ローウィン
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(各部族の第一色、第二色がより見分けやすいように修正。コメントのソースはリンク切れしており、https://magic.wizards.com/en/articles/archive/revenge-two-color-weenies-2007-09-21 が正解だったが、この) |
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*また、2部族間で相手を支援するカードが1枚でもあれば「友好」、逆に相手に対抗するカードが1枚でもあれば「敵対」とする。 | *また、2部族間で相手を支援するカードが1枚でもあれば「友好」、逆に相手に対抗するカードが1枚でもあれば「敵対」とする。 | ||
*枚数は「[[部族]]・[[エンチャント]]」なども含めるものとする。 | *枚数は「[[部族]]・[[エンチャント]]」なども含めるものとする。 |
2021年1月3日 (日) 04:03時点における版
ローウィン/Lorwyn | |
シンボル | 炎族の頭部 |
略号 | LRW |
コードネーム | Peanut |
発売日 | 2007年10月12日 |
セット枚数 | 全301種類 |
ローウィン/Lorwynは、ローウィン・ブロックの大型エキスパンション。2007年10月12日に発売された。
目次 |
概要
人間やドラゴン、アンデッドといった脅威となる種族がいない平和で穏やかな次元ローウィン/Lorwynを舞台とする。
部族を主要テーマとし、ゴブリン、エルフ、キスキン、エレメンタル、マーフォーク、フェアリー、巨人、ツリーフォークの8種類の部族が登場する。1つの部族が2色以上にまたがっていたり、他部族間でシナジーを有するカードが存在したりと、従来より複雑な味付けが特徴。これまで必ず登場してきた人間は登場していない。
部族ごとにしっかりと職業の設定がされており、多相の戦士以外はその部族によって大まかな傾向が決まり、職業によって能力が細分化している。
また、これまでカード化が避けられてきたプレインズウォーカーが、新カード・タイプとしてカード化。各色に1枚ずつ登場している。なお、カード化されたプレインズウォーカー達は設定上ローウィンに実在しない人間かレオニンであり、ストーリーには関与しない。
新規キーワード能力は覇権、想起、秘匿、多相。そのうち多相は霧衣の究極体/Mistform Ultimusが持っていた「すべてのクリーチャー・タイプである。」という特性定義能力をキーワード能力化したもので、ローウィンに登場する多相の戦士は全て多相を持っている。新規キーワード処理は激突。
- このセット発売に先立って、これまでのカードのクリーチャー・タイプ大再編が行われた。その内容は2007年9月サブタイプ変更を参照。
- 日本語版のロゴがアルファベット表記にルビを付けるように「ローウィン」と書かれている。また、これまでフレイバー・テキストにはほとんど表記されなかった「かぎ括弧(「」)」も表記されている。
- 第10版に引き続き、ブースター・パックにトークン・カード(全11種)もしくは豆知識カード(全5種)が封入される。
- 基本土地は10人のアーティストの1枚の絵を2つに分割している。また、イラストにも特徴があり、山/Mountainや島/Islandなどにも草地が描かれていたり、沼/Swampに花や明るい空が描かれていたりするなど、穏やかで肥沃な雰囲気が意識されている。
主要部族と役割
部族 | 第一色 | 第二色 | 友好 | 敵対 | 特徴 | 枚数 |
---|---|---|---|---|---|---|
キスキン | 白 | 緑 | マーフォーク、エルフ、巨人、ツリーフォーク | 攻撃時の誘発型能力、先制攻撃 | 22 | |
巨人 | 赤 | 白 | キスキン、ゴブリン | 大型 | 16 | |
マーフォーク | 青 | 白 | キスキン、フェアリー、エレメンタル | 島渡り、タップ・アンタップ | 22 | |
フェアリー | 青 | 黒 | ゴブリン、エルフ | 瞬速、飛行 | 19 | |
ゴブリン | 黒 | 赤 | フェアリー、巨人、エレメンタル | エルフ、ツリーフォーク | 戦場と墓地の循環 | 27 |
エルフ | 緑 | 黒 | キスキン、フェアリー | ゴブリン | トークン生産、接死 | 24 |
ツリーフォーク | 緑 | 白黒 | キスキン、エルフ | ゴブリン | タフネス偏重、森のサーチ・保護 | 16 |
エレメンタル | 赤 | 白青黒緑 | ツリーフォーク | 複数回起動により追加の効果が起こる起動型能力(赤のみ)、想起 | 35 | |
多相の戦士 | 青白黒赤緑 | 全クリーチャー・タイプを付与または消失させる、多相 | 19 |
事前情報
以下の情報はMark Rosewaterがコラム「A Lorwyn / Lorwyn Situation(邦訳:ローウィンの状況)」の中で述べたものである。
- ミラージュから登場していた人気サイクルの次なる進化 → 4つのモードから2つを選ぶ新しい魔除け、「命令サイクル」。
- (3)(赤)の10/2クリーチャー(ま、別のコストがあるんだろうけど) → 新星追い/Nova Chaser
- 10/2のクリーチャーがあなたを傷つけるのを回避できる緑のエンチャント → 木化/Lignify
- アングルード初出のリソースを使えるようにするクリーチャーのサイクル → Chicken a la Kingが初出の部族タップ・アウトレットを持つ雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Rangerサイクル
- あなたのツリーフォークすべてを破壊されなくするカード(もう知ってるかもね) → 森林の庇護者/Timber Protector
- 土地以外のあらゆるパーマネントに対する白からの解答 → 忘却の輪/Oblivion Ring
- 多相の戦士のロード → 鏡の精体/Mirror Entity(自分のクリーチャー全てに影響を及ぼす能力を持つ)、または姿分け/Shapesharer(多相の戦士を対象とする能力を持つ)
- タダで呪文をプレイできるようにするアーティファクト → 双子化のガラス/Twinning Glass。
- アンタップで場に出すことのできる、2色のマナを生み出せる土地 → 部族の土地のサイクル(ワンダーワインの分岐点/Wanderwine Hubなど)。手札から特定の部族を公開するとアンタップで出る。
- ヤギに関係するカード → 山羊さらい/Goatnapper。なお、雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Rangerというのもある。
テーマデッキ
- エルフの狩り/Elvish Predation
- ボガートの祝祭/Boggart Feast
- キスキンの民兵/Kithkin Militia
- メロウの水路/Merrow Riverways
- エレメンタルの道/Elementals' Path
パッケージ・イラスト
- 豪腕のブライオン/Brion Stoutarm (トーナメントパック)
- ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart
- 銀エラの達人/Silvergill Adept
- 巡礼者アシュリング/Ashling the Pilgrim
- 活力/Vigor
- 包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower
主な開発スタッフ
- デザイン・チーム - Aaron Forsythe (リード)、Mark Rosewater、Paul Sottosanti、Brady Dommermuth、Nate Heiss、Andrew Finch
- デベロップ・チーム - Devin Low (リード)、Bill Rose、Matt Place、Henry Stern、Mike Turian、Doug Beyer
公式特集ページ
- ローウィン(マジック英語公式日本語版 セット特設サイト)
- ローウィンミニサイト(Internet Archive)(旧セット特設サイト)
- 製品情報:ローウィン(Internet Archive)(タカラトミー)
参考
- ローウィン カードリスト (Wisdom Guild)
- カード個別評価:ローウィン
- Lorwyn (小説)
- カードセット一覧