アーティファクト
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*[[青]]とアーティファクトは関連が深く、[[修繕/Tinker]]や[[トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]]等の強力なカードが存在する。また、[[有色]]アーティファクトがテーマの[[エスパー/Esper]]はメインカラーが青であり、[[親和]](アーティファクト)を持つカードは[[炉のドラゴン/Furnace Dragon]]を除いて全て青か[[無色]]である。 | *[[青]]とアーティファクトは関連が深く、[[修繕/Tinker]]や[[トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]]等の強力なカードが存在する。また、[[有色]]アーティファクトがテーマの[[エスパー/Esper]]はメインカラーが青であり、[[親和]](アーティファクト)を持つカードは[[炉のドラゴン/Furnace Dragon]]を除いて全て青か[[無色]]である。 | ||
*[[カードセット一覧|カードセット]]によって、極端に収録枚数が変わったりする。[[レギオン]]や[[次元の混乱]]のように、アーティファクトが1枚も存在しない[[エキスパンション]]がある一方で、収録カードの過半数がアーティファクトという[[アンティキティー]]のようなエキスパンションも存在する。 | *[[カードセット一覧|カードセット]]によって、極端に収録枚数が変わったりする。[[レギオン]]や[[次元の混乱]]のように、アーティファクトが1枚も存在しない[[エキスパンション]]がある一方で、収録カードの過半数がアーティファクトという[[アンティキティー]]のようなエキスパンションも存在する。 | ||
− | **[[基本セット]]では、[[第4版]] | + | **[[基本セット]]では、[[第4版]]、[[第5版]]、[[基本セット2012]]を除き、アーティファクトはすべて[[アンコモン]]以上の[[稀少度]]となっている。 |
*[[中国語版]]では「神器」と表記される。故に、日本でも稀に個人サイトなどでアーティファクトを神器と表記しているのを見かけることもある。 | *[[中国語版]]では「神器」と表記される。故に、日本でも稀に個人サイトなどでアーティファクトを神器と表記しているのを見かけることもある。 | ||
*一般英語のartifactは単に「工芸品」という意味で「魔法の品」というニュアンスは特に持たないが、「古代の」というニュアンスを含む場合はある。 | *一般英語のartifactは単に「工芸品」という意味で「魔法の品」というニュアンスは特に持たないが、「古代の」というニュアンスを含む場合はある。 |
2011年7月19日 (火) 16:26時点における版
アーティファクト/Artifactは、カード・タイプの1つ。いわゆる「魔法の道具」や「機械」のこと。多くは「魔力で精錬された道具」や「古代の失われた技術によって創られた機械」としてデザインされている。
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解説
アーティファクトは、基本的にマナ・コストに色マナを持たないため無色である。そのため、どんな色のデッキにも簡単に入れることができ、他の色と被るような特徴を持つものは少し弱めに作られている。
ただし、アーティファクトであることと無色であることとに関連はない。アーティファクトが、なんらかの効果により色を持つこともあるが、それでも依然としてそれはアーティファクトである。また、サルコマイトのマイア/Sarcomite Myrのように、マナ・コストに色マナを持つアーティファクトも存在する。その場合、アーティファクトは色マナと同じ色を持つ。この「色を持つアーティファクト」のテーマはアラーラの断片ブロック(のエスパー/Esper)、及び新たなるファイレクシアで取り上げられている。
カードの背景色は、旧枠のデザインのものは「茶色」で、新枠のデザインのものは「銀色」で印刷されている。新枠の背景は、フィフス・ドーンのとき、「明るい銀色」から「暗めの銀色」へと変更された。明るい銀色は、色調が白のカードと似ていたため、見分けがつきにくいと不評だったからである(A Scary Card Frame Story参照)。
アーティファクトであり、なおかつクリーチャーでもあるアーティファクト・クリーチャー(要するにロボット)も多数存在する。またミラディンで、アーティファクトであり土地でもあるアーティファクト・土地(要するに巨大建造物)が登場した。サブタイプ(アーティファクト・タイプ)に装備品、城砦、からくりがある。
知識や文明の象徴であり、青や黒にとっては利用するものである。一方、自然物を好む緑や文明に無知な赤にとっては、帰化/Naturalizeやエイトグ/Atogに代表されるように、壊したり食べたりするものである。白の場合、昔は破壊が基本だったが、現在では再生・修復に重点が置かれ始めている。特に装備品の有効活用が得意。
往々にして環境を歪める強力なカードを輩出しており、過去にスタンダードで禁止カードに指定されたカード全23枚のうち、12枚がアーティファクトである(コンフラックスまで。うち6枚はアーティファクト・土地)。
- 青とアーティファクトは関連が深く、修繕/Tinkerやトレイリアのアカデミー/Tolarian Academy等の強力なカードが存在する。また、有色アーティファクトがテーマのエスパー/Esperはメインカラーが青であり、親和(アーティファクト)を持つカードは炉のドラゴン/Furnace Dragonを除いて全て青か無色である。
- カードセットによって、極端に収録枚数が変わったりする。レギオンや次元の混乱のように、アーティファクトが1枚も存在しないエキスパンションがある一方で、収録カードの過半数がアーティファクトというアンティキティーのようなエキスパンションも存在する。
- 中国語版では「神器」と表記される。故に、日本でも稀に個人サイトなどでアーティファクトを神器と表記しているのを見かけることもある。
- 一般英語のartifactは単に「工芸品」という意味で「魔法の品」というニュアンスは特に持たないが、「古代の」というニュアンスを含む場合はある。
- 古代遺跡などに稀に発見される、「その時代に存在したはずの無い技術などを用いて作られているようにしか見えない」物体、いわゆる「OOPARTS─オーパーツ」という用語は「Out Of Place ARTifanctS(アウト・オブ・プレイス・アーティファクツ─場違いな工芸品)」の略語。
過去のルール
- 第6版で廃止される前は、タップしたアーティファクトは能力を失うことになっていた。現在は一部のカードを除き、そのようなことはなく、その例外であるカードも、そのことがテキストに明確に規定されている。
- 例として、吠えたける鉱山/Howling_Mine
- アンティキティーまでは、(クリーチャーでない)アーティファクトはその能力によって、モノ・アーティファクト、ポリ・アーティファクト、コンティニュアス・アーティファクトの3種類に分けられていた。これらはリバイズドですべてアーティファクトに統合された。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 3 カード・タイプ
- 301 アーティファクト
- 301.1 優先権を持つプレイヤーは、自分のメイン・フェイズで、スタックが空の間、アーティファクト・カードを手札から唱えることができる。アーティファクトを呪文として唱える場合、スタックを用いる。rule 601〔呪文を唱えること〕参照。
- 301.2 アーティファクト・呪文が解決されたら、それのコントローラーはそれを自分のコントロール下で戦場に出す。
- 301.3 アーティファクトのサブタイプは必ず1単語であり、「アーティファクト」という語のあとに、「アーティファクト ─ 装備品/Artifact ─ Equipment」といったように、長いダッシュに続いて並べられている。アーティファクトのサブタイプは、「アーティファクト・タイプ」とも呼ばれる1単語である。アーティファクトには複数のサブタイプがあることもありうる。アーティファクト・タイプの一覧は、rule 205.3g を参照。
- 301.4 アーティファクトはそのカード・タイプに特有の特性を持たない。ほとんどのアーティファクトは有色 マナ・シンボルをマナ・コストに含まないので、無色である。しかし、無色であることとアーティファクトであることの間に因果関係はない。色を持つアーティファクトも存在するし、無色であってもアーティファクトでないオブジェクトも存在する。
- 301.5 アーティファクトの中には、「装備品/Equipment」というサブタイプを持つものがある。装備品はクリーチャーにつけることができる。クリーチャーでないものに適正につけることはできない。
- 301.5a 装備品がついているクリーチャーは、「装備しているクリーチャー/equipped creature」と呼ばれる。装備品は、クリーチャーにつく、あるいは「装備される/equip」ことになる。
- 301.5b 装備品・呪文は、他のアーティファクト・呪文と同じように唱えられる。装備品は、他のアーティファクトと同じように戦場に出る。それらはクリーチャーについた状態で戦場に出るわけではない。キーワード能力「装備/equip」は、その装備品をあなたがコントロールしているクリーチャーにつける(rule 702.6〔装備〕参照)。クリーチャーのコントロールに関する条件は、装備 能力の起動時と解決時にのみ確認する。呪文や他の能力によって装備品がクリーチャーにつくことがある。効果によって装備品をそれを装備することができないオブジェクトにつけようとした場合、その装備品は動かない。
- 301.5c クリーチャーは、クリーチャーでもあり換装(rule 702.151〔換装〕参照)を持たない装備品を装備できない。クリーチャーは、「装備品」というサブタイプを失った装備品を装備できない。装備品は自分自身を装備できない。不正あるいは存在しないパーマネントに装備されている装備品は、そのパーマネントからはずれるが、戦場に残ったままである(これは状況起因処理である。rule 704 参照)。装備品は同時に複数のクリーチャーにつくことはない。呪文や能力によって複数のクリーチャーに装備させるようなことが起こった場合、その装備品のコントローラーはどちらのクリーチャーにつけるかを選ぶ。
- 301.5d 装備品のコントローラーは、装備しているクリーチャーのコントローラーとは別物である。この2つは同じである必要はない。クリーチャーのコントローラーが変わっても装備品のコントローラーは変わらないし、逆も同様である。装備品のコントローラーのみが、それの能力を起動できる。ただし、装備品がそれを装備しているクリーチャーに能力を(「得る/gains」あるいは「持つ/has」等によって)得させる場合、装備しているクリーチャーのコントローラーのみが、その能力を起動できる。
- 301.5e 効果がオーラ(rule 303.4i 参照)でない装備品を、適正に装備できないまたは未定義であるオブジェクトにつけた状態で戦場に出そうとした場合、その装備品はついていない状態で戦場に出る。その装備品がトークンなら、それは生成され、ついていない状態で戦場に出る。
- 301.5f パーマネントの、「装備しているクリーチャー/equipped creature」を参照している能力は、そのパーマネントが装備品でなくても、そのパーマネントがついているクリーチャーを参照する。
- 301.6 アーティファクトの中には、「城砦/Fortification」というサブタイプを持つものがある。城砦は土地につけることができる。土地でないオブジェクトにつけることはできない。城砦に関して装備 能力に対応するのは「城砦化/Fortify」というキーワード能力である。rule 301.5a-f は、装備品とクリーチャーの関係を、城砦と土地の関係に読み替え、rule 301.5c は「土地は、クリーチャーでもある城砦によって城砦化されない。」と読み替えて適用する。rule 702.67〔城砦化〕参照。
- 301.7 アーティファクトの中には、「機体/Vehicle」というサブタイプを持つものがある。ほとんどの機体は、アーティファクト・クリーチャー になれる搭乗 能力を持つ。rule 702.122〔搭乗〕参照。
- 301 アーティファクト