差し戻し/Remand
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[[ラヴニカ・ブロック]]のトップ[[アンコモン]]の一角として、[[スタンダード]]参入から退場までの2年間、[[青]]いデッキならほぼ必ず4枚積まれると言って良いほどの高い採用率を誇った。[[クロック・パーミッション]]や[[ウルザトロン]]など、効果を活かしやすい[[デッキ]]が多かったのも活躍の一因である。 | [[ラヴニカ・ブロック]]のトップ[[アンコモン]]の一角として、[[スタンダード]]参入から退場までの2年間、[[青]]いデッキならほぼ必ず4枚積まれると言って良いほどの高い採用率を誇った。[[クロック・パーミッション]]や[[ウルザトロン]]など、効果を活かしやすい[[デッキ]]が多かったのも活躍の一因である。 |
2010年2月23日 (火) 14:49時点における版
打ち消した呪文は手札に戻ってしまうため、これ単体ではその場しのぎに過ぎない。これで得たテンポ・アドバンテージを他の呪文で別のアドバンテージへ変換していく、という使い方になる。
そのため、打ち消し呪文という扱いになる事は少なく、むしろTime Walk系の呪文として捉えられ、公式コラムなどでも、そういった評価が散見される。 実際にキャントリップ付き早霜/Early Frostとして作用することも多いだろう。
記憶の欠落/Memory Lapseとは非常に近いデザインで、主な違いは相手のドローを遅らせるか自分のドローを早めるか。重い追加コストや待機などを持つ呪文に有効なのは同様で、フラッシュバックされた呪文などに対して使う場合はキャントリップの分だけさらに効果的。
ラヴニカ・ブロックのトップアンコモンの一角として、スタンダード参入から退場までの2年間、青いデッキならほぼ必ず4枚積まれると言って良いほどの高い採用率を誇った。クロック・パーミッションやウルザトロンなど、効果を活かしやすいデッキが多かったのも活躍の一因である。
その反面、リミテッドでの活躍は今一つ。構築戦での最適化されたデッキ同士の対戦と比べて展開の緩慢なリミテッド戦では、このカードが作る一手差を勝敗に結びつけ難くなっている。「弱い」とまでは行かなくとも、カードパワーを活かし難いフォーマットである事は確か。
- このカードの運用において、「自分の呪文に対して使う」というテクニックを念頭に置く必要がある。
- ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourgeなど、手札に戻させることがむしろメリットとして働くカードも少なくない。陰謀団式療法/Cabal Therapyなど、手札のカードのカード名を指定する効果との組み合わせもなかなか。
- アメリカ選手権06のカード使用数ランキングでは、島/Islandに次いで第2位だった。
- フレイバー・テキストもアーテイ/Ertaiを彷彿とさせる嫌味たっぷりさで、思わずにやりとしてしまう秀逸さがある。
まあ、少なくとも腕のひらひらとか呪文のぶつくさとかは印象的だったかな。