基本セット2010
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*[[マリガン]]の手順はすべての[[プレイヤー]]が同時に行う。 | *[[マリガン]]の手順はすべての[[プレイヤー]]が同時に行う。 | ||
*場は[[戦場]]に、「[[呪文]]の[[プレイ]]」は「呪文を[[唱える]]」に、「[[起動型能力]]のプレイ」は「起動型能力を[[起動]]する」に変更された。これらは英語での「Play」の混同を防ぐのが主な目的である。 | *場は[[戦場]]に、「[[呪文]]の[[プレイ]]」は「呪文を[[唱える]]」に、「[[起動型能力]]のプレイ」は「起動型能力を[[起動]]する」に変更された。これらは英語での「Play」の混同を防ぐのが主な目的である。 | ||
− | *「[[ゲームから取り除く]]」は「[[追放]]する」に、[[ゲーム外]][[領域]] | + | *「[[ゲームから取り除く]]」は「[[追放]]する」に、[[ゲーム外]][[領域]]は追放領域に変更された。 |
+ | **なお追放領域は[[ゲームの外部]]ではないので、追放されたカードを[[願い]]などで持ってくることができなくなったなどの挙動の違いが生じている。当該記事を参照。 | ||
*「[[ターン終了時に]]」は「[[終了ステップ]]の開始時に」と改められた。「ターン終了時まで」との混同を防ぐのが主な目的である。 | *「[[ターン終了時に]]」は「[[終了ステップ]]の開始時に」と改められた。「ターン終了時まで」との混同を防ぐのが主な目的である。 | ||
− | ** | + | **同時に、「ターン終了時まで」の効果が終了するのに合わせて誘発すべき誘発型能力(→[[実存]])は「[[クリンナップ・ステップ]]の開始時に」と表記されるようになった。これに伴い、実存は[[廃語]]となった。 |
*[[マナ・プール]]は[[フェイズ]]だけでなく各[[ステップ]]の終了時にも空になるようになった。また、空になったときそのマナの量だけ[[ライフ]]を失う[[マナ・バーン]]が廃止された。 | *[[マナ・プール]]は[[フェイズ]]だけでなく各[[ステップ]]の終了時にも空になるようになった。また、空になったときそのマナの量だけ[[ライフ]]を失う[[マナ・バーン]]が廃止された。 | ||
*[[トークン]]の[[オーナー]]は、それが戦場に出る段階でそれを[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していたプレイヤーになった。[[禁忌の果樹園/Forbidden Orchard]]などに影響する。 | *[[トークン]]の[[オーナー]]は、それが戦場に出る段階でそれを[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していたプレイヤーになった。[[禁忌の果樹園/Forbidden Orchard]]などに影響する。 |
2015年6月20日 (土) 02:14時点における版
マジック基本セット2010/Magic 2010 Core Set | |
シンボル | M10 |
略号 | M10 |
発売日 | 2009年7月17日 |
セット枚数 | 全249種類 |
マジック基本セット2010/Magic 2010 Core Setは、11番目の基本セット。2009年7月17日発売。日本では基本セット2010、北米ではMagic 2010(マジック2010)と略される。
目次 |
概要
基本セットを区別する「第○版」という名称を変更し、発売年の翌年の年号を表記するようになった基本セットである。今後は1年に1度、7月に基本セットが発売され、約15か月後の次々大型エキスパンションの発売とともに基本セットがスタンダードから外れるようになる。第10版に引き続き、黒枠が採用される。
収録カード
基本セット2010では(元祖のアルファを除く)基本セットとしては初の新規カードが収録された。エキスパンション同様に神話レアが導入され、ローウィンのプレインズウォーカーが神話レアとして再録された。第10版に収録していた伝説のカードは今回収録されていない。
過去の基本セットはカードパワーが控えめだったが、基本セット2010は過去と比べてカードパワーが全体的に高くなっており、白騎士/White Knight、強迫/Duress、稲妻/Lightning Boltなど過去の強力カードも再録された。
西洋ファンタジー的世界観への原点回帰を目指しており、カードのフレイバーを重視して制作されたカードが多い。いくつかのカードはフレイバー重視から意図的に色の役割が崩されている(例:黒騎士/Black Knight)。また、同型再版を含むリメイクが多いのも特徴である。
リミテッドとして見てみると空中浮遊/Levitationや火の玉/Fireball、踏み荒らし/Overrunといった強力なエンドカードがアンコモンに存在するため評価を下げる人もいる。
ルールの変更
基本セット2010では、イメージの再定義やルールをより直感的にするために、いくつかのルール・用語変更が行われた。
- マリガンの手順はすべてのプレイヤーが同時に行う。
- 場は戦場に、「呪文のプレイ」は「呪文を唱える」に、「起動型能力のプレイ」は「起動型能力を起動する」に変更された。これらは英語での「Play」の混同を防ぐのが主な目的である。
- 「ゲームから取り除く」は「追放する」に、ゲーム外領域は追放領域に変更された。
- 「ターン終了時に」は「終了ステップの開始時に」と改められた。「ターン終了時まで」との混同を防ぐのが主な目的である。
- 同時に、「ターン終了時まで」の効果が終了するのに合わせて誘発すべき誘発型能力(→実存)は「クリンナップ・ステップの開始時に」と表記されるようになった。これに伴い、実存は廃語となった。
- マナ・プールはフェイズだけでなく各ステップの終了時にも空になるようになった。また、空になったときそのマナの量だけライフを失うマナ・バーンが廃止された。
- トークンのオーナーは、それが戦場に出る段階でそれをコントロールしていたプレイヤーになった。禁忌の果樹園/Forbidden Orchardなどに影響する。
- 戦闘ダメージはスタックを使わないようになり、新たにダメージ割り振り順のルールが追加された。
- 絆魂や接死は常在型能力に変更され、重複が意味をなさなくなった。
- フェイジングは、領域の変更ではなく位相の変更として処理されるようになった。当該記事を参照。
- 他の〜とのバンドのルールが変更された。
- 刻印がキーワード能力から能力語へ変更された。
関連商品
ファットパック
テーマデッキ
いずれも基本セットのテーマデッキとしては初めての2色デッキであり、メインカラーに1色をタッチする構成となっている。タッチカラーは土地5枚・コモン2枚・アンコモン1枚となっている。
- 栄光の軍団/We Are Legion (白タッチ赤)
- 精神の在処/Presence of Mind (青タッチ黒)
- 死神の下僕/Death's Minions (黒タッチ緑)
- 火炎の炸裂/Firebomber (赤タッチ青)
- 自然の憤怒/Nature's Fury (緑タッチ白)
パッケージ・イラスト
- 警備隊長/Captain of the Watch
- スフィンクスの大使/Sphinx Ambassador
- ザスリッドの悪魔/Xathrid Demon
- 火をつける怒り/Kindled Fury
- 棍棒のトロール/Cudgel Troll
主な開発スタッフ
- デザイン・チーム - Aaron Forsythe (リード)、Brady Dommermuth、Mark Rosewater、Devin Low、Brian Tinsman、Bill Rose (参考)
- デベロップ・チーム - Erik Lauer (リード)、Mike Turian、Tom LaPille、Greg Marques (参考)
関連リンク
- 基本セット2010 ミニサイト (WotC、一部英語)
- 2009年夏、基本セットが変わる!
- マジック2010でマジックの再体験/Recapturing the Magic with Magic 2010
- Magic 2010 Rules Changes
- 基本セット2010 カードリスト (Wisdom Guild)