霊魂放逐。3マナ。(インベイジョン)
- 骨を灰に/Bone to Ash - 除外の調整版。4マナダブルシンボル。(闇の隆盛)
- 抗い難い知力/Overwhelming Intellect - 対象とした呪文の点数で見たマナ・コスト分のカードを引く。6マナダブルシンボル。(神河救済)
- 侵入の追い返し/Repel Intruders - 青の効果が霊魂放逐である白青の混成強化呪文。3マナ。(シャドウムーア)
- 魂の操作/Soul Manipulation - 霊魂放逐か死者再生/Raise Deadのモードの一方か両方を選べる青黒の多色呪文。3マナ。(アラーラ再誕)
- 心理の障壁/Psychic Barrier - 対象とした呪文のコントローラーのライフを1点失わせる。2マナダブルシンボル。(新たなるファイレクシア)
- 霊奪い/Geist Snatch - 1/1のスピリット・トークンを戦場に出す。4マナダブルシンボル。(アヴァシンの帰還)
- 本質の反発/Essence Backlash - 対象とした呪文のパワーに等しい点数のダメージをコントローラーに与える青赤の多色呪文。4マナ。(ラヴニカへの回帰)
- Who+What+When+Where+Why - 銀枠。青の効果が霊魂放逐の5分割カード。3マナ。(アンヒンジド)