盾カウンター

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盾カウンターは[[Mark Gottlieb]]が過去の[[カード・セット|セット]]で使おうとしたものであり、[[展望デザイン・チーム|展望デザイン]]の初日に彼によって斡旋屋一家のメカニズムに提案された。クリーチャーを殺しにくくなりすぎるのではないか、[[+1/+1カウンター]]と区別しづらいのではないかなどの懸念もあったが、プレイテストの結果、それらは杞憂だと結論づけられた。
 
盾カウンターは[[Mark Gottlieb]]が過去の[[カード・セット|セット]]で使おうとしたものであり、[[展望デザイン・チーム|展望デザイン]]の初日に彼によって斡旋屋一家のメカニズムに提案された。クリーチャーを殺しにくくなりすぎるのではないか、[[+1/+1カウンター]]と区別しづらいのではないかなどの懸念もあったが、プレイテストの結果、それらは杞憂だと結論づけられた。
  
メカニズムの制定に際しては、隣接する[[色]]の一家のメカニズムとの[[シナジー]]も考慮されている。[[舞台座一家/The Cabaretti]]([[赤緑白]])の[[団結]]はクリーチャーを並べることを推奨するものであり、斡旋屋一家([[緑白青]])の盾カウンターはクリーチャーを守るものであるため、[[リミテッド]]における[[緑白]]の[[アーキタイプ]]は[[部族 (俗称)|部族]]テーマの「[[市民]]」となった。また、斡旋屋一家(緑白青)の盾カウンターは文字通りカウンターの一種であり、[[常夜会一家/The Obscura]]([[白青黒]])の[[謀議]]は+1/+1カウンターを置くものであるため、[[白青]]のアーキタイプは「カウンター」となった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/hitting-streets-new-capenna-part-2-2022-04-11 Hitting the Streets of New Capenna, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035947/ 『ニューカペナの街角』を狙え その2]([[Making Magic]] [[2022年]]4月11日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
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メカニズムの制定に際しては、隣接する[[色]]の一家のメカニズムとの[[シナジー]]も考慮されている。[[舞台座一家/The Cabaretti]]([[赤緑白]])の[[団結]]はクリーチャーを並べることを推奨するものであり、斡旋屋一家([[緑白青]])の盾カウンターはクリーチャーを守るものであるため、[[リミテッド]]における[[緑白]]の[[アーキタイプ]]は[[タイプ的]]テーマの「[[市民]]」となった。また、斡旋屋一家(緑白青)の盾カウンターは文字通りカウンターの一種であり、[[常夜会一家/The Obscura]]([[白青黒]])の[[謀議]]は+1/+1カウンターを置くものであるため、[[白青]]のアーキタイプは「カウンター」となった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/hitting-streets-new-capenna-part-2-2022-04-11 Hitting the Streets of New Capenna, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035947/ 『ニューカペナの街角』を狙え その2]([[Making Magic]] [[2022年]]4月11日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
  
 
開発初期の時点で、カード1枚に大量の盾カウンターを置くカードは印刷しないことを決定した。派手さを演出するため、[[神話レア]]に盾カウンターが3個以上置かれた状態で[[戦場に出る]]クリーチャーも検討されていたが、テストプレイの結果面白くなかったため取りやめとなった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/word-streets-new-capenna-part-3-2022-05-02 Word on the Streets of New Capenna, Part 3]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035991/ 『ニューカペナの街角』の言葉 その3](Making Magic 2022年5月2日 Mark Rosewater著)</ref>。
 
開発初期の時点で、カード1枚に大量の盾カウンターを置くカードは印刷しないことを決定した。派手さを演出するため、[[神話レア]]に盾カウンターが3個以上置かれた状態で[[戦場に出る]]クリーチャーも検討されていたが、テストプレイの結果面白くなかったため取りやめとなった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/word-streets-new-capenna-part-3-2022-05-02 Word on the Streets of New Capenna, Part 3]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035991/ 『ニューカペナの街角』の言葉 その3](Making Magic 2022年5月2日 Mark Rosewater著)</ref>。

2024年9月16日 (月) 17:10時点における最新版

登場セット
ニューカペナの街角
ニューカペナの街角統率者デッキ
イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ
Ravnica: Cluedo Edition
Fallout統率者デッキ
モダンホライゾン3

盾カウンター/Shield Counterは専用のルールを持つカウンターの一つ。


Rhox Pummeler / ロウクスの打撃手 (5)(緑)
クリーチャー — サイ(Rhino) 兵士(Soldier)

ロウクスの打撃手は盾(shield)カウンター1個が置かれた状態で戦場に出る。(これがダメージを受けるか破壊されるなら、代わりにこれの上から盾カウンター1個を取り除く。)
ロウクスの打撃手の上に盾カウンターがあるかぎり、これはトランプルを持つ。

6/3


Boon of Safety / 安全の加護 (白)
インスタント

クリーチャー1体を対象とする。それの上に盾(shield)カウンター1個を置く。(それがダメージを受けるか破壊されるなら、代わりにそれの上から盾カウンター1個を取り除く。)
占術1を行う。


目次

[編集] 定義

盾カウンターは置かれているパーマネントを守る置換効果軽減効果を発揮する。

  • このパーマネントが効果の結果として破壊される場合、代わりにその上から盾カウンター1つを取り除く。(置換効果)
  • このパーマネントにダメージが与えられる場合、そのダメージを軽減しその上から盾カウンター1つを取り除く。(軽減効果)

[編集] 解説

破壊効果やダメージを一度だけ無効化するカウンター。

ニューカペナの街角およびニューカペナの街角統率者デッキで初登場した。MTGアリーナアルケミー:ニューカペナでも扱われている。

ニューカペナの街角では斡旋屋一家/The Brokersに割り当てられたメカニズムであり、に存在する。Fallout統率者デッキでは土地ダイアモンドシティ/Diamond Cityも登場した。

盾カウンターそのものを参照するカードとしてはロウクスの打撃手/Rhox Pummeler盾の斡旋屋/Shield Broker一家の好意/Family's Favorがある。MTGアリーナを含めればスパーラの護衛/Spara's Bodyguardも存在する。

[編集] ルール

  • 盾カウンターはパーマネントに能力を与えているわけではない。盾カウンターが置かれたクリーチャーが能力をすべて失っても、盾カウンターの効果は発揮される。
  • 置換効果が置換するのは効果による破壊のみである。以下のようなものは防げない。
  • 盾カウンターが置かれたパーマネントが軽減されないダメージを受けた場合、盾カウンターは1つ取り除くが、ダメージは軽減されない。
    • 盾カウンターが2つ以上置かれたパーマネントが軽減されないダメージを受けた場合も、取り除かれる盾カウンターは1つのみである(CR:615.12a)。
  • 複数のクリーチャーにブロックされた際や主無き者、サルカン/Sarkhan the Masterless誘発型能力などによって、複数の発生源から同時にダメージを受ける場合がある。このようなダメージは1個の盾カウンターの効果でまとめて軽減される。

[編集] 開発秘話

盾カウンターはMark Gottliebが過去のセットで使おうとしたものであり、展望デザインの初日に彼によって斡旋屋一家のメカニズムに提案された。クリーチャーを殺しにくくなりすぎるのではないか、+1/+1カウンターと区別しづらいのではないかなどの懸念もあったが、プレイテストの結果、それらは杞憂だと結論づけられた。

メカニズムの制定に際しては、隣接するの一家のメカニズムとのシナジーも考慮されている。舞台座一家/The Cabaretti赤緑白)の団結はクリーチャーを並べることを推奨するものであり、斡旋屋一家(緑白青)の盾カウンターはクリーチャーを守るものであるため、リミテッドにおける緑白アーキタイプタイプ的テーマの「市民」となった。また、斡旋屋一家(緑白青)の盾カウンターは文字通りカウンターの一種であり、常夜会一家/The Obscura白青黒)の謀議は+1/+1カウンターを置くものであるため、白青のアーキタイプは「カウンター」となった[1]

開発初期の時点で、カード1枚に大量の盾カウンターを置くカードは印刷しないことを決定した。派手さを演出するため、神話レアに盾カウンターが3個以上置かれた状態で戦場に出るクリーチャーも検討されていたが、テストプレイの結果面白くなかったため取りやめとなった[2]

  • 実際に印刷されたカードのうち、一度に複数の盾カウンターを使うカードは聖域の番人/Sanctuary Wardenのみであり、それも2個に留まっている。

[編集] その他

[編集] 脚注

  1. Hitting the Streets of New Capenna, Part 2/『ニューカペナの街角』を狙え その2Making Magic 2022年4月11日 Mark Rosewater著)
  2. Word on the Streets of New Capenna, Part 3/『ニューカペナの街角』の言葉 その3(Making Magic 2022年5月2日 Mark Rosewater著)
  3. State of Design 2022/デザイン演説2022(Making Magic 2022年8月1日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

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