神
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[[D&D]]世界の神は大きく3種類に分かれる。一つは生まれながらの神、次いで十分な神気を得た超存在、最後に神となるための試練を超えた者(イモータル)達である。 | [[D&D]]世界の神は大きく3種類に分かれる。一つは生まれながらの神、次いで十分な神気を得た超存在、最後に神となるための試練を超えた者(イモータル)達である。 | ||
2022年8月16日 (火) 20:48時点における版
神/Godはクリーチャー・タイプの1つ。その次元/Planeにおいて強い影響力を持ち、多大な信仰・崇敬を集める、具象化した神性である。
伝説のクリーチャー エンチャント — 神(God)
破壊不能
あなたの白への信心が5未満であるかぎり、太陽の神、ヘリオッドはクリーチャーではない。(あなたの白への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれる(白)の数に等しい。)
あなたがコントロールする他のクリーチャーは警戒を持つ。
(2)(白)(白):白の2/1のクレリック(Cleric)・クリーチャー・エンチャント・トークンを1体生成する。
伝説のクリーチャー — 神(God)
あなたのアップキープの開始時に、各対戦相手はそれぞれX点のライフを失い、あなたは占術Xを行う。Xはあなたがコントロールするゾンビ(Zombie)の総数に等しい。
(2)(青)(黒):墓地からクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを追放する。黒の4/4のゾンビであることを除きそれのコピーであるトークンを1体生成する。
スカラベの神が死亡したとき、次の終了ステップの開始時に、これをオーナーの手札に戻す。
伝説のクリーチャー — 猪(Boar) 神(God)
トランプル
猪の祟神、イルハグが攻撃するたび、あなたはあなたの手札からクリーチャー・カード1枚を、タップ状態で攻撃している状態で戦場に出してもよい。次の終了ステップの開始時に、そのクリーチャーをあなたの手札に戻す。
猪の祟神、イルハグが死亡するか戦場から追放領域に置かれたとき、あなたはこれをオーナーのライブラリーの一番上から3枚目に置いてもよい。
テーロス・ブロックの15柱の伝説のクリーチャー・エンチャント達が初出。しばらくはそれら専用のクリーチャー・タイプだったが、アモンケット・ブロック以降複数のカード・セットで再登場している。
すべて神話レアかレアであり、ほとんどがサイクルで収録されている。全体的な特徴としては、強大なサイズ(高いマナレシオ)と、その神性を表す強力な能力(不滅性の表現としての破壊不能など)を併せ持った、非常に強力な伝説のクリーチャーとしてデザインされているものが多い。カード・セットごとの特徴としては、テーロス/Therosの神々およびアモンケット収録の5柱の神は、ある一定の条件を満たさなければ戦闘へ参加できなくなる、「顕現」を表すペナルティ能力が課せられている。カルドハイムのものはいずれもモードを持つ両面カードで、元ネタの北欧神話にちなんでか、不滅性を表す能力は持たない。#該当カードのそれぞれの項も参照のこと。
神を参照するカードに神討ち/Deicide、栄光の刻/Hour of Glory、万神殿の祭壇/Altar of the Pantheon、神に愛された者、シグリッド/Sigrid, God-Favored、世界樹/The World Tree、タイライトの聖域/Tyrite Sanctumが存在する。
神はいずれも伝説であり、伝説の神は統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い現在、総枚数に等しい53枚が存在する(「伝説の(Legendary)・神(God)」でWHISPER検索)。また、魂を喰らう墓/Tomb of Annihilationの生成するアトロパル/Atropalと不浄なる暗黒の書/The Book of Vile Darknessの生成するヴェクナ/Vecnaも伝説である。
- 神に変化したり変化させるカードとしてタイライトの聖域/Tyrite Sanctumとブレタガルドの英雄/Hero of Bretagard、花の大導師/Grand Master of Flowersが存在する。
- 神・クリーチャー・トークンを生成する能力を有するカードとして魂を喰らう墓/Tomb of Annihilationと不浄なる暗黒の書/The Book of Vile Darknessが存在する。
- 神河/Kamigawaに住まう神/Kamiは設定面でこそ神ではあるものの、クリーチャー・タイプとしての神は持たない。代わりに「八百万の神」の背景にあるシャーマニズムを反映してか、彼らはスピリットのクリーチャー・タイプを斉しく持つ。
- 「フレイバー的に神々なだけのクリーチャーは何度も作っている」とも語られている[1]。前述の神河の神のみならず、邪神カローナ/Karona, False Godや大祖始/Progenitus、マリット・レイジ/Marit Lageトークンのように、テーロス以前にリリースされた、設定上は神であるクリーチャー達には伝説に加えてアバターのクリーチャー・タイプが与えられている向きが強い。また、シャドウムーア・ブロックの亜神サイクルなどもこの例に当てはまる。
- 神河物語の明神(伝説のスピリットサイクル)に関しては、テーロスやアモンケットのそれと非常に概念が近い「神」であると公式記事でも触れられている[2]。
- 神の下位的存在を表すクリーチャー・タイプとして亜神が存在する。
該当カード
テーロス・ブロック、テーロス還魂記
- 神 (テーロス・ブロック)を参照。
アモンケット・ブロック
- 神 (アモンケット・ブロック)を参照。
灯争大戦
- 神 (灯争大戦)を参照。
カルドハイム
カルドハイムの神サイクル。モードを持つ両面カードで、第1面は神である伝説のクリーチャー、第2面は伝説のパーマネント。第1面はいずれも単色だが、第2面は多色のものも含まれる。神話レアに5枚、レアに7枚存在する。
- 神話レア
- 戦闘の神、ハルヴァール/Halvar, God of Battle - 領界の剣/Sword of the Realms(白)
- 星界の神、アールンド/Alrund, God of the Cosmos - 囁く鴉、ハーカ/Hakka, Whispering Raven(青)
- 嘘の神、ヴァルキー/Valki, God of Lies - 星界の騙し屋、ティボルト/Tibalt, Cosmic Impostor(黒、黒赤)
- 怒りの神、トラルフ/Toralf, God of Fury - トラルフの鎚/Toralf's Hammer(赤)
- 樹の神、エシカ/Esika, God of the Tree - 虹色の橋/The Prismatic Bridge(緑、白青黒赤緑)
- レア
- 傑士の神、レーデイン/Reidane, God of the Worthy - 守護者の盾、ヴァルクミラ/Valkmira, Protector's Shield(白)
- 航海の神、コシマ/Cosima, God of the Voyage - 領界船/The Omenkeel(青)
- 死の神、イーガン/Egon, God of Death - 死の玉座/Throne of Death(黒)
- 恐怖の神、ターグリッド/Tergrid, God of Fright - ターグリッドのランタン/Tergrid's Lantern(黒)
- 語りの神、ビルギ/Birgi, God of Storytelling - 豊潤の角杯、ハーンフェル/Harnfel, Horn of Bounty(赤)
- 冬の神、ヨーン/Jorn, God of Winter - 霧氷杖、カルドリング/Kaldring, the Rimestaff(緑、青黒)
- 種族の神、コルヴォーリ/Kolvori, God of Kinship - リングハルトの紋/The Ringhart Crest(緑)
モダンホライゾン2
フォーゴトン・レルム探訪
統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い
その他
ストーリー
テーロス/Theros
テーロス/Therosに住まう者達から崇められている大いなる者達。ニクス/Nyxと呼ばれる星空の世界に住まい、それぞれが次元/Planeの根底をなす様々な物事を司っている。
詳細は神 (テーロス・ブロック)を参照。
アモンケット/Amonkhet
王神/The God-Pharaohによって創造された5柱の偉大なる存在。定命の人々を守護するとともに、彼らを輝かしい「来世」へと育て導く、非常に名誉な使命を授けられている。
詳細は神 (アモンケット・ブロック)を参照。
灯争大戦
永遠衆/Eternalとして加工されたアモンケット/Amonkhetの4柱の神々、「永遠神/God-Eternal」がラヴニカ/Ravnicaへ送り込まれた。時を同じくして、ラヴニカ土着の祟神イルハグ/Ilhargが目覚める。
カルドハイム/Kaldheim
現在のカルドハイム/Kaldheimで支配的な神の家門はスコーティ/The Skotiの一族であり、世界樹/The World Treeから得られる星界の霊薬/Cosmos Elixirを飲むことで長い寿命と超自然的な力を得ている。
詳細はカルドハイム/Kaldheim#スコーティ/The Skotiを参照。
フォーゴトン・レルム探訪 / 統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い
D&D世界の神は大きく3種類に分かれる。一つは生まれながらの神、次いで十分な神気を得た超存在、最後に神となるための試練を超えた者(イモータル)達である。
ひとつ目の代表はバハムート/Bahamutとティアマト/Tiamat、2つ目の代表はロルス/Lolth、3つ目の代表はヴェクナ/Vecnaである。生まれながらの神であったアスモデウス/Asmodeusは一度神格を失った後に2つ目の方法で再び神となり、オルクス/Orcusは2つ目の方法で神となるも幾度か神格の喪失と再獲得を経て、第5版時点では神ではなくなっている。アサーラック/Acererakは3番めの手段に挑む資格を得ているが、あえてアンデッドという矮小な存在のままでいる。
乱暴に言えば、D&Dにおける神々とは「神」という免許を所有している存在を指し、その免許は何らかの形で奪われたりあるいは獲得できたりするものである。ゆえに、ときとして一介の冒険者が神々の座へと登ることさえありうる(「フォーゴトン・レルム探訪」の舞台であるトリルの上位神「ミストラ」も元は人間であった)。
D&Dの神々は定命のものが暮らす無数の「物質界」に加え、十七界存在する上位次元「外方次元界(Outer Plane)」の双方を行き来する能力を持つ。また、「アスペクト(=分身)を生み出す」「物質界の内側に個人的な次元を生み出す」「正式に神として任ぜられた物質界ではその格に準じた超自然的能力を任意に行使できる」「外方次元界あるいは個人的な次元で他の神やそれに準ずる存在、あるいはそれらの力を借りた何らかの力によって攻撃されない限り物理的に倒されることがない(「ドラゴンランス伝説」でレイストリンが物理的ではなく論理的手段でタキシスを倒そうとしたのはそのためである)」「外方次元界ではその持てる力を無制限に行使出来る」「仮に本体が死亡しても条件さえ満たせば短期間で復活できる」など、まさに神と呼ぶにふさわしい超絶の能力をあまた与えられている。
脚注
- ↑ Amonkhet Down to Business, Part 1/『アモンケット』に入ろう その1(Making Magic 2017年4月3日 Mark Rosewater著)
- ↑ Development Questions with Amonkhet/『アモンケット』でのデベロップの疑問(Latest Developments 2017年4月14日 Sam Stoddard著)