ヘリオッドの槍/Spear of Heliod
提供:MTG Wiki
5行: | 5行: | ||
数を並べる[[白ウィニー]]待望の全体強化[[エンチャント]]。持ち主である[[太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun]]などのクリーチャー・[[トークン]]生成手段との相性も良い。攻勢時に強いだけでなく、起動型能力によって守勢に回ったときにも役立つ。 | 数を並べる[[白ウィニー]]待望の全体強化[[エンチャント]]。持ち主である[[太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun]]などのクリーチャー・[[トークン]]生成手段との相性も良い。攻勢時に強いだけでなく、起動型能力によって守勢に回ったときにも役立つ。 | ||
− | [[サイクル]]に共通していることではあるが、伝説性を持つため重ね[[張る|張り]]できず、2枚目以降が[[腐る|腐り]]やすいのは弱点。ただし白は[[色の役割]] | + | [[サイクル]]に共通していることではあるが、伝説性を持つため重ね[[張る|張り]]できず、2枚目以降が[[腐る|腐り]]やすいのは弱点。ただし白は[[色の役割]]上、エンチャントや[[アーティファクト]]の[[サーチ]]を得意とする[[色]]であるため、そのようなサポートが存在する[[環境]]では枚数を減らすとよいだろう。 |
+ | |||
+ | [[スタンダード]]では主に[[白ウィニー/スタンダード/ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期|白ウィニー]][[タッチ]][[黒]]で使われている。 | ||
+ | |||
+ | ==開発秘話== | ||
+ | [[ヘリオッド/Heliod]]は[[Wikipedia:ja:ゼウス|ゼウス]]の要素を多分に含んでいるが、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]において「[[稲妻/Lightning Bolt|稲妻]]」はあくまでも[[赤]]であり、白であるヘリオッドに持たせることはできなかった。そこで[[Doug Beyer]]は、天上から地上の民を罰する道具として、彼に「太陽の槍」を持たせることにした。[[デザイン・チーム]]はこの設定を気に入り、「太陽の槍」を[[カード]]化することにしたが、[[ナイレア/Nylea]]にも弓を持っているという設定があったため、残りの大神にも持ち物を与え、5枚のサイクルとして作ることにした。 | ||
+ | |||
+ | 当初は[[装備品]]であったが、「伝説のアーティファクト・エンチャント ― 装備品」は[[タイプ行]]としては長すぎるため、唯一削ることのできる装備品を削ることになった。フレイバー上の説明としては、これらの武器はあまりにも強力であり、[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]である[[プレイヤー]]しか扱うことはできない、とされている<ref>[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/268 Theroses Are Red (and White, Blue, Black, and Green), Part 2]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/023738/ テーロス、それは赤き者(とか白とか青とか黒とか緑とか)その2]([[Daily MTG]]、Making Magic、文:[[Mark Rosewater]]、訳:[[米村薫]])</ref><ref>[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/272 Unanswered Questions: Theros]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/023780/ 未回答問題:『テーロス』編](同上)</ref>。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
14行: | 21行: | ||
==ストーリー== | ==ストーリー== | ||
− | [[ | + | 太陽の神、[[ヘリオッド/Heliod]]の持ち物。名は'''クルソー'''/''Khrusor''。天上よりいかなる所へも放つことができるとされる<ref>[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/261c Planeswalker's Guide to Theros, Part 1]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/023404/ プレインズウォーカーのための「テーロス」案内 その1](Daily MTG、Feature Article、文:The Magic Creative Team、訳:[[若月繭子]])</ref>。 |
+ | |||
+ | ==脚注== | ||
+ | <references/> | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:テーロス]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:テーロス]] - [[レア]] | ||
__NOTOC__ | __NOTOC__ |
2014年2月8日 (土) 01:40時点における版
伝説のエンチャント アーティファクト
あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
(1)(白)(白),(T):このターンにあなたにダメージを与えたクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
白の伝説のアーティファクト・エンチャント。クリーチャーを全体強化する常在型能力と、クリーチャーを除去する返礼/Reciprocate系の起動型能力を持つ。
数を並べる白ウィニー待望の全体強化エンチャント。持ち主である太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sunなどのクリーチャー・トークン生成手段との相性も良い。攻勢時に強いだけでなく、起動型能力によって守勢に回ったときにも役立つ。
サイクルに共通していることではあるが、伝説性を持つため重ね張りできず、2枚目以降が腐りやすいのは弱点。ただし白は色の役割上、エンチャントやアーティファクトのサーチを得意とする色であるため、そのようなサポートが存在する環境では枚数を減らすとよいだろう。
開発秘話
ヘリオッド/Heliodはゼウスの要素を多分に含んでいるが、マジックにおいて「稲妻」はあくまでも赤であり、白であるヘリオッドに持たせることはできなかった。そこでDoug Beyerは、天上から地上の民を罰する道具として、彼に「太陽の槍」を持たせることにした。デザイン・チームはこの設定を気に入り、「太陽の槍」をカード化することにしたが、ナイレア/Nyleaにも弓を持っているという設定があったため、残りの大神にも持ち物を与え、5枚のサイクルとして作ることにした。
当初は装備品であったが、「伝説のアーティファクト・エンチャント ― 装備品」はタイプ行としては長すぎるため、唯一削ることのできる装備品を削ることになった。フレイバー上の説明としては、これらの武器はあまりにも強力であり、プレインズウォーカー/Planeswalkerであるプレイヤーしか扱うことはできない、とされている[1][2]。
関連カード
サイクル
テーロスの伝説のアーティファクト・エンチャントのサイクル。いずれも有色アーティファクトで、常在型能力または誘発型能力と、起動型能力(タップ能力)を持つ。それぞれがテーロス/Therosの5柱の神々の持ち物。
- ヘリオッドの槍/Spear of Heliod (太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun)
- タッサの二叉槍/Bident of Thassa (海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea)
- エレボスの鞭/Whip of Erebos (死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead)
- パーフォロスの槌/Hammer of Purphoros (鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge)
- ナイレアの弓/Bow of Nylea (狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt)
ストーリー
太陽の神、ヘリオッド/Heliodの持ち物。名はクルソー/Khrusor。天上よりいかなる所へも放つことができるとされる[3]。
脚注
- ↑ Theroses Are Red (and White, Blue, Black, and Green), Part 2/テーロス、それは赤き者(とか白とか青とか黒とか緑とか)その2(Daily MTG、Making Magic、文:Mark Rosewater、訳:米村薫)
- ↑ Unanswered Questions: Theros/未回答問題:『テーロス』編(同上)
- ↑ Planeswalker's Guide to Theros, Part 1/プレインズウォーカーのための「テーロス」案内 その1(Daily MTG、Feature Article、文:The Magic Creative Team、訳:若月繭子)