次元の混乱

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(日本語版のこのセットの読みは「プレナー・カオス」です。)
(概要)
 
(7人の利用者による、間の12版が非表示)
1行: 1行:
{{Otheruses|エキスパンション|カード|次元の混乱/Planar Chaos}}
+
{{Otheruses|[[エキスパンション]]|[[ジャッジメント]]初出の[[エンチャント]]・[[カード]]|次元の混乱/Planar Chaos}}
 
{{情報ボックス/エキスパンション
 
{{情報ボックス/エキスパンション
 
|英語名=Planar Chaos
 
|英語名=Planar Chaos
9行: 9行:
 
|セット枚数=全165種類
 
|セット枚数=全165種類
 
}}
 
}}
'''次元の混乱'''(プレナー・カオス)/''Planar Chaos''は、[[時のらせんブロック]]の1番目の小型[[エキスパンション]]。2007年2月2日に発売された。
+
'''次元の混乱'''(プレナー・カオス)/''Planar Chaos''は、[[時のらせんブロック]]の1番目の小型[[エキスパンション]]。[[2007年]]2月2日に発売された。
  
 
==概要==
 
==概要==
このセットでは、時間の歪みがさらに進み「異なる歴史を辿った別世界の過去」が実体化している、というストーリーを反映している。過去に[[カード]]化されているストーリー上の重要人物が、以前とは別の[[色]]・[[能力]]を持つ新しいカードとして多数登場している。
+
このエキスパンションでは、時間の歪みがさらに進み「異なる歴史を辿った別世界の過去」が実体化している、というストーリーを反映している。過去に[[カード]]化されているストーリー上の重要人物が、以前とは別の[[色]]・[[能力]]を持つ新しいカードとして多数登場している。
  
新[[キーワード能力]]として[[消失]]が登場。[[待機]][[X]]や、[[マナ・コスト]]より高い[[コスト]]を持つ[[エコー]]など、既存の能力の新しい形も登場している。その一方で、[[時のらせん]]で初登場した[[刹那]]はわずか2枚しか存在しない。また色ごとに割り振られているシステムがあり、[[白]]が[[救出カード]]、[[青]]が[[変異]]、[[黒]]が[[恐喝カード]]、[[赤]]が[[分割カード]]、[[緑]]が[[キッカー]]となっている。このうち分割カードはカード全体も[[単色]]という新しいタイプになっている点が特徴となっている。[[アーティファクト]]は1枚も収録されていない。
+
新[[キーワード能力]]として[[消失]]が登場。[[待機]][[X]]や、[[マナ・コスト]]より高い[[コスト]]を持つ[[エコー]]など、既存の能力の新しいバリエーションも登場している。その一方で、[[時のらせん]]で初登場した[[刹那]]はわずか2枚しか存在しない。また、色ごとに割り振られているメカニズムがあり、[[白]]が[[救出カード]]、[[青]]が[[変異]]、[[黒]]が[[恐喝カード]]、[[赤]]が[[分割カード]]、[[緑]]が[[キッカー]]となっている。このうち分割カードは「カード全体も[[単色]]」という、それまで存在しなかった形式になっている点が特徴。[[アーティファクト]]は1枚も収録されていない。
  
黒と緑は、他の3色よりカードが1枚少ない。これらの代わりに、[[ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth]]や[[ケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keld]]が収録されている。
+
黒と緑は、他の3色より収録カードが1枚少ない。これらの代わりに、[[ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth]]や[[ケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keld]]が収録されている。
  
次元の混乱の[[タイムシフト]]は、[[時のらせん]]の再録とは異なり、「黒い[[神の怒り/Wrath of God]]」こと[[滅び/Damnation]]のように、過去の呪文と同等の効果を持つ、色の役割が入れ替わったカードとなっている。また、普通のカード同様に[[コモン]]、[[アンコモン]]、[[レア]]に区別されている。通常の色の役割に即したものと、次元の混乱独特の色の役割に当てはめられたものが存在する。
+
次元の混乱の[[タイムシフト]]は、[[時のらせん]]の[[再録]]とは異なり、「黒い[[神の怒り/Wrath of God]]」こと[[滅び/Damnation]]のように、過去の[[呪文]]と同等の[[効果]]を持つ、[[色の役割]]が入れ替わったカードとなっている。また、普通のカード同様に[[コモン]]、[[アンコモン]]、[[レア]]に区別されている。通常の色の役割に即したものと、次元の混乱独特の色の役割に当てはめられたものが存在する。
  
 
[[ブースターパック]]のカードの内訳は、コモン8枚、アンコモン2枚、レア1枚、タイムシフトのコモン3枚、タイムシフトのアンコモンまたはレア1枚。タイムシフトのアンコモンとレアの出る比率は3:1である。
 
[[ブースターパック]]のカードの内訳は、コモン8枚、アンコモン2枚、レア1枚、タイムシフトのコモン3枚、タイムシフトのアンコモンまたはレア1枚。タイムシフトのアンコモンとレアの出る比率は3:1である。
  
*一見タイムシフトのカードが入手しづらく見えるが、カードの種類数の都合上、レアやアンコモンは通常のものと同じ確率で入手できる。例えば、1つの[[ブースターパック]]に特定のレアカードが入っている確率は、通常のものでもタイムシフトのものでも1/40である。コモンに関しては、タイムシフトの方がやや入手しづらい。
+
*一見タイムシフトのカードが入手しづらく見えるが、カードの種類数の都合上、レアやアンコモンは通常のものと同じ確率で入手できる。例えば、1つのブースターパックに特定のレアカードが入っている確率は、通常のものでもタイムシフトのものでも1/40である。コモンに関しては、タイムシフトの方がやや入手しづらい。
 
**パックからの入手確率という点で言えば、[[コールドスナップ]]と並んで最もレアカードを集めやすいエキスパンションである。
 
**パックからの入手確率という点で言えば、[[コールドスナップ]]と並んで最もレアカードを集めやすいエキスパンションである。
*日本語版ブースターパックの裏面と、ブースターパック用ディスプレイボックスの裏面の広告文に誤記がある。タイムシフト・カードを「再録」と印刷されているが、正しくは「色の役割を変えて採録」である([http://mtg.takaratomy.co.jp/product/plc/index.html#owabi タカラトミー「訂正とお詫び」])。
+
*日本語版ブースターパックの裏面と、ブースターパック用ディスプレイボックスの裏面の広告文に誤記がある。タイムシフト・カードを「再録」と印刷されているが、正しくは「色の役割を変えて採録」である。
 +
*同名のカード([[次元の混乱/Planar Chaos]])が存在する。
 +
 
 +
[[エキスパンション・シンボル]]は2つの繋がった輪であるが、これは平行世界を表すとともに、その象徴であるメビウスの輪でもあり、また図章化された「PC」(英語版タイトル「Planar Chaos」の略)の文字でもある。
  
 
==次元の混乱における色の役割==
 
==次元の混乱における色の役割==
このセットでは[[色の役割]]が意図的に崩されており、従来、各色が持たなかった[[能力]]が配分された。とはいえ、その色が役割として持っていなかっただけで、その能力を持つカードがその色に少数存在していた場合が多い。
+
このセットでは色の役割が意図的に崩されており、従来、各色が持たなかった能力・効果が配分された。とはいえ、その色が役割として持っていなかっただけで、その能力を持つカードがその色に少数存在していた場合が多い。
  
 
具体的には以下の通り。
 
具体的には以下の通り。
33行: 36行:
 
*青:[[警戒]]、[[手札破壊]]、+X/-Y[[修整]]
 
*青:[[警戒]]、[[手札破壊]]、+X/-Y[[修整]]
 
*黒:[[先制攻撃]]、[[クリーチャー]]の[[タップ]]、[[対象]]や[[ダメージ]]の移し変え、[[レベル]]
 
*黒:[[先制攻撃]]、[[クリーチャー]]の[[タップ]]、[[対象]]や[[ダメージ]]の移し変え、[[レベル]]
*赤:[[トランプル]]、(赤に対する)[[畏怖]]、[[対戦相手]]の[[クリーチャー]]専用[[バウンス]]
+
*赤:[[トランプル]]、(赤に対する)[[畏怖]]、[[対戦相手]]のクリーチャー専用[[バウンス]]
 
*緑:[[速攻]]、[[飛行]]、[[引く|ドロー]]
 
*緑:[[速攻]]、[[飛行]]、[[引く|ドロー]]
 +
 +
これらのカードはあくまで次元の混乱独自の色の役割に基づいたものであり、マジック本来の色の役割とは異なる。しかし、プレイヤー側がその色が持つ機能の例として次元の混乱のカードを持ち出すことが幾度もあったため、[[Mark Rosewater]]個人としては次元の混乱を作ったことを後悔している<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/double-take-part-2-2022-06-27 A Double Take, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036143/ ダブルで入手 その2]([[Making Magic]] [[2022年]]6月27日)</ref>。
 +
*一方、後年に色の役割自体が見直され正式にマジックに取り込まれたものも存在する。青の警戒、緑の速攻などがこれに当たる。
  
 
==テーマデッキ==
 
==テーマデッキ==
58行: 64行:
 
|||[[Paul Sottosanti]]
 
|||[[Paul Sottosanti]]
 
|-
 
|-
|開発チーム||[[Devin Low]] (lead)
+
|デベロップ・チーム||[[Devin Low]] (lead)
 
|-
 
|-
 
|||[[Zvi Mowshowitz]]
 
|||[[Zvi Mowshowitz]]
71行: 77行:
 
|}
 
|}
  
==関連リンク==
+
==公式特集ページ==
*[http://mtg.takaratomy.co.jp/product/plc/index.html 次元の混乱 製品情報] ([[タカラトミー]])
+
*[https://magic.wizards.com/ja/game-info/products/card-set-archive/planar-chaos 次元の混乱](マジック英語公式日本語版  セット特設サイト)
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planarchaos/home 次元の混乱ミニサイト]
+
*[http://wayback.archive.org/web/20080112045818/http://mtg.takaratomy.co.jp/product/plc/index.html 次元の混乱 製品情報(Web Archive)] ([[タカラトミー]])
**第1週:[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planarchaos2/creative1 The Many Fractured Dominarias]/[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070109/index.html 幾千もに砕けたドミナリアで]
+
**第1週:[http://wayback.archive.org/web/20080304211129/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070109/index.html 幾千もに砕けたドミナリアで(Web Archive)]
**第2週:[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planarchaos2/creative2 Familiar Faces from Strange Realities]/[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070119pre2/index.html 異なる現実の、同じ顔ぶれ]
+
**第2週:[http://wayback.archive.org/web/20080125213150/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070119pre2/index.html 異なる現実の、同じ顔ぶれ(Web Archive)]
**第3週:[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planarchaos2/creative3 Chaos Reigns]/[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070119pre3/index.html 混乱の時代]
+
**第3週:[http://wayback.archive.org/web/20071213173036/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070119pre3/index.html 混乱の時代(Web Archive)]
**第1週:[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planarchaos2/story1 Destiny - Part 1]/[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070118story1/index.html 運命 - 第1話]
+
**第1週:[http://wayback.archive.org/web/20080318121120/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planarchaos2/story1 Destiny - Part1(Web Archive)]/[http://wayback.archive.org/web/20071213173026/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070118story1/index.html 運命 - 第1話(Web Archive)]
**第2週:[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planarchaos2/story2 Destiny - Part 2]/[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070119story2/index.html 運命 - 第2話]
+
**第2週:[http://wayback.archive.org/web/20080318121127/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planarchaos2/story2 Destiny - Part2(Web Archive)]/[http://wayback.archive.org/web/20071213173041/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070119story2/index.html 運命 - 第2話(Web Archive)]
**第3週:[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planarchaos2/story3 Destiny - Part 3]/[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070120story3/index.html 運命 - 第3話]
+
**第3週:[http://wayback.archive.org/web/20080318121132/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planarchaos2/story3 Destiny - Part 3(Web Archive)]/[http://wayback.archive.org/web/20071213173046/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070120story3/index.html 運命 - 第3話(Web Archive)]
 
***'''注:以上ミニサイト日本語版の訳語は、既存の訳語と必ずしも一致していません(ラドハ、ヴェンサー、平行世界、プレインズウォーカーの灯、時間流、次元流、エファーヴァなど)'''
 
***'''注:以上ミニサイト日本語版の訳語は、既存の訳語と必ずしも一致していません(ラドハ、ヴェンサー、平行世界、プレインズウォーカーの灯、時間流、次元流、エファーヴァなど)'''
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/one-foot-one-foot-out-2007-02-09 One Foot In, One Foot Out ]/[http://wayback.archive.org/web/20071213173052/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070213/index.html 片足残して、片足伸ばす(Web Archive)](Latest Developments 2007年2月9日)
 +
==脚注==
 +
<references />
 +
==参考==
 
*[http://whisper.wisdom-guild.net/cardlist/PlanarChaos/ 次元の混乱 カードリスト] (Wisdom Guild)
 
*[http://whisper.wisdom-guild.net/cardlist/PlanarChaos/ 次元の混乱 カードリスト] (Wisdom Guild)
 
==参考==
 
 
*[[カード個別評価:次元の混乱]]
 
*[[カード個別評価:次元の混乱]]
 
*[[カード個別評価:次元の混乱タイムシフト]]
 
*[[カード個別評価:次元の混乱タイムシフト]]
 
*[[Planar Chaos]] (小説)
 
*[[Planar Chaos]] (小説)
 
*[[カードセット一覧]]
 
*[[カードセット一覧]]
 +
**[[第9版]]
 +
**[[ラヴニカ・ブロック]]([[ラヴニカ:ギルドの都]] - [[ギルドパクト]] - [[ディセンション]])
 +
**[[コールドスナップ]] - [[時のらせんブロック]]([[時のらせん]] - [[次元の混乱]] - [[未来予知]])
 +
**[[第10版]]
 +
**[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]]([[ローウィン]] - [[モーニングタイド]] - [[シャドウムーア]] - [[イーブンタイド]])
  
 
[[Category:エキスパンション|ふれなあかおす]]
 
[[Category:エキスパンション|ふれなあかおす]]

2024年6月2日 (日) 22:37時点における最新版

次元の混乱/Planar Chaos
シンボル 2つの繫がった輪
略号 PLC
コードネーム Crackle
発売日 2007年2月2日
セット枚数 全165種類

次元の混乱(プレナー・カオス)/Planar Chaosは、時のらせんブロックの1番目の小型エキスパンション2007年2月2日に発売された。

目次

[編集] 概要

このエキスパンションでは、時間の歪みがさらに進み「異なる歴史を辿った別世界の過去」が実体化している、というストーリーを反映している。過去にカード化されているストーリー上の重要人物が、以前とは別の能力を持つ新しいカードとして多数登場している。

キーワード能力として消失が登場。待機Xや、マナ・コストより高いコストを持つエコーなど、既存の能力の新しいバリエーションも登場している。その一方で、時のらせんで初登場した刹那はわずか2枚しか存在しない。また、色ごとに割り振られているメカニズムがあり、救出カード変異恐喝カード分割カードキッカーとなっている。このうち分割カードは「カード全体も単色」という、それまで存在しなかった形式になっている点が特徴。アーティファクトは1枚も収録されていない。

黒と緑は、他の3色より収録カードが1枚少ない。これらの代わりに、ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmothケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keldが収録されている。

次元の混乱のタイムシフトは、時のらせん再録とは異なり、「黒い神の怒り/Wrath of God」こと滅び/Damnationのように、過去の呪文と同等の効果を持つ、色の役割が入れ替わったカードとなっている。また、普通のカード同様にコモンアンコモンレアに区別されている。通常の色の役割に即したものと、次元の混乱独特の色の役割に当てはめられたものが存在する。

ブースターパックのカードの内訳は、コモン8枚、アンコモン2枚、レア1枚、タイムシフトのコモン3枚、タイムシフトのアンコモンまたはレア1枚。タイムシフトのアンコモンとレアの出る比率は3:1である。

  • 一見タイムシフトのカードが入手しづらく見えるが、カードの種類数の都合上、レアやアンコモンは通常のものと同じ確率で入手できる。例えば、1つのブースターパックに特定のレアカードが入っている確率は、通常のものでもタイムシフトのものでも1/40である。コモンに関しては、タイムシフトの方がやや入手しづらい。
    • パックからの入手確率という点で言えば、コールドスナップと並んで最もレアカードを集めやすいエキスパンションである。
  • 日本語版ブースターパックの裏面と、ブースターパック用ディスプレイボックスの裏面の広告文に誤記がある。タイムシフト・カードを「再録」と印刷されているが、正しくは「色の役割を変えて採録」である。
  • 同名のカード(次元の混乱/Planar Chaos)が存在する。

エキスパンション・シンボルは2つの繋がった輪であるが、これは平行世界を表すとともに、その象徴であるメビウスの輪でもあり、また図章化された「PC」(英語版タイトル「Planar Chaos」の略)の文字でもある。

[編集] 次元の混乱における色の役割

このセットでは色の役割が意図的に崩されており、従来、各色が持たなかった能力・効果が配分された。とはいえ、その色が役割として持っていなかっただけで、その能力を持つカードがその色に少数存在していた場合が多い。

具体的には以下の通り。

これらのカードはあくまで次元の混乱独自の色の役割に基づいたものであり、マジック本来の色の役割とは異なる。しかし、プレイヤー側がその色が持つ機能の例として次元の混乱のカードを持ち出すことが幾度もあったため、Mark Rosewater個人としては次元の混乱を作ったことを後悔している[1]

  • 一方、後年に色の役割自体が見直され正式にマジックに取り込まれたものも存在する。青の警戒、緑の速攻などがこれに当たる。

[編集] テーマデッキ

[編集] パッケージ・イラスト

[編集] デザイン

デザイン・チーム Bill Rose (lead)
Matt Place
Mark Rosewater
Paul Sottosanti
デベロップ・チーム Devin Low (lead)
Zvi Mowshowitz
Brian Schneider
Henry Stern
Mike Turian
アート・ディレクター

[編集] 公式特集ページ

[編集] 脚注

  1. A Double Take, Part 2/ダブルで入手 その2Making Magic 2022年6月27日)

[編集] 参考

MOBILE