色の組み合わせ

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(4色の組み合わせ)
 
83行: 83行:
 
5色の内1色が欠けた組み合わせ。全5種
 
5色の内1色が欠けた組み合わせ。全5種
  
4色カードのサイクルには[[ギルドパクト]]の[[ネフィリム]]サイクル([[過去耕しのネフィリム/Yore-Tiller Nephilim]]など)と、[[統率者2016]]の[[伝説のクリーチャー]]のサイクル([[エーテリウム造物師、ブレイヤ/Breya, Etherium Shaper]]など)があるが、一般に定着している俗称は無い。デッキ名としては色の組み合わせに言及することはほとんどなく、4色○○のような呼び方が使われる。
+
4色カードのサイクルには[[ギルドパクト]]の[[ネフィリム]]サイクル([[過去耕しのネフィリム/Yore-Tiller Nephilim]]など)と、[[統率者2016]]の[[伝説のクリーチャー]]のサイクル([[エーテリウム造物師、ブレイヤ/Breya, Etherium Shaper]]など)があるが、一般に定着している俗称は無い。4色デッキの名前でも4色○○のような呼び方が使われ、具体的な色の組み合わせに言及することはほとんどない。
 
*[[白青黒赤]](WUBR)
 
*[[白青黒赤]](WUBR)
 
*[[青黒赤緑]](UBRG)
 
*[[青黒赤緑]](UBRG)

2024年6月2日 (日) 21:02時点における最新版

マジックにおける5種類()の組み合わせである多色には、2色から5色まで合計26種のパターンがある。

目次

[編集] 表記法

ルールカードにおけるテキストマナ・シンボルの色の組み合わせは、R&Dによって「白→青→黒→赤→緑の順」を基本とした表記法が定められている(例外も存在した。詳細は後述)。この順番は「WUBRG order」とも呼ばれ、緑の次は再び白に戻る。例えば、白と青の組み合わせならば「白青」の順で、白と緑の組み合わせならば「緑白」といった具合に並べる。

色の並び方は単なる表記上の規則に過ぎず、例えば先頭の色が他の色よりも優位であるとか、中心に位置する色が支配的であるといった意味は持たない。

過去のカードにはこの表記に沿わないものもあるが、オラクル更新で順次訂正されている(例:Scarwood Goblinsなど)。

[編集] 表記パターン

任意の1色を「C」とし他の色を順番に「D」「E」「F」「G」とすると、色の組み合わせのパターンを書き表せる。つまり、2色の場合「CD」「CE」の2つ、3色では「CDE」「CEG」[1]の2つ、4色では「CDEF」となる(5色は「WUBRG」1通りなのでここでは割愛)。

多色の分割カードにも表記法がある。インベイジョンの友好色2色「CD」を持つ分割カードは、カード上に「C」「D」の順に配置される。アポカリプスの対抗色2色「CE」は逆でカード上には「E」「C」と配置されている。ディセンションドラゴンの迷路の3色を持つ分割カードの場合、友好色2色同士の組み合わせならばカード上には「CD」「DE」と並び、対抗色2色同士ならば「FC」「CE」となり、友好色2色と対抗色2色の組合せなら「FD」「CD」と配置される(が、覚悟+意欲/Ready+Willingは「CD」「FD」と順番が逆になっている)。

混成マナ・シンボルも表記法が定められている。友好色の組み合わせのマナ・シンボルならば「C/D」、対抗色ならば「C/E」となる。混成マナ・シンボルは通常のマナ・シンボルよりも先に表記する(アラーラ再誕の各カード参照)が、ストリクスヘイヴン:魔法学院では「C C/E E」、ニューカペナの街角では「C/D D D/E」と分かりやすさ優先で表記されたカードもある。単色混成マナ・シンボルは「2/C」と色が下に表記される。

  • 2色+2色より色数の多い多色の分割カードのパターンは様々な組み合わせが考えられるが、現状では該当カードが存在しないため不明である。

[編集] 俗称

現代では、2色の組み合わせはラヴニカ・ブロックギルド、3色の組み合わせはアラーラの断片ブロック断片/Shardおよびタルキール覇王譚ブロック氏族/Clanの名称を借りて表現される。例えば白青ならばアゾリウス評議会/The Azorius Senateにちなんで「アゾリウス・カラー」、白青黒ならばエスパー/Esperにちなんで「エスパー・カラー」、白黒緑ならばアブザン家/The Abzan Housesにちなんで「アブザン・カラー」と呼ぶ。

この呼び名は時期やコンセプトなどには深くこだわらずに使用される。例えば「ナヤ」と名についていたとしても、それは単に赤緑白という意味に過ぎない。

  • アラーラの断片ブロック期のデッキとは限らないし、ゆえに当然ナヤ所属のカードが採用されているとも、ナヤの特色であるパワー5以上大型クリーチャーを優遇するシステムなどが利用されているとも限らない。
  • デッキ内での色の比重にもこだわらず使用される。「赤緑タッチ」でも「緑白タッチ」でも同じくナヤと称される。ナヤは設定上はが中心色とされているが、俗称として使う場合にはそれも無視し、「赤白タッチ緑」であってもナヤと呼ぶ。
    • ただしそのあたりの紛らわしさやあいまいさを嫌う場合には、赤緑タッチ白ならばナヤではなくグルールタッチ白と呼んで区別されることもある。
  • この呼び名がデッキ名に使用されることもある。「ナヤ・アグロ」「ナヤ・ミッドレンジ」のように、「色の呼称+アーキタイプ」という形で使用されることが多い。

それらの呼び名が定着する以前には、多色カードサイクルにちなんで名付けられることが多かった。大抵その時代を反映したものであり、最初にその色の組み合わせを持ったカードやその時期の最新ブロックを代表するサイクル、実績を上げて注目を受けたカードに由来することが多い。例えば、弧3色の場合、インベイジョン・ブロック期では伝説のドラゴンのサイクルにちなんで呼ばれ、楔3色アポカリプス期にはボルバーにちなんで呼ばれた。

  • 公式記事から一例を取り上げると、Everything Old is New Againには「"Anavolver" wedge(アナボルバー楔)」と「"Dromar" arc(ドロマー弧)」という表記がある。

[編集] 一覧

以下の箇条書きは「色の組み合わせ(略式表記) - 俗称」を示す。

[編集] 2色の組み合わせ

友好色同士2色と対抗色同士2色の組み合わせ方がある。全10種。

友好色

全5種

対抗色

全5種

[編集] 3色の組み合わせ

3色は「(こ)/arc」と「(くさび)/wedge」と呼ばれる組み合わせがある。弧と楔はカラー・ホイール(カラー・パイ)上の位置関係からの命名である。全10種。

弧とは「カラー・ホイール上で隣接する3色」あるいは「1色とその友好色2色」のこと。全5種。

アラーラ/Alara断片/Shardにちなんで呼ばれる。かつてはインベイジョン伝説のドラゴンサイクルにちなんで呼ばれることがあった。

楔とは「友好色2色とそれらに共通する対抗色1色」あるいは「1色とその対抗色2色」のこと。全5種。

タルキール/Tarkir氏族/Clanにちなんで呼ばれる。かつてはアポカリプスボルバーサイクルや、次元の混乱の伝説のドラゴンのサイクルにちなんで呼ばれることがあった。

上記のうちインベイジョンの伝説のドラゴン(弧)およびボルバー(楔)にちなんだ呼び方はデュエル・マスターズでも定着し、マジックにおいてあまり使われなくなって以降も引き続き使用されている。

[編集] 4色の組み合わせ

5色の内1色が欠けた組み合わせ。全5種

4色カードのサイクルにはギルドパクトネフィリムサイクル(過去耕しのネフィリム/Yore-Tiller Nephilimなど)と、統率者2016伝説のクリーチャーのサイクル(エーテリウム造物師、ブレイヤ/Breya, Etherium Shaperなど)があるが、一般に定着している俗称は無い。4色デッキの名前でも4色○○のような呼び方が使われ、具体的な色の組み合わせに言及することはほとんどない。

[編集] 5色の組み合わせ

全1種

  • 白青黒赤緑(WUBRG) - 5色(5-color)、Wooberg(ウーバーグ:略式表記が発祥)

[編集] 参考

  1. 元々楔3色の組み合わせは「CEF」表記だったが、タルキール覇王譚ブロックで例外的に現在の表記が採用され、ドミナリア以降はこの並びに統一されることになった。
単色 - - - -
多色
()
2色 友好色白青 - 青黒 - 黒赤 - 赤緑 - 緑白
対抗色白黒 - 青赤 - 黒緑 - 赤白 - 緑青
3色 弧(こ)白青黒 - 青黒赤 - 黒赤緑 - 赤緑白 - 緑白青
楔(くさび)白黒緑 - 青赤白 - 黒緑青 - 赤白黒 - 緑青赤
4色 白青黒赤 - 青黒赤緑 - 黒赤緑白 - 赤緑白青 - 緑白青黒
5色 白青黒赤緑
アン・ゲーム専用 ピンク - - 目の色
色の関係 色の組み合わせ - 友好色 - 対抗色 - カラーパイ - 色の役割
関連項目 無色 - 有色 - 単色カード - 多色カード - 色指標 - 固有色 - デッキカラー
MOBILE