アジャニ、神祖を倒す/Ajani Fells the Godsire
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− | *[[ナカティルの最下層民、アジャニ/Ajani, Nacatl Pariah]] - | + | *[[ナカティルの最下層民、アジャニ/Ajani, Nacatl Pariah]] - ナカティルの報復者、アジャニ/Ajani, Nacatl Avenger |
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+ | *[[カード名]]通り「神祖狩り」のみに着目すると、ストーリーの流れとカードの能力にはいささか噛み合わないところがある。アジャニは何とか神祖を倒すことに成功するものの、直後に現れた他のナカティルに手柄を横取りされてしまい、雪辱を晴らさないまま兄・[[ジャザル/Jazal]]の死と[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]の覚醒を迎えることとなる。 | ||
+ | **これらのことから、この英雄譚の能力は神祖狩りのみを描いたものではなく、その後を含めた彼の[[アラーラ/Alara]]での活躍を描いたものとして見るのが妥当であろう。[[章能力]]はそれぞれ、神祖狩り(I章)、群れの再建(II章)、兄の仇を巡る戦い(III章)、といったところか。 | ||
+ | *マイナーなエピソードであることも加味されたのか、プレビューは[[Jay Annelli]]らが主催するヴォーソスのコミュニティ「The Vorthos Cast」が担当しており<ref>[https://x.com/TheVorthosCast/status/1794020531429364143 TheVorthosCast](X/Twitter [[2024年]]5月25日)</ref>、お披露目と同時にこのカードについて語るPodcastが公開されている<ref>[https://soundcloud.com/user-345643028/modern-horizons-3-preview-ajani-fells-the-godsire Modern Horizons 3 Preview - Ajani Fells the Godsire](Soundcloud)</ref>。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/ja/products/modern-horizons-3/card-image-gallery?cigfreshness=all-cards&cigproduct=all-products&cigrarity=token&cigset=MH3&cigsubtype=warrior トークン・カード](マジック米国公式サイト日本語版カードイメージギャラリー) | ||
*[[カード個別評価:モダンホライゾン3]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:モダンホライゾン3]] - [[アンコモン]] | ||
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2024年6月25日 (火) 01:34時点における最新版
Ajani Fells the Godsire / アジャニ、神祖を倒す (3)(白)(白)
エンチャント — 英雄譚(Saga)
エンチャント — 英雄譚(Saga)
(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンター1個を加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I ― 対戦相手がコントロールしていてパワーが3以上であるクリーチャー1体を対象とする。それを追放する。
II ― 白の2/1の猫(Cat)・戦士(Warrior)クリーチャー・トークン1体を生成する。その後、あなたがコントロールしているクリーチャー1体の上に警戒カウンター1個を置く。
III ― あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは二段攻撃を得る。
モダンホライゾン3の白の英雄譚。己が一人前の戦士だと示すため、アジャニ/Ajaniがたった一人で神祖/Godsireに挑んだシーンを描く(イラスト)。
- I-
- 対戦相手のパワーが高いクリーチャーを追放。マナ総量に対して効率は今ひとつな分か、閾値が低めに設定されている。
- 戦力として厄介なクリーチャーの場合は大抵パワーが高いので、問題無く追放できる。システムクリーチャーについても、閾値の低さから多少サイズに優れる相手なら除去可能。
- とりあえず出た時点で1:1以上の交換を確定してくれる。
- II-
- 猫・戦士・クリーチャー・トークンを生成。その後、警戒カウンターを自分のクリーチャー1体に乗せる。
- 最初にトークンが出るのでカウンターが無駄になることは無いが、5マナのこれが出て第Ⅱ章が誘発する頃には2/1警戒は戦力として明らかに物足りない。
- あくまでトークンは保険としておき、出来るだけファッティを予め用意しておきたい。
- III-
- 自分のクリーチャー1体に、そのターンのみ二段攻撃を付与。
- 色は違えど、タイミングの制限が強くなった突撃のストロボ/Assault Strobe相当。これを目的に使うのは明らかに非効率的。
- 第Ⅱ章も含め、基本的には除去のオマケとして使える程度の認識で十分だろう。第Ⅱ章と同じくファッティとの相性が良好。
マナ・コストを考えると、基本的には第Ⅰ章を軸にしつつオマケがついてくる形。同様の効果が発生するモードを持つアブザンの魔除け/Abzan Charmの存在を考えると、英雄譚であること、白単色で完結することを重視する場合に採用できる可能性はある、といったところか。第Ⅱ章・第Ⅲ章は前述の通り、サイズの大きいクリーチャーと相性が良いので、ビートコントロール気質のデッキへの投入が基本。
リミテッドでは除去の時点で有用。少々重いがトークンの生成でアドバンテージを得られる他、回避能力を持つファッティがいれば、二段攻撃でリーサルのハードルを引き下げることが出来る。
[編集] 関連カード
- ナカティルの最下層民、アジャニ/Ajani, Nacatl Pariah - ナカティルの報復者、アジャニ/Ajani, Nacatl Avenger
[編集] サイクル
モダンホライゾン3の英雄譚のサイクル。同セットに収録されているプレインズウォーカーに関係するエピソードを表している。稀少度はアンコモン。
- アジャニ、神祖を倒す/Ajani Fells the Godsire
- タミヨウ、物語の会を開く/Tamiyo Meets the Story Circle
- アヴァシンの創造/The Creation of Avacyn
- ラルと暗黙の迷路/Ral and the Implicit Maze
- 飢餓潮の発生/The Hunger Tide Rises
[編集] ストーリー
- カード名通り「神祖狩り」のみに着目すると、ストーリーの流れとカードの能力にはいささか噛み合わないところがある。アジャニは何とか神祖を倒すことに成功するものの、直後に現れた他のナカティルに手柄を横取りされてしまい、雪辱を晴らさないまま兄・ジャザル/Jazalの死とプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkの覚醒を迎えることとなる。
- これらのことから、この英雄譚の能力は神祖狩りのみを描いたものではなく、その後を含めた彼のアラーラ/Alaraでの活躍を描いたものとして見るのが妥当であろう。章能力はそれぞれ、神祖狩り(I章)、群れの再建(II章)、兄の仇を巡る戦い(III章)、といったところか。
- マイナーなエピソードであることも加味されたのか、プレビューはJay Annelliらが主催するヴォーソスのコミュニティ「The Vorthos Cast」が担当しており[1]、お披露目と同時にこのカードについて語るPodcastが公開されている[2]。
[編集] 参考
- トークン・カード(マジック米国公式サイト日本語版カードイメージギャラリー)
- カード個別評価:モダンホライゾン3 - アンコモン