トリコロール
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− | + | '''トリコロール'''(''Tricolore'')は、[[青]]・[[白]]・[[赤]]で組まれた[[デッキ]]の総称。特に、[[コントロール (デッキ)|コントロール]]色が強いデッキをこう呼ぶことが多い。[[クリーチャー]]による[[ビートダウン]]要素が強いものは'''トリコビート'''と呼ばれる。 | |
− | [[ | + | *トリコロールとはフランス語で「3色」を意味するが、この単語自体、元々フランスの国旗の色に由来しており、またフランス国旗そのものを「トリコロール」と呼ぶことも多い。[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]以外の場面でも、「トリコロール」と言えば赤白青の3色の組み合わせを指す。 |
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− | 一般的には青の[[カウンター]]、[[ドロー]]、白の[[全体除去]]と[[ライフ]][[回復]]、赤の[[火力]] | + | ==概要== |
+ | 一般的には青の[[打ち消す|カウンター]]、[[引く|ドロー]]、白の[[全体除去]]と[[ライフ]][[回復]]、赤の[[火力]]による3[[色]][[パーミッション]]を指すが、[[3CW]]や[[SSS]]など[[ウィニー]]タイプも多数存在していた(マナバランスが不安定な分、中途半端なのも多かったが)。 | ||
− | [[コントロール | + | [[コントロール (デッキ)|コントロール]]型の場合、[[青白コントロール|青白]]タイプと比較すると、[[軽い]][[インスタント]]火力によって序盤の[[クリーチャー]][[除去]]が楽になるという利点があり、[[青赤コントロール|青赤]]の[[カウンターバーン]]と比較すると、[[神の怒り/Wrath of God]]によってクリーチャーへの対応が楽になり、[[エンチャント]][[破壊]]も可能になるという利点がある。 |
赤が白と青の[[対抗色]]のため[[土地]]の[[マナ基盤]]を安定させることが難しく、優秀な[[多色地形]]の存在によることが多い。 | 赤が白と青の[[対抗色]]のため[[土地]]の[[マナ基盤]]を安定させることが難しく、優秀な[[多色地形]]の存在によることが多い。 | ||
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[[ステロイド]]と同じく、この色の組み合わせにこだわりを持つ愛好者が多いことで知られる。 | [[ステロイド]]と同じく、この色の組み合わせにこだわりを持つ愛好者が多いことで知られる。 | ||
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− | その後[[リアニメイト]]要素を外し、[[印鑑]]や[[バウンスランド]]で[[マナ加速]]して[[重い]]カードを連発する[[グッドスタッフ]]タイプの[[デッキ]] | + | その後[[リアニメイト]]要素を外し、[[印鑑]]や[[バウンスランド]]で[[マナ加速]]して[[重い]]カードを連発する[[グッドスタッフ]]タイプの[[デッキ]]も組まれた(→下記サンプルレシピ) |
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かつての[[エクステンデッド]]では[[デュアルランド]]が使用可能だったため、マナバランスに頭を悩ます事なく容易に組むことができた。 | かつての[[エクステンデッド]]では[[デュアルランド]]が使用可能だったため、マナバランスに頭を悩ます事なく容易に組むことができた。 | ||
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時は流れ[[デュアルランド]]は使用不可能になり、この[[デッキタイプ]]もしばらくなりを潜めていたが、[[ラヴニカ・ブロック]]での[[ショックランド]]の登場をうけ中速の[[グッドスタッフ]]系[[ビートダウン]]デッキ、[[ラッカ・デック・ウィンズ]]が現れる。 | 時は流れ[[デュアルランド]]は使用不可能になり、この[[デッキタイプ]]もしばらくなりを潜めていたが、[[ラヴニカ・ブロック]]での[[ショックランド]]の登場をうけ中速の[[グッドスタッフ]]系[[ビートダウン]]デッキ、[[ラッカ・デック・ウィンズ]]が現れる。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[World Championship Decks 1997]] | *[[World Championship Decks 1997]] | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
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2008年8月27日 (水) 01:10時点における版
トリコロール(Tricolore)は、青・白・赤で組まれたデッキの総称。特に、コントロール色が強いデッキをこう呼ぶことが多い。クリーチャーによるビートダウン要素が強いものはトリコビートと呼ばれる。
- トリコロールとはフランス語で「3色」を意味するが、この単語自体、元々フランスの国旗の色に由来しており、またフランス国旗そのものを「トリコロール」と呼ぶことも多い。マジック以外の場面でも、「トリコロール」と言えば赤白青の3色の組み合わせを指す。
目次 |
概要
一般的には青のカウンター、ドロー、白の全体除去とライフ回復、赤の火力による3色パーミッションを指すが、3CWやSSSなどウィニータイプも多数存在していた(マナバランスが不安定な分、中途半端なのも多かったが)。
コントロール型の場合、青白タイプと比較すると、軽いインスタント火力によって序盤のクリーチャー除去が楽になるという利点があり、青赤のカウンターバーンと比較すると、神の怒り/Wrath of Godによってクリーチャーへの対応が楽になり、エンチャント破壊も可能になるという利点がある。
赤が白と青の対抗色のため土地のマナ基盤を安定させることが難しく、優秀な多色地形の存在によることが多い。
ステロイドと同じく、この色の組み合わせにこだわりを持つ愛好者が多いことで知られる。
ラヴニカ・ブロック期
第9版でのペインランドの再録とラヴニカ・ブロックでのショックランドの登場によりマナ基盤の不安定性はほぼ解消されたと言ってよい。
肝心の中身についても稲妻のらせん/Lightning Helixや電解/Electrolyzeなどの汎用性の高いカードが追加された。
インスタント
1つか2つのクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。電解は、それらに2点のダメージを望むように割り振って与える。
カードを1枚引く。
プロツアーホノルル06では炎まといの天使/Firemane Angelでズアーの運命支配/Zur's Weirdingを維持するズアーロックの一種・Angel Weirdingが登場。
また時のらせん参入直後に、太陽拳の派生形として蘇生/Resurrectionによるリアニメイト要素を組み込んだコントロールデッキ、昇竜拳が生まれる。
その後リアニメイト要素を外し、印鑑やバウンスランドでマナ加速して重いカードを連発するグッドスタッフタイプのデッキも組まれた(→下記サンプルレシピ)
一瞬の瞬き/Momentary BlinkによるCIP能力使い回しエンジンを搭載したものもある(→ブリンク)。
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。その後それをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
フラッシュバック(3)(青)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
サンプルレシピ
インベイジョン・ブロック期
インベイジョン・ブロック期では、対抗色にフィーチャーしたアポカリプスの登場で、対抗色ペインランドや優秀な火+氷/Fire+Iceなどを獲得し、一気に完成度が高まった。
インスタント
1つか2つのクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。火は、それらに2点のダメージを望むように割り振って与える。
Ice / 氷 (1)(青)インスタント
パーマネント1つを対象とし、それをタップする。
カードを1枚引く。
ゴブリンの塹壕/Goblin Trenchesをフィニッシャーにしたパーミッション型のトレンチが主流だが、一部ではSSSなどのビートダウンデッキも組まれた。
ミラージュ・ブロック期
ミラージュ・ブロック期では、知られざる楽園/Undiscovered Paradiseや宝石鉱山/Gemstone Mineなどの強力な5色地形の追加で構築が容易になり、おもにコントロール方面に活躍した。
クリーチャー — イフリート(Efreet)
飛行
(0):コインを1枚投げる。あなたがコイン投げに勝った場合、熱狂のイフリートはフェイズ・アウトする。あなたがコイン投げに負けた場合、熱狂のイフリートを生け贄に捧げる。(それがフェイズ・アウトしている間、それはそれが存在しないかのように扱う。それはあなたの次のアンタップ・ステップの間であなたがアンタップする前にフェイズ・インする。)
パーミッション型のデッキにについてはWorld Championship Decks 1997も参照のこと。
テンペスト以後は白シャドーウィニーに青と赤のサポートを加えた3CWも登場した。
エクステンデッド
かつてのエクステンデッドではデュアルランドが使用可能だったため、マナバランスに頭を悩ます事なく容易に組むことができた。
インスタント
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、1点のライフを支払うとともにあなたの手札にある青のカードを1枚、追放することを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。火葬はそれに3点のダメージを与える。これによりダメージを与えられたクリーチャーは、このターン再生できない。
初期のエクステンデッドではカウンターポストに赤を加えたトンゴネイションが活躍。
またアポカリプス以降は強力な多色カードの追加に合わせ、いくつかのデッキが生み出された(→下記サンプルレシピ)
時は流れデュアルランドは使用不可能になり、このデッキタイプもしばらくなりを潜めていたが、ラヴニカ・ブロックでのショックランドの登場をうけ中速のグッドスタッフ系ビートダウンデッキ、ラッカ・デック・ウィンズが現れる。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
粗石の魔道士が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーからマナ総量が1以下であるアーティファクト・カードを1枚探し、そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
2/2時のらせん以降はTrinket Angelに変化し、よりデッキとしての安定性が高まった。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーニューオーリンズ01(参考)
- 使用者:Jon Finkel
- フォーマット
トリコロール [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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