反射魔道士/Reflector Mage
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2022年11月9日 (水) 20:43時点における版
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
反射魔道士が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。あなたの次のターンまで、そのクリーチャーのオーナーはそれと同じ名前を持つ呪文を唱えられない。
2/3バウンスのETB能力を持った、大クラゲ/Man-o'-Warの亜種の1つ。白青になったことで相手が再度唱えることを妨害できるようになり、タフネスが1上がった。
通常のバウンス効果は一時しのぎにしかならないという欠点を抱えているが、唱えることを禁止する効果によってその欠点を克服している。1ターン猶予があれば別の解決手段が用意できるし、低コストのクリーチャーを戻しても相手の手数が増え難いので本家と比べてもテンポ・アドバンテージの面で更に優秀になっている。対戦相手がコントロールするクリーチャーしか対象に取れないのは長所にも短所にもなるが、テンポデッキで使う場合はプラスに働くことが多いだろう。
スタンダードではバント・カンパニーの主力となったほか、集合した中隊/Collected Companyがローテーション落ちした後も白青フラッシュに採用され、トーナメントの第一線で活躍し続けた。モダンでも集合した中隊を使ったデッキで活躍している。
2017年1月20日より、スタンダードで禁止カードに指定される。約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End・密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter禁止後の環境において苦手とするデッキの少ない白青フラッシュが一強となってしまうことを防ぐ必要があり、また白青フラッシュ(とバント・カンパニー)のカードの中でも反射魔道士は「最も不満がたまり楽しくないカード」であったため(参考/翻訳)石村信太朗は『マナバーン2018』のスタンダード名鑑において「4マナ以上のクリーチャーの価値を損ねていた」と端的にこのカードが禁止指定された理由について私見を述べている[1]。
- スタンダード環境に大きく影響を与えたカードだが、スポイラー当初は全く注目されていなかった。近年よく収録されるリミテッド向けアンコモン2色サイクルの中の1枚でしかなかったことも一因だろう。
ルール
- 呪文を唱えられなくなる効果は誘発型能力の解決時点から発生する継続的効果であり、反射魔道士が戦場を離れても、次のあなたのターンが始まるまでオーナーは同じ名前の呪文を唱えることができない。
- 参照するカード名は、戦場で持っていたものである。同一のカードであっても、名前が違っていれば唱えることを禁止されない。
- 集合した中隊などで相手の終了ステップに出した場合、その相手のターンが終わると「あなたの次のターン」となるため、唱えられない効果は終了してしまうことに注意。
関連カード
サイクル
ゲートウォッチの誓いの、アンコモンの2色クリーチャーのサイクル。
- 反射魔道士/Reflector Mage
- 岸壁安息所の吸血鬼/Cliffhaven Vampire
- 精神溶かし/Mindmelter
- 嵐追いの魔道士/Stormchaser Mage
- 鞭打ちドローン/Flayer Drone
- ベイロスの虚身/Baloth Null
- 執拗な狩人/Relentless Hunter
- 武器の教練者/Weapons Trainer
- ジョラーガの援軍/Joraga Auxiliary
- 虚空を継ぐもの/Void Grafter
参考
- ↑ 『マナバーン2018』(ホビージャパン、2017年11月30日初版)p.78 ISBN 9784798615776
- Five Amazing Threes(Daily MTG、Limited Information、文:Marshall Sutcliffe)
- カード個別評価:ゲートウォッチの誓い - アンコモン
- Secret Lair Drop Series: If Looks Could Kill