Naya Blitz
提供:MTG Wiki
(→モダン) |
|||
35行: | 35行: | ||
初期型の[[デッキ]]構成は[[野生のナカティル/Wild Nacatl]][[禁止カード|禁止]]期に存在した[[ステロイド#モダン|Gruul Zoo]](Gruul Blitz)とほぼ同じで、その禁止解除に伴い[[白]]を足したものと言える。必然、同じ[[デッキカラー]]の[[Zoo#モダン|Naya Zoo]]との共通パーツも多いため、公式などで「Zoo(のバリエーション)」として分類・紹介される事も度々あるが、こちらは瞬発的な展開力と速攻性を重視した、より前のめりな構成を取っているのが特徴。戦力のほぼ全ては2マナ以下で纏められており、ほかに「土地は(概ね)19枚以下」、「[[マナ・クリーチャー]]を採用しない」、「3[[マナ]]以上の[[カード]]は通常の[[キャスト]]を度外視したもので占められる」等の要素が挙げられる。ただし、これらはZooでも同様の構成を取る場合があるため、よりはっきりと定義付けるなら「Zooの中でも、[[フリースペル|フリー]]ベア(無料の[[熊 (俗称)|熊]])<ref>*[http://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0018474/ 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:紛争Zoo(モダン)]</ref>による連鎖展開[[ギミック]]を内包した、全体強化を主軸とする超軽量の高速ビートダウン」と言い表す事ができる。 | 初期型の[[デッキ]]構成は[[野生のナカティル/Wild Nacatl]][[禁止カード|禁止]]期に存在した[[ステロイド#モダン|Gruul Zoo]](Gruul Blitz)とほぼ同じで、その禁止解除に伴い[[白]]を足したものと言える。必然、同じ[[デッキカラー]]の[[Zoo#モダン|Naya Zoo]]との共通パーツも多いため、公式などで「Zoo(のバリエーション)」として分類・紹介される事も度々あるが、こちらは瞬発的な展開力と速攻性を重視した、より前のめりな構成を取っているのが特徴。戦力のほぼ全ては2マナ以下で纏められており、ほかに「土地は(概ね)19枚以下」、「[[マナ・クリーチャー]]を採用しない」、「3[[マナ]]以上の[[カード]]は通常の[[キャスト]]を度外視したもので占められる」等の要素が挙げられる。ただし、これらはZooでも同様の構成を取る場合があるため、よりはっきりと定義付けるなら「Zooの中でも、[[フリースペル|フリー]]ベア(無料の[[熊 (俗称)|熊]])<ref>*[http://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0018474/ 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:紛争Zoo(モダン)]</ref>による連鎖展開[[ギミック]]を内包した、全体強化を主軸とする超軽量の高速ビートダウン」と言い表す事ができる。 | ||
− | [[ゲートウォッチの誓い]]で新たな全体強化手段として[[無謀な奇襲隊/Reckless Bushwhacker]]を獲得、[[霊気紛争]]では[[ナーナムの改革派/Narnam Renegade]]と[[隠れた薬草医/Hidden Herbalists]]の優秀な[[紛争]]クリーチャー2種を獲得した。殊に[[フリースペル]] | + | [[ゲートウォッチの誓い]]で新たな全体強化手段として[[無謀な奇襲隊/Reckless Bushwhacker]]を獲得、[[霊気紛争]]では[[ナーナムの改革派/Narnam Renegade]]と[[隠れた薬草医/Hidden Herbalists]]の優秀な[[紛争]]クリーチャー2種を獲得した。殊に[[フリースペル]]クリーチャーの8枚体制となった点が大きく、従来よりも爆発力の強化に成功しており、'''紛争Zoo'''という呼称が定着しつつある。 |
+ | これまで以上に速度に特化する事で、タルモゴイフや[[火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar]]、ゴーア族の暴行者といった「大振り」な2マナ域は数を減らしており、[[実験体/Experiment One]]や密林の猿人なども排して[[ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker]]および[[魔力変/Manamorphose]]を採用したレシピも登場するなど、以前よりもZooとの差異が鮮明になりつつある。 | ||
===サンプルレシピ1=== | ===サンプルレシピ1=== | ||
*備考 | *備考 | ||
62行: | 63行: | ||
{{#MagicFactory:df317681}} | {{#MagicFactory:df317681}} | ||
*[[ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker]]の採用で全体強化手段が12枚体制となっている。[[魔力変/Manamorphose]]は、[[デッキ圧縮]]を兼ねながら、クリーチャーから生み出されたマナを適宜な色に変換して次のキャストに繋げる為の潤滑材として働く。 | *[[ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker]]の採用で全体強化手段が12枚体制となっている。[[魔力変/Manamorphose]]は、[[デッキ圧縮]]を兼ねながら、クリーチャーから生み出されたマナを適宜な色に変換して次のキャストに繋げる為の潤滑材として働く。 | ||
+ | |||
==参考== | ==参考== | ||
<references /> | <references /> |
2018年3月29日 (木) 13:32時点における版
Naya Blitz(ナヤ・ブリッツ)は、ギルド門侵犯参入後のスタンダード環境に存在した赤緑白の高速ビートダウンデッキ。モダンに存在するデッキコンセプト・プランを同じくする構成のデッキもこの名で呼ばれることがある。単にBlitz/ブリッツとも。
- “Blitz”はドイツ語で雷光・稲光を指し、英語では急襲・猛攻といった意味合いで使われる言葉。
- これ以前に存在したブリッツ(黒単ビート・コントロール)とは別物だが、名前の由来は同じ。
目次 |
スタンダード
最初に登場したのはギルド門侵犯参入後のスタンダード。人間デッキの一種で、単にナヤ人間(Naya Humans)と呼ばれることもある。
1マナ域12枚・2マナ域16枚以上という、極端に低マナ域に寄せた前のめりな構成が特徴。炎樹族の使者/Burning-Tree Emissaryを中心とする序盤の大量展開によって教区の勇者/Champion of the Parish・実験体/Experiment One・ボロスの精鋭/Boros EliteのP/Tを引き上げ、稲妻のやっかいもの/Lightning Maulerの速攻付与やアヴァブルックの町長/Mayor of Avabruckの全体強化も合わせて速やかに対戦相手のライフを0にする。
綺麗に回った時の爆発力は凄まじいものがあり、最速3ターンキルも可能。一方、ほとんどのクリーチャーは単体では真価を発揮できず、事故や対戦相手の妨害によって戦線が繋がらなかった時は苦しい戦いを強いられることになる。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリケベックシティ13 優勝 (参考)
- 使用者:Nico Christiansen
- フォーマット
- 巨大化/Giant Growthの採用が特徴的。
- Deck Tech: Naya Humans with Nico Christiansenおよび第76回:グランプリ・ケベックシティ優勝 Nico Christiansenの「ナヤ人間」をリプレイ!も参照。
モダン
猿人の指導霊/Simian Spirit Guideによるマナ加速も含めて、密林の猿人/Kird Ape、ゴブリンの先達/Goblin Guide、タルモゴイフ/Tarmogoyfなどの軽量アタッカーを炎樹族の使者/Burning-Tree Emissaryも絡めて大量に展開し、それらをアタルカの命令/Atarka's Commandの全体強化モードやゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampagerの湧血でサポートして、速やかに対戦相手のライフを削り切る。うまく繋がれば2~3ターン目に10点以上のダメージを叩き出し、相手の体勢が整う前に殴り勝つ事も可能な爆発力が強み。
初期型のデッキ構成は野生のナカティル/Wild Nacatl禁止期に存在したGruul Zoo(Gruul Blitz)とほぼ同じで、その禁止解除に伴い白を足したものと言える。必然、同じデッキカラーのNaya Zooとの共通パーツも多いため、公式などで「Zoo(のバリエーション)」として分類・紹介される事も度々あるが、こちらは瞬発的な展開力と速攻性を重視した、より前のめりな構成を取っているのが特徴。戦力のほぼ全ては2マナ以下で纏められており、ほかに「土地は(概ね)19枚以下」、「マナ・クリーチャーを採用しない」、「3マナ以上のカードは通常のキャストを度外視したもので占められる」等の要素が挙げられる。ただし、これらはZooでも同様の構成を取る場合があるため、よりはっきりと定義付けるなら「Zooの中でも、フリーベア(無料の熊)[1]による連鎖展開ギミックを内包した、全体強化を主軸とする超軽量の高速ビートダウン」と言い表す事ができる。
ゲートウォッチの誓いで新たな全体強化手段として無謀な奇襲隊/Reckless Bushwhackerを獲得、霊気紛争ではナーナムの改革派/Narnam Renegadeと隠れた薬草医/Hidden Herbalistsの優秀な紛争クリーチャー2種を獲得した。殊にフリースペルクリーチャーの8枚体制となった点が大きく、従来よりも爆発力の強化に成功しており、紛争Zooという呼称が定着しつつある。 これまで以上に速度に特化する事で、タルモゴイフや火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar、ゴーア族の暴行者といった「大振り」な2マナ域は数を減らしており、実験体/Experiment Oneや密林の猿人なども排してゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhackerおよび魔力変/Manamorphoseを採用したレシピも登場するなど、以前よりもZooとの差異が鮮明になりつつある。
サンプルレシピ1
- 備考
- グランプリオクラホマシティ15 第9位 (参考)
- 使用者:Doug Hendrickson
- フォーマット
Naya Blitz(Modern) [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
サンプルレシピ2
- 備考
- フォーマット
Michael Stewart - 「紛争Zoo」 [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
サンプルレシピ3
Montre82 赤緑ビートダウン/RG Aggro [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
- ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhackerの採用で全体強化手段が12枚体制となっている。魔力変/Manamorphoseは、デッキ圧縮を兼ねながら、クリーチャーから生み出されたマナを適宜な色に変換して次のキャストに繋げる為の潤滑材として働く。