白赤ビートダウン
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+ | 4マナ前後を頂点とし、[[正義の模範、オレリア/Aurelia, Exemplar of Justice]]、[[再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix]]といった優秀なクリーチャーを軸に据えた中速タイプは'''ボロス・ミッドレンジ'''(''Boros Midrange'')と呼ばれるが、さらに正義の模範、オレリアと[[黎明をもたらす者ライラ/Lyra Dawnbringer]]の[[天使]][[シナジー]]に着目して天使を中心に構築した'''[[天使 (デッキ)#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期|ボロス天使]]'''(''Boros Angels'')というデッキが存在する。詳細はそちらを参照。 | ||
==戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期== | ==戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期== |
2018年10月28日 (日) 04:35時点における版
白赤ビートダウン(WR Beatdown)は、白赤の2色によるビートダウンデッキ。
概要
白の優秀なウィニーを、赤の火力などで補助するタイプが多い。クリーチャーの除去ができるためウィニー相手に強く、また火力が止めの一撃にも使えるため白ウィニーの弱点であった詰めの弱さも克服されている。
ウィニー達がサイズ負けし火力でも焼きづらいファッティに弱く、そういったクリーチャーが多いデッキ相手では辛い。
- 赤を主力にする場合は、大抵解呪/Disenchantのためだけに白をタッチする事が多い。
イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期
ラヴニカのギルドでボロス軍/Boros Legionの多数の戦力を獲得し、いくつかのボロスカラーのデッキが登場した。
白赤の軽量クリーチャーを中心に据えて高速でビートダウンするタイプはボロス・アグロ(Boros Aggro)と呼ばれる。詳細はそちらを参照。少数の多色カードを使うために白をタッチしたスライ、または赤をタッチした白ウィニーのようなデッキも存在するが、これらはボロスアグロとは呼ばれない。
4マナ前後を頂点とし、正義の模範、オレリア/Aurelia, Exemplar of Justice、再燃するフェニックス/Rekindling Phoenixといった優秀なクリーチャーを軸に据えた中速タイプはボロス・ミッドレンジ(Boros Midrange)と呼ばれるが、さらに正義の模範、オレリアと黎明をもたらす者ライラ/Lyra Dawnbringerの天使シナジーに着目して天使を中心に構築したボロス天使(Boros Angels)というデッキが存在する。詳細はそちらを参照。
戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期
採用されるカードはデッキによって大きく異なるが、共通して用いられるのは強力な密輸人の回転翼機/Smuggler's Copterと、搭乗要員として優秀なスレイベンの検査官/Thraben Inspector。これらのアーティファクト・カードおよびアーティファクト・トークンを生成するカードとのシナジーから、模範的な造り手/Toolcraft Exemplarや発明者の見習い/Inventor's Apprenticeもよく採用される。
特に大きな活躍を見せているのは、機体を中心とする赤白機体(RW Vehicles)と呼ばれるタイプ。この他にも、トークン戦略に特化した赤白トークン(RW Tokens)や、人間の部族シナジーを中心とする赤白人間(RW Humans)が存在している。
詳細はそれぞれ赤白機体、赤白トークン、人間 (デッキ)を参照。
タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期
人間の部族シナジーを中心とする、白単タッチ赤のウィニーデッキが存在する。
詳細は人間 (デッキ)を参照。
テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期
赤白2色のビート・コントロールないしミッドレンジ系のデッキが存在している。
道の探求者/Seeker of the Wayやゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemasterなどのアタッカーを戦場に出し、火力呪文や軍族童の突発/Hordeling Outburstでそれらをバックアップするのが基本戦略。頭数を並べやすいため、召集を持つかき立てる炎/Stoke the Flamesも有効に使うことができる。
似た構成のジェスカイアグロ・ジェスカイトークンと比較すると、青いカードを使えない点では劣るが、色事故を起こしにくい点、山/Mountainを多く積めるため岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocksを使いやすい点ではこちらが勝っている。この点を活かし、オーラをサーチできるヘリオッドの巡礼者/Heliod's Pilgrimを採用することもある。
環境初期はジェスカイアグロやマルドゥミッドレンジの影に隠れていたが、徐々に頭角を現し、運命再編から魂火の大導師/Soulfire Grand Masterや前哨地の包囲/Outpost Siegeなどを獲得したことでTier1の一角にまで浮上した。タルキール龍紀伝参入後は急激に数を減らしている。
- 急報/Raise the Alarmを採用するなど、トークン戦略に特化したものは赤白トークン(RW Tokens)と呼ばれる。
サンプルレシピ(初期型)
- 備考
- グランプリデンバー15 ベスト4 (参考)
- 使用者:Samuel Pardee
- フォーマット
- 運命再編参入前のタイプ。
サンプルレシピ(運命再編後)
RW Aggro [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 運命再編参入後のアグロ色が強いタイプ。
テーロス・ブロック構築
英雄的を中心とするウィニーデッキ(英雄的デッキ)が存在する。
アクロスの十字軍/Akroan Crusaderや恩寵の重装歩兵/Favored Hopliteなどの英雄的能力を持つ軽量クリーチャーを展開し、ドラゴンのマントル/Dragon Mantleやパーフォロスの試練/Ordeal of Purphorosなどのオーラ、統率の取れた突撃/Coordinated Assaultや神々の思し召し/Gods Willingなどの対象を取る呪文でそれらをサポートする。
環境初期は青白英雄的と比べ少数派であったが、ニクスへの旅からマナの合流点/Mana Confluenceと船団の出航/Launch the Fleetに加え、サテュロスの重装歩兵/Satyr Hopliteやモーギスの軍用犬/Mogis's Warhoundといった英雄的戦略に噛み合った赤のカードを獲得したことで、大きく強化された。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「ニクスへの旅」 ベスト8 (参考/参考)
- 使用者:Stanislav Cifka
- フォーマット
RW Heroic [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期
同環境の白ウィニーに赤をタッチしたものやスライに白をタッチした構成が主流。
赤と白それぞれの優秀なウィニークリーチャーに、汎用呪文のボロスの魔除け/Boros Charmや軽量除去の岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocksなどが追加される。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリルイビル13 第30位、初日全勝 (参考)
- 使用者:Richard Kandela
- フォーマット
Boros [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ラヴニカへの回帰ブロック構築
炎樹族の使者/Burning-Tree Emissaryも絡めつつ1~2マナのウィニーを大量展開して殴る、という基本戦略は赤単と同じ。白を足したことでスフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation対策となる前線の衛生兵/Frontline Medic、至高の評決/Supreme Verdict対策となる軍団の戦略/Legion's Initiativeやボロスの魔除け/Boros Charmを採用することができるようになり、環境の最大勢力である青白系コントロールに対して一定の耐性を持たせることに成功している。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「ドラゴンの迷路」 ベスト4 (参考/参考)
- 使用者:Josh Utter-Leyton
- フォーマット
Boros Blitz [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 純粋に赤白2色のデッキであるにも関わらず寺院の庭/Temple Gardenが4枚積みされている。もちろん白マナ源なのだが、デメリットのない平地/Plainsでない理由は、赤緑の混成カードである炎樹族の使者の存在によるもの。
ゼンディカー・ブロック期
ゼンディカーの新能力語上陸を活かした高速ビートダウンが登場。
詳細は赤白上陸を参照のこと。
ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期
キスキンを基盤に、打撃力の低さを補うために火力を投入するタイプが登場。
また、コンフラックス参入後のプロツアー京都09では目覚ましヒバリ/Reveillarkのアドバンテージを活かした赤白ヒバリも現れた。
ラヴニカ・ブロック期
ラヴニカ:ギルドの都のボロス軍/Boros Legionを主力としたボロスウィニーが活躍している。
スタンダード(黎明期)
黎明期のスタンダードにも、白のウィニーを稲妻/Lightning Boltや火葬/Incinerateなどでバックアップした、オーソドックスなタイプのものが存在する。
サンプルレシピ
- 備考
- The Finals95優勝
- 使用者:中村聡
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
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クリーチャー (16) | |
4 | ベナリアの勇士/Benalish Hero |
4 | アイケイシアの投槍兵/Icatian Javelineers |
4 | サバンナ・ライオン/Savannah Lions |
4 | 白騎士/White Knight |
呪文 (16) | |
2 | ハルマゲドン/Armageddon |
1 | 天秤/Balance |
1 | 解呪/Disenchant |
2 | 土地税/Land Tax |
2 | 剣を鍬に/Swords to Plowshares |
2 | 火葬/Incinerate |
4 | 稲妻/Lightning Bolt |
1 | 大地の刃/Land's Edge |
1 | Zuran Orb |
土地 (28) | |
13 | 平地/Plains |
4 | 山/Mountain |
1 | 真鍮の都/City of Brass |
2 | ドワーフ都市の廃墟/Dwarven Ruins |
4 | ミシュラの工廠/Mishra's Factory |
4 | 露天鉱床/Strip Mine |
サイドボード | |
3 | 黒の防御円/Circle of Protection: Black |
3 | 解呪/Disenchant |
3 | ドワーフのカタパルト/Dwarven Catapult |
3 | 目には目を/Eye for an Eye |
1 | ジョークルホープス/Jokulhaups |
1 | 土地税/Land Tax |
1 | 剣を鍬に/Swords to Plowshares |
- タックスエッジやズーラン・バランスなどのコンボも組み込まれている。
- 土地破壊デッキを異様に警戒した構成で、白マナ2つ出ないことを想定してベナリアの勇士/Benalish Heroまで4枚投入、さらに土地28枚に加えて土地税/Land Taxまで投入という徹底した対策をしている。
エクステンデッド(ラヴニカ:ギルドの都後)
ラヴニカ:ギルドの都参入によるローテーション後、前環境のRed Deck WinsをベースにしたBoros Deck Winsがエクステンデッド開幕時から活躍していた。
土地破壊で足を止めてクリーチャーと火力で素早く相手を倒す。詳細はBoros Deck Winsを参照のこと。
エクステンデッド(デュアルランド期)
デュアルランドが使用できた旧エクステンデッドでもいくつかのデッキが活躍している。
黎明期には土地税/Land Taxの生み出す莫大なアドバンテージに目をつけたデッキが組まれ、タックスエッジのコンボを搭載したザ・ガンや巻物棚/Scroll Rackなどとのシナジーに着目したタックス・ラックがそれにあたる。
また、カードパワーの高いカードを寄せ集めたジャンクデッキの一種、PT Jankも登場した。
レガシー
墓地対策と基本でない土地への対策を同時に行えるのが利点である。